『まんがタイムきらら』2024年10月号、昨日の続きです。
『スロウスタート』
栄依子の純情! 榎並先生に貸したマフラーが返ってきた。その際に絶賛受けてぜひ自分も同じものが欲しいといわれてしまうのですが、これがですね栄依子に大きな影響およぼして、というのもこのマフラーは栄依子の手編み! 自分のクラフトを褒められると、驚くほどにちょろい栄依子。そのちょろさが、こと榎並先生相手となれば、ここまで見事にでれでれに!?
いやもう、後半のマフラー渡すときのやりとりも、栄依子の純情全開で、見てらんない! というか、なんと罪つくりなのか榎並さん! という他なくてですね、とてつもないよいもの見た思いでした。
それだけにラストのたまての感想がおかしくて、きっちりオチをつけてくれましたね。でもほんと、いつも優位にやりとり運ぶ栄依子がここまでまいっちゃうなんて、これはものすごいことですよ。
『星屑テレパス』
遥乃、自分の進むべき方向をこれと定めたのですね。動画をつくり配信する。ロケット研究同好会の活動を次々動画にまとめては、ネットに公開していく。その意気込みやよし。さらに動画も好評で、ああいいサイクルに入っていますね。
動画について語る遥乃と瞬のくだりも本当によくて、遥乃が楽しんで取り組んでいることがわかる。瞬が遥乃を認めているということもわかる。そして、遥乃が見る同好会の様子。なにを思い、なにを大切にし、ロケットに向きあっているのか。そうした気持ちのベクトルさえも見える気がする。ああ、本当に素敵だと思える場面でした。
そしてロケット同好会はF型よっつのハイパワーエンジンでの打ち上げに挑みます。さあ、この結果やどうなるか。見事に成功してくれればいい。でもここで海果の提案、予備機体についての申し出、これはいかなるものであるのか。次へ次へと興味をそそるものが提示されて、その可能性に心つかまれてしまっています。
『魔女まじょS-WITCH』
冒頭、授業中、教壇そばでおにぎり食べるまな。なんともいえない不思議シチュエーションからスタートした今回。いったいなにごとかと思ったら、存在感を薄れさせる妖精粉を使っての狼藉だったというのですか。
しかし魔法を使ってやりたかったというのが、堂々早弁だったのかい? その後も、こよると一緒に存在感ないふたりで授業受けて、お昼を一緒に食べてと、このなんでもないひとときが楽しそう。なんてこと思っていたら、放課後にふたり一緒に踊るシーン、この躍動感、人をわくわくさせるものあってとてもよかった!
ああ、そうか、まなはこれをやりたかったんだ。こよるを楽しませたかったんだ。そうこよるが思ったのが、まったくの思い違いで、いやでも結果よしじゃありませんか。とはいえ、恥ずかしいこといってしまったこよるが、妖精粉増し振りで消えていくラストがほのぼのおかしくて、いやもうかわいいお話であります。
- 『まんがタイムきらら』第22巻第10号(2024年10月号)
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