『まんがタイムきららフォワード』2024年11月号、昨日の続きです。
『球詠』
今日は抽選の日。会場に集まる各校代表。もちろんそのなかには我らが新越谷の姿もあって、いよいよDシードのくじを引く。ここまできて緊張に押し潰されそうになってる主将。くじ運の悪さに定評のある主将、その緊張をほぐしてくれたのは深谷東方高校の松岡凛音。いずれ必ず当たるからと、ともに勝ち上がっていく意思を確認しあう様子。ああ、試合を通じて心を繋いだんだなと思わせてくれる一シーンでした。
その後の、新越谷に対する悪評も、抑えてくれたのは咲桜の松井遥菜。ここにも縁というもの感じさせてくれて、ああ、今年はどうなると皆の健闘を祈りたくなる思いのしたのでした。
抽選の後も、美園学院の諸積恋美との交流描かれて、焦点を当てていると名指しされるヨミですよ。でも不思議な余裕? 本当、今年の新越谷は彼女らと対戦する、その戦いやいかなるものになろうかと、親しさあって、なお熾烈さ増そうとする、そんな熱い夏を予感させてくれます。
しかしまずは初戦です。神川、上里、長瀞、3校の連合チーム。有利と思われるものの、実際のところはどうなのか。思いもしない展開などあったりするかもしれませんね。
『スローループ』
愛する二葉がひよりにべったり。その状況がたまらなくなってしまった藍子がひよりに勝負を持ちかけた!
そうしたらですよ、ひよりのまあ嬉しそうなこと! 藍子が釣りに興味を持ってくれた! 素直なお嬢さんだー。ルールはエサ釣り、数で勝負するというのですが、ここで恋先生が待ったをかけます。ひよりは一人でやりなさい。
うわー、すごいハンデ戦になった! 虫エサをろくにさわれないひよりさん。はたしてまともに釣りができるのか!? この勝負、わからなくなってきましたよ!
今回のエピソード、これまで釣りをよく知らなかった藍子がその魅力を知る、そんな重要なターニングポイントともいえる回だなあって。実際、ひよりへの対抗心に後押しされた藍子が釣りの面白さに触れていくくだりは読んでいるこちらも引き込むような魅力に溢れていて、初心者の藍子と、面倒を見る恋の関係なんかもすごく素敵で、実に見どころある、そんな描写の連続でした。
そしてこの勝負の決着は藍子の勝利とあいなって、それでひよりはどうかというと、釣りの面白さ知った藍子にすごい共感示すんですね。
で、ここからが面白い。藍子にぐいぐいいくひよりを見てですよ、今度は二葉がやきもち焼いちゃうの!? 藍子の手を引いて先へといっちゃう二葉の愛らしさよ。ほんとひよりさん、釣りとなったら見境なしです!
『魔法使いロゼの佐渡ライフ』
魔力酔の痣が出た紗菜。このままでは命を落としてしまう。この危機的状況において、助けを求めた月渚から重要な情報が送られてきた。
魔力酔を研究した本。それを読み解き、不治の病ともいわれている魔力酔に立ち向かうロゼ。ついにはその原因である波長のズレを治す術式を導き出し、紗菜のために準備を進めていく。ここで、これまでロゼが出会い、立ち寄ってきた場所、経験が役立ってくれるのですね。
かくして無事回復なった紗菜であります。しかし紗菜の快癒に安堵したロゼが、月渚に礼を伝えつつ、さらにもちかけた相談とはいかなるものなのか。紗菜の側にいればまたこんなこともあるかもしれないと、家を出ていくとかいうのでしょうか!?
その心はいまだわからず。次の展開にこそその秘密の明らかになるだろうと思われるラスト。ああ、あまりに悲しいことがありませんように。
- 『まんがタイムきららフォワード』第18巻第11号(2024年11月号)
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