『まんがタイムきらら』2024年10月号、一昨日の続きです。
『ほうかごバスケット』
なんかよくわかんないんですが、いい導入でしたね! さて、今回のトピックはドリブルです。つばさやあかりのようにかっこうよくドリブルしたい。けいの希望を叶えるべく、あかりがドリブルのコツを教えてくれるのですが、この動作を細かく分解し、どこでなにを気にすればいいのか、そうした解説見るだけで面白い。
それは、漫画を通じて理解が深まる、その面白さと、ドリブル練習の過程で見えるけいやるり、あかりのキャラクターというまた違った面白さがからまることでより一層に深まるところがあるからだと思う。けいとるりという対照的な個性が互いを際立たせると同時に、ドリブル理解のための多面的な視点を与えてくれる。実にいいなと思ったのでした。
そしてこのバスケットボールをめぐる描写に加え、生徒会長の謎の行動でしょう? 先生になにをもちかけようというのか。顧問? いずれにしても、この先生、今後も見かけることになりそうですね。
『ほぐして、癒衣さん。』
新人の熊谷さん。嫌いになれないなあ! 自分の仕事に失敗を発見。とたんに挙動不審になって、カバンから取り出したぬいぐるみをもふもふ。その行動を見て、なにかあったと察する夏鈴、といいたいけど、こんだけあからさまだったら夏鈴じゃなくってもわかるよなあ!
不安でいっぱいのクマちゃん。営業さんと夏鈴、クマちゃんの3人で先方に謝罪にいくのですが、よかった! 大きな問題もなく許してもらえました。でも自分で自分を許せないのがクマちゃん。すっかり落ち込んでしまった後輩をはげます夏鈴がですね、いい先輩していたなあって。そしてクマちゃん、友達からもはげましてもらって、ええ、明るくなった熊谷。とてもよかったなあって思わされたのでした。
『妄想アカデミズム』
学校が文化祭でもりあがっているそのころ、未春たちは受験の追い込み時期、ペースを乱さないほうがいいと受験仲間と一緒にこれまで、それからこれからについて話しています。部屋に山ほど貼られた付箋。追い込み時期の勉強方法。そして実感する成長。確かに、未春の話す内容、聞けば聞くほどこの子の成長を実感する。そりゃあ莉子もご褒美あげようと思ったわけですよ。
この時の莉子と未春の距離感。これまでは感じなかったことを感じるようになっている。そこに以前のふたりとはもう完全に違ってしまった気持ち、思いを感じとれて、ふたりは一緒に大きな課題に向きあうことで、それぞれの気持ちを深めてきたんだと思いましたよね。
そしていよいよ受験当日。いきなりカバン忘れそうになってる未春に一抹の不安を感じながらも、これまでやってきたこと、その結果がこれから出ようとしています。ええ、いよいよ集大成ともいえる一日。未春は無事乗り越えられるのか。その結果やいかに。はらはらしながらも、きっと大丈夫、そんな気持ちもあるんですね。
- 『まんがタイムきらら』第22巻第10号(2024年10月号)
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