2024年9月19日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年11月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』と『ぼっち・ざ・ろっく!』。ココアと後藤ひとり、ふたり一緒での登場であります。親指をぐっと立てて目をキラキラさせたココアと、汗をだらだらかきながらハートの半分を作るひとりの噛みあわなさが光るイラスト。でもふたりともに主人公、ふたりともにピンク基調と、マッチしているところもたくさんあります。アニメ化人気作品、その堂々たる存在感。見事、贅沢な表紙であります。

今月は新規ゲストが1本です。

『転生したら、きららの世界だった件。』

ブラック企業勤めの主人公が目を覚ましたら世界は一変していた。おっさんだったはずなのに、美少女になってる! 寝ていた部屋も女子らしい内装に変化していて、それもこれも神様のはからい。過労死した主人公の願いを叶え、きららの世界に転生させたというのです!

とはいうけど、きららの世界というのもよしあしだぞ。『SAN値直葬』な世界に放り込まれたら、明日のお天道様を拝むこともおぼつかない。

さて女の子がたくさんの世界に転生した主人公です。油断するときららの誌面にそぐわないビジュアルが飛び出してくる問題抱えている、元おっさんの綺羅星もえが学校にて友達を作っていく。と、そこまではいいのだけど、これもまた極端なきらら観があったもんだ! きららってそんなにラッキースケベシチュエーションあったっけ!? からの、そんなに胸を揉みあったりとかもしてたっけ!? SAN値ほどではないとはいえ、このきらら世界もまた極端に振り切ったところみたいですよ。

『SAN値直葬!闇バイト』

今回は輝くトラペゾヘドロンから離れて、逝袋でオフ会です。主役はこよ、といいたいが当たり前みたいについてくるあかり。あかりが出てきたら、もう全部がこの子のペース。こよのSNSアカウントを探ったり、オフ会でも自分ばかりがしゃべったりと、もう傍若無人そのものだったりするんですが、そんなあかりもプリンひとつで黙るのか! まったくもって予想外でした。いやね、ひとくちでペロリといくものだとばっかり。

意外だったのはこよもでした。この子、SNSでレスバ繰り広げたりするのですね。でもその行動の根底に陰謀論というか信仰めいたなにかというか、そういうのがあるっぽいのがなかなか! いやもう、輝くトラペゾヘドロンに辿り着いてる時点で、やっぱりこよも相当なものなのでしょうね。

そして話題は流れるようにヒバゴンに。オフ会参加者の絵栗へんりが、最近うわさのヒバゴンを追わんと現地に住み込みで調査をするという。盛り上がるこよとへんり。で、そこまではよかったんだけど、あかりがいうんです、そいつの正体、暗黒ぬいじゃないかって。

かくして今回の話題も無事アメンパイン店長の範疇に着地することとなるのでしょうか! 本当、少なくともなにごともないではすまないでしょう。なにかしらの事件がおこる、あかりとこよが関わる、ってことはただではすまないってことですよ!

『神絵師のおしごと』

神様だって夏は暑い! といいたいけれど、時は六月、まだまだ夏というにははやい時期。ああ、ほんとこのところの夏は尋常ではありません。

そんな暑い夏ですが、ただ気温が高いだけはない。夏のイベント、コミチアに参加するぞともみじが熱く燃えている! 一次創作限定イベント、押し寄せるオタクたちにツバキを知らしめんというのですが、コスプレ禁止なのでシロとソラの格好をなんとかしないといけない。

それでここからファッションショー状態に突入するの、いい展開でした。乗り気のシロ、巻き込まれるソラ。しかしふたりともよく似合う。ソラはアクティブな感じがいいですね。もみじの悪ノリでどんどんコスプレ感が強くなっていくのでありますが、最終的に落ち着くところは、オリジナリティあってけれどぎりぎりコスプレじゃあないという、ツバキおそろいコーデでありました。

しかしこの格好が暑い! と不評。そこでツバキから神の業、薄荷の香りが伝授されるのですが、それ体感的に涼しく感じるだけで実際の熱はなんら下がらないやつじゃん! 一歩間違うと熱中症まっしぐら。神様だからって、あんまり無茶はなさらないでください。

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