2024年7月29日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2024年9月号

 『まんがタイムオリジナル』2024年9月号、先日の続きです。

『お憑かれですね杏子さん』

アンブローズとの別れが近づいているのでしょうか。アンブローズの心残りが杏子の叔母、静音であったとわかり、となれば成仏までのカウントダウンはじまる! と、別れに向けての準備がはじまろうとしているのですね。

アンブローズとの別れは悲しくて残念だけれど、このままふたりの同居が続けば杏子の身に影響がある。この別れは必然、なされねばならぬものなのだと納得しているふたりなのでしょう。むしろ明るく前向きに成仏を捉えています。

そしてここで蔵前登場。アンブローズを知るひとりなんですが、この人、アンブローズの成仏を残念がっちゃって、しかもそこに若き日のアンブローズを紹介しちゃったでしょう。この見事な舞い上がりっぷり! ほんと、見たかったのはこれかもしれない。なんて思ってしまうシーンでした。

アンブローズがここにいたということ、杏子たちの記憶に残るのみかと思ったら、杏子の父の動画に映ってた! いつか寂しく思い出す日がくれば、この動画を見るとよさそうですね。

『沖浪荘202号の漫研部』

居酒屋で羽を伸ばす沖浪荘の3人。元同人作家と漫画家志望と中二病いや妄想家のトークが盛り上がる、と思ったら、むしろ妄想家の実力披露。そのデザイン力の高さが賞賛されたエピソードでした。

しかし本番はここからです。皆がどんな絵を描くか知りたいと久慈川の発案ではじまった絵しりとり。絵はうまくないという霞ヶ浦の産物に久慈川震撼する!

一目でなにが描かれているかわからない! 一口にいえばうまくないってことなのかもだけど、久慈川さん、すごいな、前向きな評価だぞ。奇抜なデザインセンスと評して、正直脱帽。稲敷をおいてけぼりにして、ふたりの絵勝負がはじまろうというのですが、これ、カオスな展開しか予想できないぞ!?

どんな絵が描かれたか気になるものの、見ることはできなさそうですよね。願わくば、その片鱗だけでもおがみたいものです。

『アイドルはお忍びchu♡』

レゼル、新メンバー決まる! 選考の過程で紗鳥を驚かせたのはなんだったのか? その核心は最後の最後まで隠されて、いやもうまさかこの展開がありましたかと思わされる展開。紗鳥にとっては芙蓉の分身と見紛うほどのそっくりさん。しかしてその正体はというと、芙蓉の妹、木槿! ああ、あらたに江戸の時代から令和に忍者がやってきたというのです!

木槿、いかなる経緯を経てレゼルのオーディションに応募するにいたったのか。この時代の知識、そしてアイドルについて、彼女に知らせた誰かがいるのか。謎に謎、謎、謎が積み上がるこの展開は、今後レゼルに、そして一花、芙蓉のふたりにいかなる変化、影響をもたらすのか!?

まさしくこうご期待といわんばかりの状況に、令和の世での姉妹邂逅など、胸踊らされんばかりです。

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