『まんがタイムきらら』2024年8月号、昨日の続きです。
『キミはあくまでも。』
風邪をひいてしまったヴェネル様。それを見舞うエクールカなのですが、どうも風邪がどういうものかをよくわかっていない? 悪魔は体調不良にならないし、そもそも死ぬということがない。だもんで氷嚢がわりにタコを捕まえてくるなど、病床のヴェネルにツッコミ連発させる奇行を繰り広げて、でもちゃんとヴェネルのことを心配はしているんですよね。
ヴェネルに寄り添い、その手を握るエクールカ。陽気に振る舞うエクールカの、けれどその胸の奥に渦巻く思いやいかに。自分よりも先に老い、旅立ってゆくヴェネルの生を思うエクールカの振る舞い、それはヴェネルへの思いやりであるのか。あるいは愛だったのか。
自分には愛である、そう見えてしまったのですね。
そしてエクールカの身におこる不調。これはなんなのか。人に思いを寄せたがゆえか。心配の兆す展開に、エクールカの、そしてヴェネルの今後を思わずにはおられませんでした。
『ほうかごバスケット』
ついに同好会立ち上げにいたりました。体育館も使えるようになる。部室ももらえるといいことづくめなのですが、やるべきこと? 守らなければならない決まりもたくさんある? いや、それはいいんです。それより会の発足、それがめでたいではありませんか。
体育館の使用は明日から。今日はもらった部室を開けてみて、その散らかり具合に驚き。そして掃除とあいなりました。
今回はバスケをするにはいたらなかったのですけれど、掃除の過程で見える各人の個性。あかりがことのほかまじめで、るりはがんばりやだけどちょっとお調子者? こうしてそれぞれの顔が見えてくるとより魅力が増しますよね。あの、セーター着る時にお団子がひっかかってるるりとか、かなりくるものがありました。
続く見どころは、屋内バスケ初体験とバッシュ買い物。これは2回にわけられますかね。どちらもまた楽しそうですね。
『魔女まじょS-WITCH』
夜、公園にて落ちあったまなとこよる。これからのことを話す予定だったけど、急遽町魔女の仕事がはいってしまった。かくして、まなはこよるに同行し、町魔女の仕事を見学することに。
現地へと向かう途中のふたりの会話。日常のこよるをまなが守るという約束、それを断わろうとするこよるの頑なさがここでこれだけ描かれたからこそ、町魔女の仕事を知り、この町の秘密を知り、そしてこよるを守る町魔女になるといったまなの言葉とそれをついに受け入れたこよるの横顔、それが際立ったと思うのですね。
町魔女の活躍というのも、予想以上に重要そう。いえね、普通に町の人の困りごとを解決するとかだと思っていたんです。ところが、そんなどころではなかった。町のちょっとした山に沸く溶岩を鎮める! 魔女でないと、魔法でないと対処できない、町の不思議を追うことになるこよるとまな。ああ、これこそが町魔女としての仕事なのであるのですね。
- 『まんがタイムきらら』第22巻第8号(2024年8月号)
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