2022年9月30日金曜日

『まんがホーム』2022年11月号

 『まんがホーム』2022年11月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』。運動会でしょうか、リレーのバトンを受け取ろうとしているらいかがメインです。『孔明のヨメ。』孔明、月英のふたりは二人三脚を、『ヲトメは義母に恋してる』鈴と寿々は応援合戦? チアガール鈴に応援団寿々の組み合わせが可愛いです。『あやかしの嫁にほだされてます』柳仙は蕙芳と卓球で対戦。この勝負、どうも蕙芳に分があるみたいですね。

『孔明のヨメ。』

周瑜からの依頼を受けて女装した月英! いやもう愛らしい、と思ったら孔明さんも同じこと思っていらっしゃった! ここでの孔明の心配ごと。男性のふりして孔明に同行している月英だけど、月英を男と思いながらも女装した姿に惑う男も出てきてしまうのでは!?

いやもうピンチですね。いらぬ心配事が増えてしまいましたね!

さて、曹操軍の様子を探るため宴の船に偽装し偵察を行うという危険な任務。敵の中に入り込むという度胸もさることながら、まんまと偵察しきって逃げ果せるというその強かさ、さすがのものがありました。

この偵察行において、まさか曹操軍にて見回りをしていた徐庶に孔明の乗り込んでいることがバレるとは! まさかの展開でした。徐庶はさすがにすぐさまバラしはしなかったものの、その船の不自然さから徐庶以外にも不審を買って荀攸に報告を上げられ、結果追われることになろうとは。さすがに曹操軍、甘くはないのだなあと思わされました。

そして今回、突然に吹いた強風。吹く直前に察知している孔明はいったいなにを感じ取ったのか、その謎は明かされていないのですが、ああ、これは今後の展開に大きく関わる要素になってきますね。妖術でも祈祷でもなく、自然現象としての風をここにこうして折り込んできた。あとはこの風をいかに利用するか、その策の組み上がりに期待です。

『天国のススメ!』

霊現象における太一の頼もしさ。それは草間の祖父にまで知れ渡っておったというのですか。

萩先生のところに現れた謎のカボチャ妖怪。カボチャに足、そして目がつくという怪異に加え、口にするのはタイチ、タイチという謎の名前! って、太一だよ! でもまさかこれが、カボチャが太一に引きあわせてくれるよう頼んでるだなんて思わないじゃん! というか、自分の孫直通じゃなく、太一を経由する方が生存率、成功率があがると判断しているわけでしょう? どれだけ太一の信頼は厚いのだろう。

この信頼がために、太一はいつだっておかしなことに巻き込まれちゃうわけですね。

今回は、萩先生が選ばれたことで、目論見どおり無事太一に辿り着けたの、本当によかったですよ。しかしその過程が大問題で、萩先生大パニックから、太一の母ちゃんもパニック。そのカボチャが太一なんじゃないかって、あの子ならありえるって、いや普通はないよね!? 太一ってどんだけ普通じゃない人生を送ってるの!?

無事太一のもとに辿り着いてからの、すらすら解決に向かうところ。これは太一がくぐってきた経験のたまものだなあ。こういう時はどうすればいいかというノウハウが身についていて、ああ、本当に頼もしい。けれどその頼もしさゆえに、こうした不思議事案をまたも引き込んでしまうことになるのが太一なんでしょうけど、ほんとそれでもしっかり期待に応えてくれるのですから、もうこうなるのもしかたがないって感じしますよね。

『座敷童子あんこ』

あんこと幸太がクマに遭遇。幸太よりもリュックの中身、食料が大事というあんこの通常運転っぷり。妖怪だけにクマを怖れないのかな? と思ったら、実際クマより強いんか! いや、なんかそういう気はしてた。あんこならなんとでもしてくれるという、妙な信頼感がある、というかクマ逃げて! って感じの方が強いですよね。

でも今回のクマ、実際に気の毒な結果に終わって、チョップ一発かよ! あの絵面見て笑わないのはちょっと無理でした。

あんこがクマに見せた対抗心。強さで張り合い、かわいさでも張り合う。本当、あんこのアイデンティティはどこにあるんでしょう! 強さで最強、かわいさでも最強を目指してるのでしょうか。いや、目指す以前にそうであると考えてそうですよね。

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