『まんがホーム』2022年10月号、昨日の続きです。
『スナックあけみでしかられて』
台風が接近。かくしてスナックあけみもお休み、というのですが、こういうエピソードをもう数日もしたら台風がくる! って状況で読んでいるのもなかなか不思議というか他人事でないというか、妙な切実感あってひやひやしますよね。だって、今沖縄近くにあるという台風11号、相当強いっていうじゃないですか。4日時点の予報だとどうも関西にはこないみたいですが、ホームの発売日、2日くらいだともしかしたら関西にもくるかも! なんていわれてて、そんな時に台風の話題。
うん、会社が吹き飛ぶのはかまわないけど、家が吹き飛ぶのはちと困るよね……。
不安がちょっとしみじみと込み上げたりしたのです。
ほら、何年か前に巨大台風が関西を襲って、ものすごい暴風にやばさ感じたり、また電柱があちこちでバキバキに折れて広範囲で長期停電したりしたことがあって、それからもう台風の季節は気がめいってしゃあないのです。
けれど災害に不安はあれど、台風を話題にこうして明るく話している様子など見ると少しはほっとできますよね。このお店に集まる人たちも、台風だけじゃなくいろんなことに心動くことがあっても、あけみさんのこの人柄に触れてほっとできる、そんな気持ちもあったりするのかもですね。
みたいなこと思った今回。それでも台風の日は慌ただしかったり不安もあったり。そんな非日常にあって、日常の大切さをかみしめるイベント。それが台風なのかも知れません。
『歌詠みもみじ』
最近のコードのないBTイヤホン、耳につけてるのわからないっていうのもなるほどだけど、そうか、電池切れるとそんなことになるのか! 電車内でゲームタイトル爆音再生! みたいな事故、しばしば聞きますよね。今回のもみじもいうならばそんな感じ。でもそんなにヤバい動画見てたわけじゃないから、よかった、命拾いしましたね。
今回は日常のできごと、いろいろ扱ってみましたといった風情。置き配を待つ父娘の姿。直接受け取ればいいじゃないかっていわれてますけど、今、リアルの世界じゃ感染症のリスクがあるから、配達する側も受け取る側も、こうして直接の対面を避けるのがベスト、だったりするのかもですよね。とか思っていたら、感染症に関わらず置き配の方がよかったケースなんての描かれて、そうか、確かに今どきは副業とかしてる人もいるといいますね。
ええ、思いもしないところで出会って気まずい。でもこれ、事前に情報なければ避けようがないですよね。ママさん、次にパート先で上司さんにあうの、その時もまた気まずそうです。
『うちの秘書さま』
なんと夏の終わりにプールですよ。七瀬にプールにいこうとごねるはじめ。同行するのは七瀬に田中さん、とくればやっぱり山田もはずせない。で、このふたりが水着の七瀬、田中さんを迎えたときのあの行動!
まさかの土下座!
いや、ほんと、極まってるよね、ふたりとも。
今回のプールイベント。はじめは宿題させられてプールどころではなかったわけですが、はじめにいろいろ教えてくれているお姉さん方!? で、その様子遠巻きに見て複雑な七瀬の心境。これは恋の自覚ですか!? と思いきや、全然そんなことなかったという。というか、七瀬は自分が父親ポジションでいいんですか?
通報受けた山田の安定感、これもよかったのですが、ウォータースライダーに興じる田中に一緒に滑るのを拒否されながらも、繰り返し行列に並ぶ彼女をただただ見守るという一途さ、あるいは偏執的衝動! ほんと、山田、すごいキャラに育ったものです。でもってはじめが七瀬と一緒にウォータースライダー!? という夏とっておきのイベントを全力で阻む山田!
いやほんと、あの無表情のはじめよ。めちゃくちゃ面白いよ。いやもう、これ、山田の介入がなかったらはじめと七瀬の密着イベント発生していたんでしょうか。七瀬からしたらはじめは弟みたいな感覚でしょうし、あるいは発生していたのかも知れませんね。山田、渾身のインターセプトでした。
- 『まんがホーム』第36巻第10号(2022年10月号)
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