『まんがタイムきららキャラット』2022年10月号、昨日の続きです。
『死神ドットコム』
夏の暑さにやられているのか、あるいはもとからこんなものなのか。炎天下、熱に浮かされたタマが釣りに興じようという。いや、それ当座の食事のあてなの? 汗だくで川釣りしようというのだけど、道具もない。適当な枝にメルメルの髪の毛結びつけて、ザリガニでも釣ろうか……。
いや、ほんと、いろいろあかんすぎる。
今回は、あの嗜虐の大家、春風も暑さで弱ってしまって、いじめる元気もない。それどころかスイカまで恵んでくれる。ほんと、こんなに親切な春風とかものすごくめずらしいんじゃないでしょうか。熱中症で弱ってるメルメルに、スイカを与えるタマ。無心にスイカを食べるメルメルはちょっと可愛いと思ってしまいました。いや、この漫画、基本みんな可愛いんですよね。それ以上に奇行が目立つだけで。
スイカのおかげか回復したメルメル。よかった、と思ったら、春風も一緒に回復していて、そこからの攻勢が酷い! いやもう、春風、いろいろ困った人。でも、スイカ大好きで皮がぺらぺらになるまで食べたの指摘された時のうろたえた様子。この時ばかりはちょっと可愛かったなって思ってしまいました。
ええ、この漫画、基本みんな可愛いんですよね。奇行が目立つだけで。
『ニチアサ以外はやってます!』
巨大セットを組んでいる特撮研の面々。強遠近のセットといってましたが、手前こそは人のサイズだけど奥にいけばもうまんまジオラマ。ちんまい木を必要分作ったり、それを塩梅よく配置したりと、細かな手作業、調整が必要になる大変な作業なんですね。
しかしこの作業を通して部員の結束が強まっていく。一緒に作業している3人。そして遠くその進捗を知らされたあかねも同様で、自分の不調に陥ることとなった原因であるたすくとの決着をつけよう。彼女を呼び出して、彼女とのこじれた関係を修復すべく働きかけ、そしてたすくの求めに応じ、バスケでの対決を申し出る。
思えばこのところ続いている展開。少し重めで、人との関係に苦しむ。そしてその先に対決が待っているというのは、まさしくニチアサ、とりわけ仮面ライダーによく描かれるタイプのドラマをここにこうして描いてみせようということなのかも知れませんね。
そしてこの対決の先には、対立していたたすくとの和解、そしてかなうならば仲間としてともに並び立つことのできる未来があってくれればいい。そんな思いで読んでいます。
- 『まんがタイムきららキャラット』第18巻第10号(2022年10月号)
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