2022年6月5日日曜日

『まんがタウン』2022年7月号

 『まんがタウン』2022年7月号、一昨日の続きです。

『あの世で猫になる』

作者の本領発揮ですよ、これ!

新たに入居してきた吉井さん。大型犬のシロを飼ってる、というのですが、悪徳大家に騙されて、大型犬ならぬマッチョ男性の霊を捕まされた被害者。でも本人は犬との生活がかなって嬉しそう。ただね、ビジュアルがすごい。いぬ耳つけたマッチョ男性が、ムチムチにハーネスつけてるっていうんですから、もうたまりませんよね。

この案件、タマの時もそうだったわけですが、騙された入居者さんもそうなら、騙しの片棒担がされた上に動物扱いで縛りつけられている霊の皆さんも結構な被害者感出てますよね。とはいえ、タマは朝倉さんとの生活、気にいって毎日が楽しそうだし、だからきっとシロも吉井さんとの暮らしに満足する日がくるのでしょう。

いやしかし、ビジュアルがすごい。たまらん。

朝倉さんのタマとの外出でも、バッグに入れるとうっすら生首が生えた見た目になっちゃうの! いやもうすごい。でもって抱き抱えも非常に具合が悪い。というので、タマにもハーネスですよ! いやもうこれも攻めたビジュアルで、しかも悪いことに霊が見える霊媒師三原と遭遇。恥ずかしい姿を克明に見られてしまうという恥ずかしさ!

でもね、タマの拘束よりもシロですよ。シロとタマ、ふたり揃ってハーネス。三原一門に見られて、いやもう、このシチェーション。共感性羞恥も働けばより一層に面白い。ええ、ノってますよ、アガりますよね。

今回、ちょっとタマの生前に関わるなにかが匂わされて、今後の展開に影響するのかしないのか。気になりつつも、やっぱりムチムチのシロがたまらない。今後の活躍に大期待です。

『食欲しか勝たん!』

今回はもつ鍋! とはいっても、イマジナリーもつ鍋じゃなくて、リアルもつ鍋が目の前に用意されているという、ああ、新パターンですよ。運営さんやメンバー皆との打ち上げ。メインの料理がもつ鍋だっていうんですね。

でもここで遠慮しちゃうのがこころんなのか。無我夢中で食べるところを人には見せられない。そう思って我慢してるんだけど、みかみーがもつ鍋にうっとり、恍惚としてそのおいしさを口にしはじめたかと思ったら、そこに加えてたんなるも。これまで見たことのないようなふたりの様子に驚いていたこころんが、勧められるままにもつ鍋を口にしたら、もう後は流れるように食の快楽の真っ只中でありますよ。

しかし、もつ鍋でトリップしてるこころんにしても、アルバムランキング1位の知らせには我に返っちゃうんですね! ほんと、これまでの頑張りが報われた瞬間。いやもうよかった、といいたいけど、こころんはあっちこっちで食べ物に心とらわれてきたことを反省してたりして、この温度差。と思ったら、速攻でまたもつ鍋の、雑炊の快楽に落ちていくのね! ほんと、このへん、こころん、もう割り切っちゃった方がいいのでは!? と思うけど、そうはできないのがこの子の真面目なところなんでしょうね。

『猫またはごはんを。』

先月、うっかり人の前で言葉をしゃべってしまったフクですよ。ネコマタの秘密がバレてしまった! さあ、どうなる? どうする!? と思っていたら、獣医の先生がフクを保護して連れ帰ってきてくれましたよ。しかもネコマタであること、気づかぬふりまでしてくれて……。

と思ったら、フクが状況掴めないままに人の言葉しゃべりまくってるの、あー、いくら年を経て知恵もつけて、飼い主よりも一部しっかりしてるとはいえ、猫は猫なのかい!? ネコマタであること、不問にしようとしてくれているふたりの努力をふいにするかのように、泣き言いい続けるフクが、可愛いといっていいのか、こっけいといっていいのか。ほんと、笑わずにはおられませんでした。

しかし、図らずもネコマタの秘密を知る仲間ができたの、しかもそれが獣医先生であったこと、心強いですね。サチにとっては知られたのが安心できる人でよかった。獣医先生にとっては、気になる人と秘密を共有できて嬉しい。

この誰もがしあわせになれそうな状況。まあ、結果オーライなんですけど、フクだけに福を招いてくれたかのようでありますね。

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