2022年6月20日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2022年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2022年8月号、昨日の続きです。

『白魔導士はゾンビの夢を見るか?』

今回はちょっと箸休め的な回ですね。自転車を手に入れたアヤ。自転車のうしろにリルーを乗せて大学へと向かうのですが、途中温泉を見つけてすごい勢いで吸い込まれていく。そうかアヤよ、そんなに温泉が好きになったのか。と思ったら、なんか違う思惑がありそうで……。

今回は、温泉でふたりがリフレッシュするとともに、アヤのバックグラウンド、母が目的地である大学に属していたということも語られて、そうでした、このゾンビパンデミック終結の鍵を握っていそうなこと、かつて回想でいわれていましたよね。そしてアヤ自身にもなにか謎が!? 腰にある三日月っぽいかたちをしたアザ。生まれつきというのですが、これ、なにか意味深! このゾンビパンデミックに対する決め手となりうる秘密があるのか、あるいはレサナで快楽を得る、その理由がここにあるのかどうなのか!?

わからん、わからんのだけど、今回のエピソード。ほのぼのとしたコミュニケーションと、そして世界の謎に迫る情報開示? でもって気になるのが、数日前までこの施設に暮らしていた子供が残した絵日記の記述。なぜこの家族はいなくなったのか。そしてこの子、マイちゃんが最後に書き残したかいじゅうとは……!?

次のイベント、事件を予感させる、そんな情報がおそろしい。ええ、ただ一息ついておしまい、って感じじゃないですよね、これ!

『ななどなどなど』

茶々さん、お姉ちゃんのこと大好きだ!

会いたいと熱烈ラブコールを送り続けてくる茶々。あまりの熱意に小町ちゃんったら顔を青くしていますが、まあまあ、そんなに嫌ってさしあげないで。かくして今回は、大晦日の帰省ですってよ、小町ちゃん! お姉様を迎える茶々の満面の笑顔がまぶしい!

いや、マジで、茶々、めちゃくちゃ可愛い子だと思います。

今回の気になったポイント。小町のそばにいる7D-Oななど、茶々が使役している8D-O坂東、このふたりの前身となるプロトタイプがいるっぽいことを茶々がいってるんですよ。これ、まさか今後登場してきたりしない? いや、なんかちょっと気になりましたもので。

そしてより高性能な8D-Oに嫉妬するななど。ちょっとヤンデレっぽい言動見せるようになってきましたね。そんだけ小町ちゃんのこと好きなんですね。いいですよ、ななどさん。

姉を迎えるために特別に用意した庶民的年越しルームにて、こたつにあたりながら歓談する姉妹。茶々が憑き物おちたように穏やかな表情見せるのが印象的でした。文化祭でのこと、よっぽど茶々には効果あったんだな。安らぎを得た茶々。そして小町も妹の気持ちを受けとめて、その時の会話、ばあやさんを気絶させるほどの威力だったというのですが、ええ、ええ、わかります、わかりますよ、ばあやさん。今回のふたりの仲良く会話をかわす様子見れば、私も内心穏やかではおられません。

しかし今回は、小町、茶々のふたりがすごく打ち解けて美しい。反面、坂東への対抗心を隠さないななど! ほんと、この彼女らの交流の様子、実に面白かった。いや、ななどと坂東、仲が悪いってわけでもないっぽいんですけどね。

『今日の授業は恋愛です!』

前回、さがりの妹あゆむに翻弄されたりっかたち。妹だから一安心、とはいかなくて、今後自分たちの知らないところでさがりを狙うライバルが出てこないとも限らない。その可能性に焦り、そして奮起しているというのですね。きたる合宿にて、さがりとの時間を確保し、さらに先へと進みたい。

この子たち、5人カップルという特異な関係で、さがりをめぐる4人は仲間でありながらもライバル。出し抜こうというわけでもないのでしょうけど、自分の恋の成就を切望し、前へ進みたいと焦れるその様子。でもそんな中、しらべひとりが冷めている。気もそぞろで、果たしてどうしたというのでしょうか。

さがりも知るところとなった、しらべの転科の意思。なぜなのか。その理由を確かめようとするも、しらべの真意、それを理解するにはまだ遠く、かつて自分に似ていたと思っていたさがりの変わりゆく様を見て、置いていかれたことを察し、その気持ちのギャップに苦しんでいた? あるいは、恋愛なんてくそくらえ、そう思うにいたる根本の原因、それがずっとしらべの心のしこりとなっていた?

しらべの悩みにこれまで気づけなかったことを悔やむさがりと、そんな彼女を煽りながらも元気づけてくれたひな。そして名雪もさがりの背を押してくれて、ああいろいろあったけれど、本気で関わり、ぶつかっていったさがりの頑張り、それが今の信頼の基盤になっているんだなあ。

こうして親身になってくれる人がいるということ。これはさがりの財産なのだと思いました。さがりが正面から向きあってくれることを知っているからこその名雪の言葉。いざという時にさがりが差し延べてくれる気持ち、その心強さを知ってくれている人が大丈夫と保証する、この安堵感たるやどれほどのものでありましょうか。しらべのもとへと向かったさがり、彼女のこれから直面すること、そしてその先にしらべのしあわせのあることを望むばかりです。

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