『まんがタイムきららキャラット』2022年7月号、先日の続きです。
『死神ドットコム』
メルメル、なんか周囲にいろいろ問題ありな人たちが集まる呪いでもかかってるんでしょうか。といっても、チルは姉、呪い関係なく幼ない頃から切っても切れぬ縁がある。そんな姉がメルをすがってやってきた。ほんと、いろいろ問題ありの姉。でも、メルのこと大好きなところ、ちょっといいなと思ってます。いや、疲れて休みたいメルからしたら、人の都合とかおかまいなしにやってくる姉はさぞや面倒臭いでしょうけどね。
メルに好かれたくて必死なチル。正論で妹にやりこめられるチル。変身でメルの心を虜にするも、ディテールの甘さで失敗。なんとか挽回したいとタマに挑戦するものの、ツノ折られちゃったよ!
いろいろと台無しなお姉ちゃん。でもなんだかんだでメルもチルのこと好きだっていうの、大変よかったと思いました。いや、メルにとっては恥ずかしい失敗だったのかも知れませんけど、いや、でもいいよメルさん、メルさんの可愛いポイント爆上がりよ?
しかし、今回はみんな可愛い回でした。メルはわりと酷い目にあってましたけど、それも含めてチャーミング、いい姉妹関係でありましたよ。
『トゥーBEE オア ノット トゥーBEE』
農業部での活動を頑張ってる花子。今回は校外部活動でいちご狩りにやってきました。
花子、もうすっかり虫は大丈夫になったのかな? と思ったら、あらら、テントウムシが怖いのね。なかなか苦手というのは改善しないものですよね。
くまちゃんといちごを食べさせあってる四コマ、ひとかけらの罪もない感じ! 素晴しい。柳先輩はというと、甘いいちごを選って食べている。さらに質だけでなく量も重視してるの。いちごの食べ方ひとつとっても、皆それぞれの違いが見えるの、大変よかったです。
そして部長はというと、やっぱり蜂が目当てなんですね。農園が受粉のために飼ってるセイヨウミツバチ。みかんの花から集めた蜜、みかん蜜を提供してくれる蜂たちですよ。この単一の品種の蜂蜜、花の個性が際立ってくるというの、ああ、こういうの知ると味見したくなっちゃいますね!
帰り道花子もいっていたように、新しいできごと、それを私も体験させてもらったように感じます。知ること、経験すること、それこそが楽しみであると伝わってきて、大変魅力的なエピソードになっていました。
『ササエルの中には誰もいない』
ササエルいやさその中身、小依が出会った不審人物。看板の影に隠れるその正体は、なんとクジベェくんの中身!
小依のこと、つけてたのかな? と思ったら、そうじゃないのか。ただ買い物で町に出ようとしていただけ。でも内気が災いして、看板の裏で動けなくなっていた。って、この人大丈夫かな。普通の生活もままならんのじゃないかな。
このお姉さん、トコ子がクジベェくんの中身と知っている小依。でもトコ子はササエルの中身とわかってなかったのか! ところが、見知らぬはずの小依をササエルと気づくあの瞬間。めちゃくちゃ面白いな、凄むポーズが一緒なんだ。しかも気づいて即逃げる。いいぞ、トコ子。危機管理できてる! でも小依に追いつかれて脅されて、いやいや、ササエル、ガチで悪者みたいなムーブよ? ほんと、もうちょっと穏便にいきましょうよ、小依さん。主役よ、あなた。可愛いヒロインで、可愛いマスコットなのよ?
さて、トコ子のこと助けてくれるんですね、小依。とりあえず目的地のだんご屋、小手屋にいくんですが、茅と千鈴がいよる!
危険人物揃っちゃったな。逃げようとする小依がさっそく捕われてセクハラされる。さらにトコ子も茅のかわいがりを受けて、いやでもこの手握りからの頬ずり、トコ子はなんか喜んでるからオッケーですね。
しかし今回、細かいところも面白かった。ササエルとクジベェくん人形で遊んでる茅、いやもうめちゃヤバくない? 茅にはそんな風にササエルが見えてるの? というか、鬼畜の所業よ? いや、まあ、大きくは違ってないのかも知れん……。
おつかいを頑張ろうとするトコ子と、彼女を見守ろうとする小依たち。さらにはトコ子の上司、涌谷まで加わって、いやもう、最初から見てるっていうんなら同行してあげようよ。と思ったら、涌谷は涌谷でトコ子に対し屈折した感情を抱えてるな!
いやほんと、一筋縄でいかない人たちばっかりだよ! でもそれが楽しい。というか、トコ子はじめあちこちに当たりの強い小依。その小依がまるで敵わない茅に涌谷。なんかジャンケンみたいな人間関係です。
- 『まんがタイムきららキャラット』第18巻第7号(2022年7月号)
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