2022年6月25日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2022年8月号

 『まんがタイムきららフォワード』2022年8月号、昨日の続きです。

『アネモネは熱を帯びる』

凪紗と茉白、ふたりがつきあってることを宇田に話すことになりました。偶然見られてしまったことをきっかけとして、けれどできれば宇田には話したいと思っていた。そうした茉白の気持ちが切実で、秘密にしたくない思いとか、でもどこか怖いと思ってしまうところとか、そうした気持ちの複雑にいりまじる様、ああ葛藤があったんですね。

でも、こうして知ってもらえて、宇田にも受け入れてもらえて、理解者が増えましたね。この、わかってもらえたということ、どれほどに心強いことだろう。そしてこの3人の関係も、またより深まっていきそうに感じます。

さて、まだ好きということがよくわらないという宇田だけど、その胸中にあるイメージ。無自覚な恋。ああ、凪紗と茉白から宇田にバトンが渡ったのでしょうか。よりその親密さを深めていく凪紗と茉白に、ほのかな恋心を育てていく宇田。多彩な恋の色づきが華やいでカラフルです。

『ちょっといっぱい!』

もみじ、すずめ亭の復興待ったなしの状況に追い込まれていませんか!?

もみじへの協力を申し出た凪。今はまだ、すずめ亭復興を具体的に考えられないもみじにとっては、その言葉は励ましのそれでしかないのか。こうしているうちに、すずめ亭売却の話も進んでいってしまったりしないのか。

そう思っていたところに、この展開! 久しぶりのこはる屋、酔っぱらってクダを巻いている花園。もう困った酔っ払いだなあ! 仕事で結果が出せない! 落ち込んでたかと思ったら、自分へのお土産がないとかもみじへの言い掛かりからのオギャー!? ダメさが進化してる! もう結構な迷惑客な気もするけど、なんだろう、なぜか受け入れられてる不思議客だよ、これ!

でも、花園からの情報がこの雰囲気を一変させた。店長が嬉しかったといったもみじの送ったすずめ亭の写真。それをひととおり見た花園が、俵屋グループが出店交渉をしている場所だと話してくれて、つまりこのままだとすずめ亭は雷神亭になってしまう。

この急展開。さながらもみじに決断を迫るかのよう。このまますずめ亭がなくなることを受け入れるのか、あるいは大切な場所を守るべく動くのか。もう待ったなしの状況にもみじも余裕を失いつつあり、その様子、心配でなりません。

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