今日取り上げるのは危険なゲーム。『スターラスター』をがっつり遊ぶつもりでいたというのに、ふと試しにと遊んでみた『バベルの塔』、これがまあヤバいのなんのって。シンプルなパズルゲーム。鉤括弧状のブロックを積み上げて出口への道を作っていくアクションパズルゲーム。子供の頃、一度だけ実機で遊んだことがあったのだけど、友達と一緒に遊ぼうという時に一人プレイのパズルゲームはまあ選択されませんよね。なので、ちょこっと動いてる画面を見ただけ、ちょっと触って、ルールいまいちよくわからんまま終わった、そんな記憶があります。
まあ、ルールがわからんのは説明書がなかったからやな! いやほんと、昔ってそんなのばっかよ? だって友達ん家にゲーム持ってく時にパッケージやら説明書やら一通りセットにして持っていくってこと、まずありませんからね? カートリッジ剥き出しで持ち運ぶのが普通。そんなだから、自宅に置かれてるゲームソフトも説明書とカートリッジはバラバラで、たいてい説明書は行方不明。そもそも箱は処分されててないみたいなのも当たり前でした。
そんなわけで、自分のソフトでもないかぎり説明書は見たくても見られない。今のようにリソースが潤沢な時代でもありませんから、チュートリアルどころか操作説明がないのも普通。わからんまま遊んで、わからんまま慣れていく、そんな時代だったんですね。
バベルの塔はルールはそんなに難しくありません。鉤括弧状のブロックは、段になってる方は登れる、壁になってる方は登れない。ブロックはひとつなら持ち上げて運べる。段側と壁側は角で繋がるので、長い階段を作ることも可能。これを基本として、持ち上げて置く、飛び降りてブロックを連結させる、繋がってるブロックを引き抜いて落とす、などなど、様々に派生するテクニックを活用してステージをクリアしていくんですね。
ステージクリアは完全に理詰めです。ブロックを持ち上げられる回数はステージごとに決まっていて、回復アイテムが出ることもあるけど、基本設定数以下でクリアできるようになってなってるはず。効率よくブロックを動かしてとにかくルートを作り出すのですが、最小手でスパッとクリアできると、これがもう気持ちいい。それこそなかなかクリアできなくて、考えて考えて、いろいろ試して、ようやく突破できた時の嬉しさといったら!
で、次の面はどんな感じなのかなー、ってちらっとでも見ちゃうと、もうクリア方法考えるので頭の中がいっぱいになってしまう。気づいたらものすごい時間がたってしまっていて、ヤベえ! やめるにやめられないよこのゲーム! きりのいいところまで、と思っても、そもそもこのゲームにきりのいいところなんてあるのかい!?
かくして、5ステージクリアしたらやめようとか、強い意思でもって決めておかないといけない。というか、5ステージ目標にしても、3ステージ目でめちゃくちゃてこずって、そこだけで数十分、あるいはそれ以上! なんてこともあるから、もうほんと全然思うようにいかんのですよ。
でも、その思うようにいかないところが面白いのだと思う。思いようにいかないところを、なんとかいろいろ試して考えてクリアするのが楽しいのだと思う。ほんと、これ、全ステージ終えるまで収まるところはなさそうです。
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