2022年6月19日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2022年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2022年8月号、昨日の続きです。

『リリカお嬢様に振り回される!』

お嬢様、永野に誘われてお祭りにゆかれたのですか。ずっと知らずにいたお祭り。初の縁日、初の屋台のお菓子。それがずいぶんとお気に召されたようで、いやその美味しさは雰囲気マジックってやつだよ、と思ったら、永野も同じようなこといってました。

永野が誘ったおかげで、お嬢様の視野、世界が広がっていくのはよかったなあ。とか思っていたら、ここで型抜きに出会ってしまって、これほんとに予想外。あれ、苦手なんですよ。途中で、いーっ! ってならない? でもお嬢様はならないんですね。コツコツと削り続けて、コマみたいな難しそうなの、もう少しでクリアってところまでいったの、いやほんと、思いもしないところに相性というか才能ってやつはあるもんなんですなあ。

しかし今回、永野、そのくしゃみはあかんのでは!? お嬢様のお怒り、今回はさすがに正当性を感じてしまいましたよ。

でも今回、本当によかった。リリカお嬢様が永野以外と交流する機会を持てたこと。見知らぬ大人に子供、大勢と一緒に型抜き取り組んで、生き生きと楽しめたこと。本当によかった。まあ、最後はちょっと永野に負けた気分になって、理不尽お怒りエンドになっちゃったわけですけど、こういう経験がお嬢様にとってプラスになっていくといいなあ。ほんとのほんと、お嬢様の成功体験になってくれるといいと思いました。

『ぬるめた』

思いがけない恋ばな!? 図書室で展開する、いつもとはちょっと違う面々でのコミュニケーション。さすがに人造人間とかいないから、話題も普通の範疇に収まるんですけど、しかしさきなのことが好きなれお、この子の心情その動きが面白いのなんのって。

さきなへの憧れ、これは以前にも語られてましたよね。で、こうして直に対話してみると、思っていたより汚い言葉使う! 理想像にヒビが入ってるじゃん! ショックやったんやね。さらに知らされるさきなとかがりの関係、幼なじみということに嫉妬してみたり、でもって気になるちあきとの関係に興味かきたてられたりと、ほんと忙しいの。かがりが幼なじみということに嫉妬してたのが、ちあきも幼なじみというのにはちょっと安心してるっぽいところとかね、前提変われば同じ関係性でも違ったように感じられるってやつみたい。

ほんと、れおの右往左往する感情、それがおかし楽しい回でした。

でも、さきなとちあきの関係、ただの幼なじみ、姉妹っぽいなにかっていうには距離感のおかしさありそうな気もするんですが、いや、本人としては本当にそんな感じ、姉妹っぽいけど姉妹じゃないみたいな淡い関係性に落ち着いているのかも知れませんね。

『瑠東さんには敵いません!』

瑠東に髪いじられてる和村ちゃん。文美を待ってるから瑠東の遊びを耐えねばならないのか。瑠東は瑠東で高永先輩を待ってる。このふたりして待ってる相手がいるという状況。で、その待たせている人がちょっとおかしな行動しちゃうから、いつまで待ってもこの待ち状態が解消しないっていうんですね。

というか、文美ですよ、文美。瑠東が絡むと、ほんとおかしくなるな。瑠東を訪ねてきた高永から見ても変な人なのか。高永が瑠東を訪ねてきたと知ると、おかしさはさらに加速して、その不思議テンションでもって勝手にファン認定するわ、ドラマチック認定するわと、もう大変。マイペースな高永がまるで文美のペースに抗えない。このあまりの取りあわせ! ちょっと気の毒というか、ああ、ついには逃げ出したよ! もう、この状況、見るだにおかしかった。高永先輩、ちょっと文美のこと避けてるし、というか、極力やり取り発生しないようにしてるよね!

基本、人の話を聞かない文美。その破壊力。それにすっかりアテられた高永。心配してくれた和村のこと、まさしく望んでいた救いだった!? ひしっと抱きしめて、和村のファンです! この思いもしない展開、まさかの感情の発露に驚かされたと思ったら、それ見て顔色失っている瑠東よ! ほんと、文美の行動があっちにもこっちにも波及して、気持ちを揺さ振りまくってるの、どんな影響力なのか。本当、面白かったです。

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