2021年12月7日火曜日

『まんがタイム』2022年1月号

 『まんがタイム』2022年1月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』がメイン。抽せん箱から特賞の玉を引き当てている、その喜びの様。ええ、時は年末、商店街とかがくじ引き、抽選やったりしますよね。その情景であります。『花丸町の花むすび』、『ローカル女子の遠吠え』、『テレパス皆葉と読めない彼女』も福引きで大当たりを引いてまして、りん子は富士山ぬいぐるみ! 花子はカニ、そして澄花はクマのぬいぐるみ。ああ、この皆の嬉しそうな様子。大変よいもの見せていただきました。

『ローカル女子の遠吠え』

たまごふわふわ! すごいの教えてもらった。静岡のご当地グルメ。袋井の名物? ということで軽く調べたら、袋井市がたまごふわふわのレシピを公開してくださってるーっ!

うわーっ! 今度作ってみよー!

しかしすごいよね、たまごふわふわ。カラーで描いてくれてるたまごふわふわ。実物の写真見たら、想像以上にふわふわじゃん! びっくりした。で、作り方は簡単! これはわくわくもんだあ。今度絶対試してみよ!

しかしこのふわふわのたまごも、りん子にかかればバリバリになるんだ。めちゃくちゃ面白いな。江戸時代にすでに存在していた料理で、将軍家光も食べたとか。近藤勇説は、Wikipediaに書いてますね、大河ドラマ『新選組!』で作られた設定だったんだ。などなど、料理の魅力を伝えつつ、りん子と雲春の関係? いい感じに描いてみせて、そしてその先に穂垂主任とその周辺に移っていくの。うん、ここも実に面白い。というか、秋津さんはいろんなことにセンシティブすぎるわあ。りん子くらい図太くマイペースにいくかしないと、いつか潰れちゃいそうでハラハラですよ。

で、穂垂主任のたまごふわふわ、そしてダシ割り。おお、SNSのダム仲間が反応してる! ほんと面白い。なんともいえん、面白い。たまらんですね。

『この契約は恋まで届きますか?』

家事代行との引き換えに手芸を教わることになった八千代さん。今回は、手芸の道具を買いに手芸店にいくんですけど、最初はふたりでお出かけと舞い上がっていた野田がですよ、店についたら、あれがいい、こっちもいいと、より以上にテンション上げて八千代さん置きっぱなし!

めちゃくちゃ面白いな。野田氏、手芸となったらリミット振り切っちゃうんだ。いいなあ、好きなものあるっていうのはいいことですよ。

そんな野田を見守るお店の人もすごくよかった。男の子ひとりっていうのは珍しいから覚えちゃってたっていうんですが、その子が女の子連れてきた! ものすごく喜んでくれてるの、なんだか息子を見守るみたいな感じになってるのかな。でもこの人が彼女とかじゃなくて、手芸の生徒さんとかまさか思いもしないよね。

そしてこのふたりの帰り道、目撃されちゃって、さあ大変? はたして目撃したのは誰なのか。会社の人かな? ほんと誰だろう。ちょっと恋愛方面? 誤解? 手芸から人間模様描く方面に進みそうな気配です。

『瀬戸際女優!白石さん』

ドラマにて高校生時代も演じると聞かされた白石。この人の学生時代はレディースのトップとかやっとったわけですが、でも青春ドラマみたいな学生時代にも憧れたりしてたんだ。この赤面してる白石が実にいい。いいよね、役とはいえこうして夢がかなうんじゃん。

でもその役が、まさかの小太りぽっちゃりおっとり系。皆を見守るその様から、おふくろさんと呼ばれてましたっていうの。面白いな、なんか印象変わる。で、このぽっちゃりキャラを演じるために、体形まで変えていくんですね。すごいですよね。

普段から母ちゃんっぽいところある白石の、ドラマの現場で見せたただ包容力があるだけじゃない、駄目な時は駄目と叱ってくれる、そんな姿、素晴しかったじゃないですか。自分たちを支えてくれている人への感謝を忘れちゃ駄目だって、他の役者さんの振る舞いを見てしっかり意見できるところ。ヤンキー時代を思い出してますけど、いやいや、この譲れないところをないがしろにせず、しっかり大切にしている真っ直ぐさ。ヤンキーだろうがおふくろさんだろうが、白石という人の本質をよくよく描いていたと思います。いいエピソードでしたよ。

『テレパス皆葉と読めない彼女』

素晴しいわ。ほんと、今回のエピソード、夢がある、わくわくさせてくれる。お話もそうならあの描写もまた素晴しくって、もう最高だったのではないでしょうか。

公園でね、風船から手をはなしてしまった女の子が泣いてるんですね。木に引っ掛かった風船をとってあげたい。桐谷の能力を使ったら楽勝よね? でも、風船が下りてくるような不自然、人に見せるわけにはいかない。

ということで、澄花が手にしたたくさんの風船、そのおかげで高く跳べるんだよ! って、桐谷の力を借りて、澄花、大跳躍! あの、風船のヒモを掴んで、ふわりと降りてくるその様子、最高でした。

超能力を持った少年少女たち。普段はそれを隠しているけど、それをこうして人助けに使ってというの。あからさまではない、本当にささやかな手助けなんだけど、それがこんなにもわくわくさせてくれるのは、澄花の見せたあの笑顔、結果を出せたことに手応え感じている皆のその様子、それらのためだと思います。そして皆葉のあの心情もまた、素晴しいと思ったのでした。

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