2021年10月15日金曜日

ゼルダ無双 厄災の黙示録

 『ゼルダ無双』、やっとこさクリアしましたよ。厄災の黙示録ですね。はあ、ずいぶんかかったなあ。半年くらいかけたのかなあ、と思って発売日を確認したら、2020年11月20日。ええ!? そんなに!? エンディングを見るまでに11ヶ月、ほぼ1年かかってるのか……。しかもおそろしいことに、まだ小さなミッションがいくつも残ってる。クリアしたらどかっと出てきて、いやもう驚きました。エキスパンション・パスを買ってるのでその分もあるんですが、Exがついてないのもたくさんあって、こりゃあ今年中に終わるかな……? いやもう、想像以上に長い旅路となりました。

ストーリーは……、発売後1年近くたってるのにネタバレ配慮もないような気もしますが、一応内容には触れないようにするとして、これは夢のおはなしだなあってのが素直な感想でした。

『厄災の黙示録』は、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の過去にあたる世界を舞台としています。厄災ガノンの復活により荒廃してしまったハイラルに目覚めたリンクが、世界を旅し、人と出会い、謎を解いて、強さを手にいれ、そして厄災ガノンを討伐する。それが『ブレス オブ ザ ワイルド』のストーリーであります。

対し『厄災の黙示録』はというと、『ブレス オブ ザ ワイルド』のハイラルが崩壊する直前の時代、厄災ガノンの復活を阻止すべく時を遡り、ゼルダに、そしてリンクに働きかけることで、歴史を変えようとする物語です。

詳しくは書かないとしても、まさかこんな人までがプレイアブルに! このへんの人は使えるようになるんだろうな、事前に予想していたことを大幅に上回る展開に、これはもうサービス精神ですよね、すっかり驚かされて、なるほどなあ、起こってしまった災厄を時の流れという理を捻じ曲げてでも避けたいと思う気持ち。それがベースにある。実際にこの世界に生きる私たちにしても、あまりに痛ましい事件や事故、災害を目の当たりにした時、その前日にでも時を巻き戻し、起こるはずの危機を阻止、回避したいと夢想することがあるじゃないですか。

これは、それだな。ゼルダ無双、実はゼルダ夢想なのだな。

冗談はさておくとして、無理とわかっていながらも願ってしまうこと。それをゲームの世界でかなえてくれたのが『ゼルダ無双 厄災の黙示録』でした。

しかし、こうしてその構造や思いの基盤にいろいろ感じるところありながらも、無茶すぎる! と思うこともあり、でもそれもありだな、これはそういうゲームなんだもんな、なんてことも思う、いろいろ感情が動きますよね。でもって、ちょっとネタバレだけど、ラストのあの展開に、あー、こういうの悲しいの、こういうの駄目なの、定番といえるようなやつなんですけど、それでもショックだなあ、悲しいなあ、泣いちゃうなあ、みたいになってたら、やったあ、ここは夢想の世界、どんなものだって取り戻しちゃうぜ!

ということで、私は続く小ミッションを進めていかないといかんのです。

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