2021年10月1日金曜日

『まんがホーム』2021年11月号

 『まんがホーム』2021年11月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』、らいかがドクロにコウモリの羽あしらったポリススタイルで登場? これ、ハロウィンの仮装でありますね。警察と悪魔モチーフの合体。けど、それが不思議と似合っているのがらいかのポテンシャルでありますね。他に『ぼくの上目遣い』まほろが狼男、か? これ、猫じゃあないのかね? やたら可愛くしあがっているかと思えば、『若王子主任は後輩ボイスに抗えない!』若王子は吸血鬼に扮してやたらとかっこよくなっています。いや、ちょっと照れがあるんですがね。そして『孔明のヨメ。』孔明月英夫妻も人狼に扮して、かっこいい孔明と可愛い月英、そのマッチングが見事に魅力押し出しています。

『孔明のヨメ。』

孔明、周瑜宅を訪問、そこからしばし語りあうのですが、このやりとりがものすごい。孔明とはなにものか、この対話によってうかがうつもりでいる周瑜に対し、その意図を真っ向から受け、さらには説き伏せ味方につけようと考える孔明。ちょっとした戦いに似た緊張感もはらむのですが、ここに同席した魯粛がいい味出していて本当に面白い。緊張の中、ぎりぎりの攻防をせんと言葉を選ぶ周瑜に、なんとも素朴な感情露にする魯粛の人柄がいい。この魯粛の実直さがあるからこそ、周瑜の深慮、あるいは孔明にイニシアティブを握られることへの違和感、異質さが克明にされていた、そんな感想を持ったのですね。

自身の意図がはっきりありながら、その意図をもまるまる包み込まれて、孔明の思うがままに誘導されているように感じる。その違和感は、周瑜のような自ら考え、決断し、行動する、そうした人間にこそ効くのかも知れませんね。ほんと、手玉にとられる周瑜のまさかこんな表情が! という意外な反応。予想だにしないもの見せられましたよ。

『天国のススメ!』

またまた変わった案件持ち込まれた太一ですよ。保健室の萩先生。引っ越そうと思った物件になにかあるんじゃないかと予感がして、太一にも見てもらおうと思ったんですね。そうしたら案の定といいますか、霊がいまして、でもなんか変。歓迎……してるの……? やたらフレンドリーな幽霊が居着いていたっていうんですね。

若い女性の霊。倉野さん。若くして事故死したのだそうだけど、ルームシェアをしたい、その一念でこの部屋に留まって、新しい同居人がきてくれたともうニッコニコ。可愛いなあ! 先生に見えないのが残念なくらいだ。でも顔面流血血まみれっていうから、見えない方がよかったりしたのかな。

ともあれ幽霊を断固拒絶しながらも、頑固? 負けん気? とにかく意地でもここに住むと決めた先生がもうおかしくて、だって最初はめっちゃ拒絶してたはずなのに、朝起きたら当たり前に挨拶するし、さらには晩酌につきあわせたり、いろいろおみやげ買ってきたり、でもってついにはあだ名呼びじゃん? ほんと、先生はそんな気はない、あくまで自然体だったんだろうけど、これこそが倉野の求めていたルームシェア生活、思い残すこともなくなったんでしょうね。

こんなに仲良くなれたんだったら、もっとずっと一緒にいられたらよかったのに。そう思ってしまったふたり。このちょっと切ない別れがなにか心にしっとりと触れて、跡を残しました。

『座敷童子あんこ』

あんこが夏服から冬服に着替えます。はいいんだけど、夏服なあ、まるで昭和のおっさんだもんなあ。といったわけで、きっちり着物に着替えたあんこ。おお、これでこそあんこの面目躍如か。そう思ったら、視察とかありますのん?

妖怪視察。妖怪たちが自分の仕事を全うしているかを確かめるべく覆面調査員がこっそり採点しにくるっていうんですが、妖怪って仕事なの? 場合によっては座敷童子を剥奪されるかもって、それって資格か認定みたいなもんなの? この実によくわからぬ胡乱な話。しかも座敷童子の仕事ってのが、とりあえずいたずら。だったらちゃんとしてるよ。いたずらというか、唐突に首伸ばして人を不安に陥れたりしてたじゃん!

でもほんと、視察を意識していつもは見せない態度を見せるあんこを見るに、この人、人じゃないけど、は日頃はやっぱ手を抜いているんですかね。幸太になにが欲しいか聞くじゃないですか。富か名声か権力かって、ランプの魔人みたいだな! こう、なんていうか、座敷童子っていうのは家の繁栄とかそういうのんじゃないの? 権力にまで影響及ぼしうる存在なの?

ほんと、胡乱で不審で奇怪な存在。一口にはいい知れない、そんなおかしみに溢れています。

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