『まんがタイムきららキャラット』2016年4月号、一昨日の続きです。
『疾風ういんどみる!』、新入生ふたりにヨットが与えられましたよ。おお、これで練習できますね! って、ボロいやつだ! マストもなにもついてないやつだ! と、これを直すことになるんですけど、やる気だけはあるけど知識皆無のふうこが、艇庫にていろいろ探して見付けて、面白がってるのがね、本当に楽しそうで面白そう。対してつむじは、ちょっとネガティブ、絶対無理って思ってる、そんな様子がありありで、このふたりのそれぞれ違ってる性格、それがうまいこと互いの弱点補いあってる感あって、なるほど、いいペアだなあって思いましたよ。さてさて、大会のトロフィーも発見ですよ。なるほど、ヨットの大会がある。別にそれを目標にしていたわけじゃないけど、これからは大会も視野にいれて頑張ることになりそうですね。というか、つむじ、先輩にも振り回されて、おかしいというか気の毒というか、気苦労の絶えなさそうなポジション。でも、これ、つむじが頼りでありますよね。
『トモダチヅクリ』の犬見と涼野、さらにその仲を前進させますよ! 明木先輩に呼び出されて、一緒にお昼。犬見だけでなく涼野まで。と、そこで先輩から名前で呼ばれて、静、麻乃、それがちょっと嬉しいっぽい犬見。なんかね、そういう表情、ちゃんと見てもらえてるのがいい感じで、先輩に先を越された感じがしてちょっと悔しかったですけど……、なんていっちゃう涼野いやさ静がちょっと可愛かったり、その言動から先輩たちの間に誤解が広がったりってのもよかったです。そして最後にはふたり名前で呼びあって、照れてる? 風ではないな……。ともあれ、そのぎこちない? ぎくしゃく? 面白かったですよ。
『まちカドまぞく』、二本立てですよ! 一本目はシャミ子とミカンが一緒に映画にいきますよ。なるほど、感情の高ぶりのなんたらかんたらを抑えるための、精神修養なのだそう。いや、口実にしか聞こえない……。映画館はじめてのシャミ子とか、ポップコーンのお供えに喜ぶご先祖とか、もうね、おかしくって、というか、ご先祖の分もちゃんとチケット買うのか。ふたりとも、真面目だなあ。置物扱いでそのまま通るのかと思ってた。しかし、これでシャミ子とミカンが仲良くなったと思ったら、ふたりで一緒に映画いってたこと知って、仲間外れにされたと思った? 桃がなんか機嫌損ねちゃったみたいで、ほんと、このやりとり、面白い。桃、意外や焼き餅焼きなんですか? でもって二本目! 小倉さん登場。この子、可愛いなあ。それはいいんだけど、かなりの変人枠ではある。確かに実績はあるんだけど、いろいろ危ない実験にシャミ子を巻き込むどころか積極的に実験体として扱おうとする、そんな危ないところがあって、そんなシャミ子を守ってくれる桃がね、頼もしいじゃありませんか。しかし、今回はご先祖改造。馬糞原料の粘土とか、抵抗あるなあ! ともあれ、シャイ子による改造で奇妙な存在にバージョンアップ。対して桃プロデュースの可愛い体、これ実にいい感じで、ほんと、ご先祖、桃の手の平の上。いかすなあ、というかほんとこの魔族ふたりは悪事とか全然向かなさそうでいいですよ。
『リトル・リトル・アリス』は、ほんと無茶な感じで大暴れ。いいですよ、いいですね。攫われたリデルを取り戻すために、正々堂々レースで決着をつけようという、そのページの中央に吊り下げられたリデルが描かれてるとかね、四コマの表現を失わず、かつ大きく見せ場カットを表現する。いいですね。実にいい感じだ! しかし、これ、本編、レースがはじまれば、結構な展開見せまして、だいたいにして敵がロリコン。ライバルなのか? セラもたいがいヤバいときている。そんなふたりがいいたい放題にしてたかと思えば、ラストには魔力の力でグシャっとなるとか。いやあ、多様なD☆V表現が読者を襲って、このハイテンション。最後までぐいぐい引っ張られるままに読んでしまう、そんな勢いが見事です。
- 『まんがタイムきららキャラット』第12巻第4号(2016年4月号)
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