『まんがタイムきららキャラット』2016年5月号、発売されました。表紙は『Aチャンネル』、ナギとトオルがデートですか!? いや、なんとなくそんな感じしましたもので。今回はナギがちょっとボーイッシュ。お下げとか可愛いんですけどね。けどトオルが輪をかけて可愛くて、ほんと、とても素敵な表紙です。背景にはいろんな色の吹き出しがあって、ということはこれはおしゃべりがテーマなんでしょうか。ええ、楽しそうなナギが印象的であります。
『Aチャンネル』は、娘4人で夜の都会に出掛けます。ユー子のこと心配するケイ子。ほんと、この子、姉大好きですね。さて、トオルの家にはるんちゃんが迎えにきていて、そのるんちゃんは、母からなにかあったら兄を召喚せよとアドバイス。マンションを出ればそこにはナギがいて、なんと、父親を撒いてきたっていってますね。みんな娘のこと心配なんですよね。わかりますよ。夜のスカイツリーが目的地だったんですね。入場チケット買う時に高校生を強調するトオルがね、お姉さんからも可愛いといわれていて、ええ、今回はそうした自分はもう大きいんだよって、そう主張したがる年頃、それがテーマだったのかもなって思ったのでした。トオルはともかく、他の3人にしても、家族から心配されて、まだ自分たちは大人じゃないって実感してる。そしてトオルにも母からメールがきて、ええ、みんなまだ子供なんですね。しかし今回は本当に、子供でいられることのしあわせなんか感じさせるエピソードだったと思います。
『ゆーま!』、人気あるのかな? ナンセンスなコメディ。例のイエティだかのデータをとりたいからとメールで連絡をつける。なるほど、アドレス、交換済みなのか。返事は矢文。開けてみればQRコードが出てくるっていう、しかも動画サイトに動画まで用意してと、このナンセンス! なんかね、変におかしいんですよ。味があるといったらいいんでしょうかね。前回登場のUMAレーダー。強化されて再登場してみれば、学内にやたらいっぱい出てくるUMAの反応。オカルト研には出ない。こういうのがね、なんかね、おかしいんですよね。あからさまに隠している美術部。手芸部は知らないっていうけど、いや、そこに、いる……よね? そしてあの詫びしい落ち! ほんと、軽くくすぐってくる、そんなおかしみ、とてもよいです。あ、そうそう、第一音楽部のあの子、とてもいいですね。
『ジューンフレンド』、悪くないですね。お見合いから逃げるため結婚相手を自分で探しているゆずき。けれど恋愛とか、そういうのさっぱりわかってない、というので詳しそうな人に聞いてみましょう。恋愛は得意分野じゃないと申告するはるになこ。いや、はるは巻き込まれただけですけどさ。これおかしくて、そしてなこのつてで、恋愛マスターなの? 笹谷いつきさんなるほがらかお嬢さんが紹介される。この人も主要メンバーに入ってくるのかな。ほがらか、明るく、気さく、距離が近く、可愛い。なこのことも可愛がっていて、と、同級生なのに妹扱い!? こうして強い味方ができました、ということで、ゆずきの結婚相手探し、はかどるのでしょうか? いや、結局は迷走しそうな予感がしますよね。
『はやしたてまつり♪』、ゲストです。タイトルからしても、これ、お祭りとかお囃子、そういうの描こうというのかな、なんて思ったら、あれ? 主人公は新聞部? 佐倉桜波、さなみと読みます。新聞部の新人記者で、先輩のふーちゃんと一緒に取材に頑張ります。なるほど、地元文化についての記事。それでお祭りのお囃子についての取材をするっていうのですか。これ、面白い切り口です。お囃子を描くのに、その演奏家を主人公にするんじゃなくて、取材をする人間をメインに持ってくる。取材を受けるのは和太鼓奏者の龍谷巌さん。巌なんて名前だから男性かと思ったら、高校生くらいの女の子だっていうんですね。やたら馴々しいふーちゃん先輩に、やたら人見知りする巌嬢。なるほどなあ、百年くらいの歴史がある。三十年ほど前には結構な大所帯だったのだけど、今ではすっかり寂れてしまって……。と、このお囃子の復興を新聞部もその活動通して応援していく、みたいな話になるみたいです。
- 『まんがタイムきららキャラット』第12巻第5号(2016年5月号)
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