『まんがタイムきららMAX』2016年5月号、一昨日の続きです。
『魔法少女のカレイなる余生』は、ミミさんが死んでる!? 寿命の肝硬変のと、しじま、やたら辛辣。けど、魔法少女、寿命もなければ肝硬変もないって、いいなあ、羨ましい。なるほど、お金がない。なるほど、競馬ですった。駄目じゃん! このままだと餓死してしまう、って、なるほど、餓死はするんだ。しかし働くのは嫌らしい。楽して儲けたい! うん、私もです! 気があいそうだね! ささりはバイト、リラは株で収入を得てる。リラさん、素晴しいな! さてしかし、ミミ、動画サイトで収入を得よう、甘いこといいだして、けど、難しいですよって、うん、ほんと、そうだろうなあ。ここからのビジュアル寄りの見せ方、それよかったなあって思いましたよ。いや、脱いだから、とかじゃなくって! 派手めに可愛さ押し出すのは、雑誌の傾向的に正しいと思う。でもって、ミミのいう最終手段、これ、ちょっとした社会風刺になってない!? よかったです。変な目覚めも含めてとてもよかったです。
『すくりぞ!』、なんと、学校を出ましたよ。これ、ちゃんと外にもいくんだ。とはいえ、やっぱり屋内です。リンちゃんちのホテルにお招きされました。それで寝子とにゅうが奇行を見せて、ほんと、まだ子供なんだから、普通にしてたら、慣れてなくってもさ、全然おかしくないのにな! って、待ってくれ、リンの方がもっと奇行だ! すごいぞ、この4人組。ホテル内の設備の説明、レストランにバーはそこで働く姿なのに、フィットネスは身体の硬いにゅうというのおかしい。しかし、皆、ハイテンション。ツバキヤマひとりクールを装って、でもちょこちょこ失敗して赤面したり、自分のこれまでの間違いに直面させられたり、おかしいなあ、ほんと、この子、とてもよかった。まだホテルに泊まるとホテルで働くの違いがわかってないみたいなところのあるこの子らですけど、これはこれでいい経験になったっぽいですよね。
『ペンにまします神サマの』改め『空色ウィッチミルキーシュガー』。ああ、なるほどなあ、これ、どう考えても『ミルキーシュガー』、これこそが寿実の漫画だと思うしさ、次のページからはじまるシュガーの独白、この子こそが魔法のペンでもって生み出された、そんな子だと思うよなあ。しかし違いました。この子、魔女らしいんですが、索敵魔法といいながら、すぐ近くを歩いているデスピロッテに気付かなかったり、ということは、へっぽこ魔女? でもってこの子、アルペコフと出会って、話して、アルペコフ、なんだよ、かっこいいじゃん! この漫画は、どこまでが普通でどこからが異常なのか、普通でないのか、それがわからない、ほら猫屋敷とかそうだったじゃん。今回の、雪城紗冬、この子にしてもそうなのかみたいに思わせて、思わせぶりに思わせぶりに描いておいて、結果は猫屋敷とは逆とかね、そういう振り方、うまかったって思いましたよ。というか、この子、今後も出てくる? 結構好みなんですけど。
『はんどすたんど!』、いきなりの反省会ですよ。ああ、高体連、やっぱりあかんかったんだな。やけに前向きというか明るいななみ。目を背けたい気持ちをクールさに押し隠すいちご。まあ、いちごの意見は却下ですよね。今回の振り返りで、ひなた、結構いけるんだ! そうしたことが判明して、それだけに自信がないのが惜しいですよね。いちごも頑張ってる。ゆかちーは……、うん。しかし、いままでいった彼女ら以上に、ななみですよ。ああ、ほんと、この子は絵だけでおかしい。歌舞伎の見栄じゃないんだから。で、そこにひなたのちょっと雅とかいう発言はいって、めちゃくちゃ面白いな! さらにだばだば走り、なんでそんなにバリエーションあるのか。でもって、床! 今回の見せ場は床でしたよね。ななみの策でゆかも跳馬、床で実力発揮できて、うん、よかった。これ、ほんとによかった。しかし、この振り返り、決して楽しいとはいえない、むしろできてない自分を直視させられるつらい、そんな経験なんでしょうけど、ひとりひとりに目標、改善点見えたようで、ええ、これからが楽しみですね。
『裏庭には…!』、夏休みも最終日を迎えて、ああ、宿題終わってないのか、大変だ、これ。と、そんな中、桜子が妙に元気なくて、どうした、なんかあった? 寮長が聞き出してきてくれたんですけど、特殊な交渉術って、あんた、タイムスクープハンターか! おかしいわあ。さて、桜子の元気のない理由、なんと、今日が誕生日。けれど皆宿題に追われるもんだから、これまで祝ってもらったことがないという。そんなこと聞かされたもんだから、皆、寮生が一致団結してサプライズで祝おう、そんな話になるんだけど、これ、ちょっとした逃避だよね! ここからの皆の言動おかしすぎて、疑われる、疑われる。談話室に入ろうとする桜子を押し止めるメイドさんの機転! というか、みんな嘘が下手すぎるよ! 桜子の、最後には喜んで、皆楽しそうという、今回のラスト、ああ、よかったじゃない。そう思ったんだけど、当然宿題は終わってない。うん、まさにこれ、王道ですよね。というか、始業式の日は宿題提出しないでいいから、まだロスタイムがあるよ!
- 『まんがタイムきららMAX』第13巻第5号(2016年5月号)
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