2016年3月10日木曜日

『まんがタイムきらら』2016年4月号

『まんがタイムきらら』2016年4月号、昨日の続きです。

三者三葉』は身体測定と体力テスト。そいつをバリバリ仕切る西山がかっこいいですよ。きましたよ。きましたね。西山の時代が! 近藤さんの真似する葉山ちゃんが面白く、猫をダシに全力疾走させられる葉山ちゃんの、けれど実際20秒っていうのね、うん、漫画的表現と現実は別みたいな、この漫画のシビアさ感じとれて、妙にシュールな面白さ。ほんと、大好きですよ。さて、中学で成長の伸び止まってしまった先生。ほんと、この先生、可愛いよなあ。けど、バリウム飲むとかおっしゃってるから、実は結構いってるっぽい? でもって、西山と甘える甘えられる関係に! おお、これは素晴しい! きてます、きてますよ!

『担当編集ボツ子さん』は、刺子愛の同僚たちが描かれて、ええ、今回は編集サイドのお話ですね。あと、愛の姉登場。あのトゲつき衣装にムチなどの装備、姉も知ってるのか。なんだかぽわーんとしてる同僚の編集、野上りんごがいい感じ。あのしゃべってる時の話題の散り方! でも、こういう人いますよね。わかるわあ。でもってお昼に以前田中氏を取り合った犬井さんと出会って話して、ほんと、その情景おかしかった。午後からも気合でっ! って、焼けた鉄板に手をどーん! あかん! あかんですよ! 刺子さんの常には見せないやる気と喜び、その表情が見られたのはいい感じ。編集長の前とかだと、わりと素直に表情に感情のせてくるんですね。そして田中さんの前では! ああ、難しい! 刺子さん、難しいです!

箱入りドロップス』は皆でキャンプだそうですよ。おお、雫もさぞ喜ぶことでしょう! と思っていたら、今回はむしろ陽一の方がメインだったといえる。陽一、今は相ノ木と一緒にバカなこといって、わいわいやってる、そんな印象の方が強いわけだけれど、昔はそうじゃなかったのか。姉に助けだされて、新しい世界、世界の広さを経験していく雫の姿、描かれてきた、そして今回も描かれているわけですけれど、それは同時に陽一の変化も描いて、うん、その変化していっているというところはわかってた。わかってるつもりだったんですが、そうかあ、子供の時分からすれば、もっともっと大きな変化があったっていうわけだったんですね。友情が、恋が陽一を変えたのだなあ。さて、陽一と相ノ木、バカなことやって、滝に打たれてみたりして、そうしたもう寒い寒い。そんなところに澄田さん、人肌で暖めあうなんて情報よこしてくれちゃって、これは! これは! 陽一さんと相ノ木さんが!? わー! すごいー! って、興奮した私が馬鹿みたいじゃないですか! ほんと、期待したのに! ほんと、期待したんですよー!

『神様とクインテット』、ひどい! あかねがなんだかしおらしいんですよ。なんで? って、それはうららと中身が入れ替わってしまってるからです。っていうんですが、ほんと、この漫画だとなんでもありというか、こういう展開もナチュラルに受け入れられる、そんなところがあって、でもほんと、キノコやら爆発やら、コマの枠のいろいろ、小さなことだといわんばかりに逸脱しまくってるのは、なにやら不思議な快感です。しかし、あかねの体、酷い。あちこちに非常食が仕込まれてる、ってのはいいとして、あ、頭が炊飯器!? 『炊飯器少女コメコ』思い出しちゃいましたよ。でもってりんの秘策。爆弾で入れ替わったのなら爆弾で解決させましょう。これね、最後に明らかになるりんの狙い、これがもう本当にいつもどおりのりんでして、いやあ、よかったです。というか、ラストのコマのうららにあかね、酷いな! すごく酷い顔だ!

  • 『まんがタイムきらら』第14巻第4号(2016年4月号)

0 件のコメント: