2016年3月12日土曜日

『まんがタイムジャンボ』2016年4月号

『まんがタイムジャンボ』2016年4月号、発売されました。表紙は『レーカン!』メインにしまして、これは卒業式の情景でありますね。晴着に袴、手にはハンカチ、チリ紙、涙をボロボロ零している天海さんがメインであるんですね。『保健室のつむりさん』も矢絣、袴と卒業式スタイルで、って、あなた、もう、卒業なさってるじゃありませんか! 『けいさつのおにーさん』、手塚さんに穂苅くんは、礼装でありますね。うん、すごくかっこいい。『それでもヒナは魔術師になりたい』のカットもありますよ。

『でっかいんちょ』、いいんちょ育の大活躍でありますよ。へい、おりゃー、いやあー! と気合いも充分。けど、これ、調理実習だっていうんですね。班決めの際、育の実力を知らない纏が育を他の班に譲っちゃうんですね。そうしたら、やたら大雑把で、そのことバレた時の纏めの微笑み、おお、とても魅力的。素敵お嬢さんです。育が料理するとやたら量が増える。その謎が見事に描かれて、これ、わらっちまうなあ。今回のいいんちょの頼りにならなさ、ほんと見事で、けれどちゃんとした料理にはなるんですよ、っていうのは大変よかったです。いや、カレーのつもりでビーフシチューになるの、いろいろ問題ですけどね!

『前略、パリは甘くて苦いです。』、スペシャルゲストです。と、これお菓子職人、パティシエたちの漫画なのですが、今日はメーデーなのでお店は休みです。ということは職場描かれないじゃん! そう思っていたら、ああ、メーデーは皆がすずらん売りになる。そんなパリの情景描いて、それでわかった。スズランの花言葉、幸福の再来、それを実際に描いてくれたんだって。ああ、この人はマリー・ボヌール。この人がただの生き写しとかあるいは子孫とか、そういうことはどうでもいい。けれど、こうしたかたちでかつて親しみを覚えたあの人との再会を果たさせてくれた、それがなんだか嬉しく思われたのですね。ええ、ちょっとしたプレゼントだった、そう思いますよ。

『ナデシコ!』、これ、めちゃくちゃ面白いな! お客様相談室が大繁盛で人手が全然足りません。って、人より電話機が多いのが問題だよ! ともあれ、今ではイチカちゃん、すっかりエミの実力認めて、というか、難易度高いの全部エミにまかせちゃうんだ! イチカちゃん、もうプライドもへったくれもないな、完全降伏じゃん! さて、人手が足りません。なんとか増やしてくれ。そういって会議で訴えたイチカちゃん。クレーム処理の仕事をバカにしきってる渋皮営業部長を、ならやってみますかと引っぱってきて、すげえ! しかし、部長、すっかり愛嬌キャラになっちまったな! そしてこの部長、この仕事経験してすっかり改心して、というか、電話の対応に心くじけて、5分か! はやいよ、部長! もうほんと面白かった。でも、部長、ちょっと人当たりがよくなったぽくて、営業の相手さんには好評。いいことづくめじゃありませんか。ほんと、おかしな仕事の情景。いや、これシリアスに描いたら楽しく読めないかも知れないかもなんですけど、ほんと、コミカルでよかったー!

『それでもヒナは魔術師になりたい!』、新作です。小桜ヒナさん、マジシャン志望の女の子。いろいろタネを仕込みましてね、友達相手に手品を披露。と思いきや、タネをボロボロ落としてしまう、そんな不器用さんなんですね。技術はまったくもって未熟で、けれど手品に対する情熱、愛情だけは人一倍。けど、努力の方向がちょっと間違えてたり、でもって手品以外がおろそかだったりと、困ったお嬢さんなんですね。そんな彼女には双子の弟があって、ヒヨリ、この子はしっかりしていて、いたらぬ姉をサポート。ともあれ、このヒナさん、今はこんなだけど、だんだん成長していって、できる手品を増やしていったりするのかな? ぜひ頑張って、素敵な手品師になっていただきたい所存です!

  • 『まんがタイムジャンボ』第22巻第4号(2016年4月号)

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