2016年3月13日日曜日

『まんがタイムジャンボ』2016年4月号

『まんがタイムジャンボ』2016年4月号、昨日の続きです。

『シコふんじゃえば?』、これ、よくなってるなあ! 相撲大好き少女舞が大幅に遅刻。なんで!? 両国まで番付表買いにいってたからだっていうんですね。って、待って、出席大丈夫!? 舞による番付についての解説もあって、これ、本当にただの説明なんですけど、それでも面白く見せているのはさすがだと思います。基本、舞の相撲大好きなところを描く、そういう漫画なんですが、ここに力士の側の話が加わったり、そして杏子の秘密が加わったりと、話に幅ができる感じがあって悪くないんですね。十両にあがると待遇がかわる。そうした相撲の説明あり、成績発表を番付みたくみたいな話もあり、そして皆で相撲を見にいくことに!? って、まって、15歳までなら200円なの!? 知らんかった。さて、杏子の秘密、守りとおせますでしょうか!

終活女子高生』は、占いの話でありますよ。最悪の運勢といわれて気にしちゃう沙羅が可愛くて、この人らしいなあ、みたいにも思うんですけどね、実際不運が続いているようで、これ、考えすぎたためなのか、あるいは本当に占いがあたっているのか。それで、沙羅、朝のテレビの占い師の店にいって、占ってもらおうと思うんですね。当たり前みたいについてくる律。そうしたら、占い師が、この人、微妙にあやしいんですけどさ、律の未来が見えないなんていうんですよ。あー、これ、どういうこと!? そういうこと!? いや、ほんと、揺さぶられましたよ。これね、その占い師の見たもの、本当にそうなのか、あるいはクラスメイトのいってたようにいいかげんなサービスだったのか。これが本当にわからなくて、いやもう、はらはらさせられっぱなしです。

『ペンタブと戦車』、若き曾祖父と出会って、はたして里見青年はどうするのか!? いや、もう、まさか、いきなり抱き付くとは予想外でした。だってさ、こんなのただの不審者じゃん。と思ってたら、いきなりのひ孫カムアウト青年の出現に、不信感あらわにする鶴之助氏。まあ、当たり前だ。いきなり未来からきたというやつがいる。そりゃ怪しんで当然で、というか、武田大尉、精神に変調きたしたまで考えてたそうなんだけど、その彼がころっと89式ハクに転んで認めてしまった。というか、そういうメンタリティができてしまった理由がまさか語られるとか、思ってなかった! 今回描かれたので意外だったの、鶴之助のキャラクターですよね。ものすごい堅物なのかと思ってたら、わりかしざっくばらんとしたところもあって、そして武田大尉、ここにきて里見のいってること、本当であると信じるにいたるのか! ああ、まさにこれからだな。序章を終えた、ここからが本編ですね。しかし、最初の興味はコミケなんですな。うん、生きて帰ればいずれその時代がくるよ!

『江戸の蔦屋さん』。今回は北斎登場でありますね。この時期にはまだ春朗という名前で、けれど本人はその名前気にいっていない。よって、いずれは葛飾派を立て、葛飾北斎を名乗ろうと、大きな夢を語る男として登場するんであります。と、それはいいんですけど、なんだその唐辛子の着ぐるみ。北斎の娘を主人公にした漫画が姉妹誌で連載されていますが、そこでも変人、こちらでも変人。北斎ってよっぽどの人だったんだろうと思わせるこうした描写。実際のところどうだったのかっての、知りたくなってきますよね。やたら唐辛子が出てくるの、この人の食い詰めていた時代のしのぎ、それが唐辛子売りだったからだったんですね。こうした史実織り交ぜてのナンセンスなもろもろ、面白く読んでいろいろ知ることができる。そうしたのがいいですね。

  • 『まんがタイムジャンボ』第22巻第4号(2016年4月号)

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