『まんがタイムファミリー』2016年5月号、先日の続きです。
『役職名はお嫁さん』、面白いなあ。先輩が美如に接近ですよ。なにをしようとしてるのか!? 陽大が太ってるっていうんですよ。ああ、しあわせぶとりってやつかあ。そう思ったら、いや、これ、ちょっと違うよ? こっそり追加でいろいろ食べてるのが原因なんだ! しかし、それで管理データの誤差の理由がわかったと嬉しそうな美如、ほんと、この人、いろいろ有能で、素敵だなあ。それからの陽大減量作戦、ここでまさか美如さんの苦手が判明するとは意外でしたよ。自転車乗れないんだ! それでランニングの付き添い、スマートフォン越しのテレビ電話で、陽大のいう虚しさってのがやけにおかしく感じられましたよ。そして結局陽大を本気にさせたのは、美如の発した辞職する覚悟なる言葉。ああ、そりゃもう本気になりますよね。鍛えてる時の陽大。ちょっとかっこよくって、なんかずるいな。
『宅飲み残念乙女ズ』は、春、新入社員の季節。っていうけど、全然喜ばしい雰囲気じゃないなあ。ゆみみがいっぱいいっぱいですよ。なんかやたら野心をみなぎらせた新人に辟易しちゃってて、あー、駄目かも、自分も駄目かも。なんて思ったりして、いや、こういうの春のあるある話なんでしょうね。グリっちの事例、フランクなキャラでも許せる、要領よくやっちゃいます系も平気、そうしたところね、ほんと、真似できないわあ。自分はいろいろな許容の度合い、かなり狭いと思わされましたよ。最後にね、ゆみみのところの新人、ああー、言葉が通じないわー、これはつらいわー、そう思わせて、最後にはちゃんとゆみみのいうところが伝わる、それがね、この漫画の優しさかなって思いましたよ。ほんと、この漫画は優しいです。
『ダ・ヴィンチ系女子高生』、ジャン・ジャコモ、サライについて、どんどん深く踏み込んでいこうっていう流れなのかな? クロナカの出会った頃のサライはというと、ちんまくて、美少年で、手癖悪かったりと欠点もあるけれど、まだ割と許される? そんな感じではあったのだけど、次のクロナカのタイムスリップで、成長したサライと再会することとなって、ああー、これくらいの年になると結構許されてないぞ! 手癖の悪さが見咎められて、職人たちに捕えられてしまったりね、でも、それでも全然メゲたりしない、ひょうひょうとしてるのが、この人の小悪魔たる所以なのかもなあ。クロナカの興味は、職人の仕事、生活に向かってますが、ということはこれからそのあたりが語られることになる? ちょっと楽しみですね。でもってレオナルド。うちの天使ちゃんとか、もう、これ、ねえ! というか、クロナカに罪をかぶせない!
『かしこみかしこみ』は、サプライズに上手に驚きたい女の子と、うまくサプライズを成功させるためにポーカーフェースを身につけたい子供たちがやってきましたよ。いや、ほんと、面白い。驚きかたはムクに、ポーカーフェースは山椒にと、うまいこと相談が割り振られていて、うん、たしかにこの相談先、的確と思わされますよ。驚きかたを知りたい女の子、サエは、ねえ、うまく表情に気持ちを表せないみたいなこといってますけど、嬉しくて赤面して座り込んじゃって、それでいいんじゃないんですか!? ほんと、それでもう充分じゃん! けどこれね、結果的にサプライズは中止になって、へー、こういう展開珍しいかも。でも、これがむしろ皆には嬉しい、そんなイベントになったというのがよく伝わって、ええ、いい展開、素敵なエピソードになっていました。で、あの落ち! ああ、山椒の指南、ちゃんと生きてる!
- 『まんがタイムファミリー』第34巻第5号(2016年5月号)
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