2023年10月31日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2023年12月号

 『まんがタイムきららキャラット』2023年12月号、先日の続きです。

『ごきげんよう、一局いかが?』

二学期といえば文化祭! 高等部にあがってはじめての文化祭、ということで文香さん、張り切ってます! 千星主役で演劇をやりたい! 脚本は私が書きます。

えらい張り切りようだ。はいいとして、配役をここでいきなり決めてきて大丈夫なの? と思ったら、さすがの千星さま。皆の信頼厚く、かくして無事主役は千星と決定。で、ここからが本題ですよ。千星さま、冴さんに無理難題!

一緒に劇に出よう。ダブル主演だと、どんどんお願いがエスカレートするんですが、それを決めるのに麻雀で勝負します。ダブル主演だなんてとんでもないと、なんとしても勝つつもりでいる冴なんですが、勝負に絡まないはずの乃々花がいい配牌前にして和了りたい欲に支配されてしまったりと、初っ端からものすごいカオスなんですね。

で肝心の勝負はというと、タンヤオ! リーチのみ! しょ、ショボい……。でもってよくわからないまま三色同順で和了る冴。もう、このふわふわ麻雀、見てるともどかしかったりほほえましかったりで、ほんと面白い。

そしてオーラス。どういう結果に終わるのか。と、ここで当事者ふたりを前にして、また別なる当事者が介入して、結果を確定させるのがですね、ほんと、この感情、思いのほとばしる様。素晴しかった。

で、なにがおかしいって、脚本の彼女、どうせ冴だから千星に口説き落とされるだろうと、最初っから冴が相手役想定で脚本進めてたっていうの! ほんと、最初からですけど、そして実際そうだったわけですけど、冴、見事に千星に弱いこと皆にバレちゃってますね!

『ずんだもんTV!』

東北ずん子は長女じゃなかった! ふたつ上の姉、東北イタコが出張から帰ってくる。って、タコねえって呼ばれてるの!?

いやほんと、この漫画読みはじめて、いかに東北ずん子さんのこと、ふわっとしか知らなかったんだなあってこと実感させられていますよ。イタコ、ずん子、きりたん。そしてずんだもん。それぞれに個性的で、というか割りとアクが強いよね!? そんな子たちのにぎやかなやりとり。きらら系列誌に掲載されながら、きららっぽくないフィールというのも新鮮でとてもいいと思っています。

さて、今回登場のイタコ姉様です。動画はすでに見ていたということで、ずんだもんのことはご存じ。でも一緒に住んでるまでは把握してなくて、そしてここからずんだもんの口車に乗せられて、どんどんずん子ときりたんのことを誤解していく!? ああ、このままずんだもんのいいように、東北家は乗っ取られてしまうのか!?

と思ったら、イタコ姉様、一番ヤバい人でいらっしゃる!? ほんと、一転してのずんだもん大ピンチ。まさかこのまま亡き者に!? と思ったら、ずん子ときりたんのおかげで命ばかりは助かりました。これでめでたしめでたしかと思ったら、まさかの血判状! ほんと、予想外の展開から、宇宙人要因の家屋損壊で保険が下りるのか悩んでいるイタコ姉様でおしまい。このシュールな悩み、なんとも面白かったです。

『恋する小惑星』

みらの成長を実感させられるエピソード。妹の誕生日を祝いに姉が帰ってきてくれました。とはいえ、これちょっとした勘違いなのかな? 誕生日とクリスマスは女子にとって特別な日と聞かされたからなんだそうですが、それ姉妹とか家族というよりも恋人のそれだって、すずから訂正受けてるみさがなんか可愛かったです。

子供の頃から星が好きだったみら。しかし、まさか小惑星を本気で見つけようとしているとまでは知らなかった。そんなみさ姉が知る妹の成長。かつてベランダで星を観察していたみら。自分と同じ名前の変光星ミラを見つけられずに泣きべそかいてたあの子が、今はもう見えない星の存在をありありと感じとれるまでになっている。その驚きをまた改めて感じさせられたこのエピソード。本当に素敵で、最後のみさ姉の言葉にこもる実感もまた素晴しいと思ったのでした。

『ひよ&びびっと!』

あやもりん動画に映り込む謎の少女に対抗心燃やす謎の女、プリン! 動画に感情まかせの苛烈なコメント残すも、すぐさま冷静に反駁されてるのが余計におかしくって、いや、でも、これ真顔ガールひよのピンチ到来ですよ!

身近な人に一緒に踊ろうと誘いまくるあやもりん。先生との動画、あれよかったよね! からの、カチコチひよダンス、これも微妙に好評で。いや面白いな。扉絵ののびのびひよダンスも可愛かったけど、カチコチもこの子らしくて実にいい。この飾らない感じ? 無理しない、いや無理はしてるのかな? でもこういうらしさがとてもいいって思ったんですよ。

さて、そんなひよに迫る影。あまりのあやしさにのっけから通報しようかなんていわれてますけど、それ、正しい判断だと思う! 謎の女、猫耳悪魔系セクシー仮面美少女女子高生ウーチューバー、プリティーシアン、略してプリン! 長いよ! ほんと、この属性盛りすぎてわけわからなくなってる人。途中合流してきたあやもりんからもやりすぎと指摘されて、というかその前に通報検討されとるがな。

で、どこがセクシーなのかと問われて見せるはジャージの下の水着姿! って、通報だ! 通報案件だ! ただの露出魔。咲から特別ナイスバディな訳でなしなんていわれてますけど、それはそれでいいのでは?

で、変にひよに絡んでたのが裏目に出ましたね。普通に知りあって、普通に交流してたら、あやもりんからのショート動画の申し出にひよが介入、ストップさせようだなんて思いもしなかったに違いない。からの、予想外の展開! ひよとプリン、まさかの対決になるんですか!?

いつになく意固地なひよです。さすが、あやもりんが絡むと違いますね、この子。はたしてこの対決の行方は。というか、これは動画にしないの? プリンさん。

2023年10月30日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2023年12月号

 『まんがタイムオリジナル』2023年12月号、先日の続きです。

カントリー少女は都会をめざす!?

今回も語られた八重のスタンス。都会を知らないことで楽しめることがあると思うから、都会を知りたくないという屈折した愛情! これ、よく考えたらタイトルと相反してるよね? イベントやらなんやらで普通に都会に出てる亜紀と見事な対照なしていて、ほんと八重の、都会とは遠くにありて思うもの。知ってしまうことで当たり前になったり幻滅したり、そういうことをおそれていたりするのかな。

さて、変化する都会と変化しない田舎の話といっていいんでしょうか。田舎だって進んでいってる! といいながら、有名な店がひとつ増えたら、有名な店がふたつなくなる……。1増2減で微後退……。このげんなりした八重が実にいい味出していました。

みなの以前に住んでたところは見事に変わらない。対して都会は駅やらなんやらどんどん変わっていく。これは新陳代謝といっていいのか、ずっと残っていてほしいものが失われていると思えばいいのか、痛し痒しといいましょうか、よいところもある、そうじゃないかもってところもある。ええ、難しいところですよね。

大阪に出た時に、以前から利用していた店がなくなっていたりとかね、そういう経験はいっぱいあります。でも店がなくなった後、そのままシャッターってこともまたない。こういうところはやっぱり新陳代謝なんでしょうね。

『我、持てざるを得ず』

女子に避けられる伊吹充。これ、見た目がいかついとか威圧的とか、そういうこともあろうけれど、それ以上に奇行が問題なんじゃないのかなあ。唐突なうしろ受け身には笑ったけど、なにがおかしいって、これが特になんの意味もないっていうのね。そしてその奇行をなんら気にしない青井雪春。こいつはこいつでデカい男なのかも知れませんね。

今回は伊吹から青井に頼みごと。浅尾さんとの仲を取り持ってほしい。しかし、伊吹が浅尾さんに恋する理由。身長が好み。髪型が好み。足の細さが好み。中身はよく知らない。

浅尾がどんなでも受け入れる覚悟という伊吹に対し意味深な返しをした青井。ええ? っということは、浅尾さんて結構な変わりもの? いや、この漫画に出てくるネームドキャラは全員そうだと思うのですが、この青井にして持て余すようなキャラなのかい!? なんてこともまた先の楽しみとなるのでしょう。本当、伊吹と浅尾が知りあって、そしてなにがどうなるか。いよいよ本番はこれからなのかも知れません。

『敷金礼金ヤンキー付き』

ヤンキーは意外と信心深い。朝のテレビ番組の星座占い。まんまと最下位、香織里ちゃん。それですっかり荒れちゃって、アパートの手下、いや違った、店子に自分の周囲を警戒するよう命じてみたりと、実際かなり気にしちゃってるんですね。

ここからが面白かった。アパートを出ていろんな人と出会っていくんですけど、こういう広がりが見えるのはいいですね。

まずは前回登場のコンビニ前にたむろしてるヤンキーふたり。そのうちのひとり、不動院ゆうこが陰陽師の家族で占いもできるとかいうので、大家のラッキーアイテムを聞きにきたんです。しかし、ゆうこさん、可愛いな。で、詳しく聞けば陰陽師やってるの血縁じゃないっていうの! このあたりガバガバなのもまた面白かった。細かいことは気にしない彼女らの見せる大らかさ。こいつは悪くないなあ。

そしてゆうこが検索してくれたラッキーアイテム。危険な動物なんだそうですが、そこであえて危険な動物に手を出そうとしなかった大家は常識人ですよ。けど名前だけでもいいからと、隣町の暴走族、スネークにかち込みをかけることに。うん、酷い! 常識人じゃなかった!

でもまさかスネークの頭が大家とおなじ星座で、占い最下位に凹みまくってる。そこに共感覚えて、ああ、よかった。なにごともなく落着しましたよ。

で、これ、占いとかラッキーアイテムとか当てにならないって話なのかな? って思ったら、おお、そうじゃなかった。たえの名字が猪熊。おお、なるほど、こういう落着。最後にすっきりする落ちがきて、なんかふっと笑える気の利いたエンディング。こういうのもまたいいですね。見送るふたりの背中に、親しげな仲が感じられます。

2023年10月29日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2023年12月号

 『まんがタイムきららフォワード』2023年12月号、先日の続きです。

『ネコかぶりアンコール!』

学校でうっかり素を出して、怒鳴りまくってるところを多数目撃されてしまった音子。ずっとネコをかぶってきたのに、台無しになってしまった! ちょっとしたピンチ到来だったわけですが、そこを演劇部に付け込まれて舞台に立つことに。

その舞台の日がやってきたんですね。

演目はアレンジシンデレラ。先輩が継母、兄が義姉。人数少ないからミニマム構成ですね。そして主役のシンデレラ音子はというと、めちゃくちゃ緊張していて……、ぷるぷるしてるところ正直めちゃくちゃ可愛いな。

ともあれ、継母と義姉にこきつかわれるシンデレラ。しかし従順なふりをするのもすべては生活保障のため。ふたりがいなくなれば灰かぶりならぬネコかぶりの本領発揮。素の自分を丸出しにして、毒舌粗暴なその口調。まさしく皆に目撃された音子の真実そのものなのですが、こうすることですべては演技であると誤解させる寸法! そしてそれはうまくいっているようなのですね。

けど今回の一連の劇中劇。なにがよかったかって、きっちり落ちまでついて、観客が意表を突かれたように、読者である自分も同じく意表突かれたところでした。もっとこう、劇は当たり障りなく終了して、みたいな展開を予想していたものだから、きれいに落ちがついたところ、まさしく好感でありました。

『しゅがー・みーつ・がーる!』

美都とカンナ、ホテルビュッフェの帰りに語りあう時間を持ったの、これいい方向に進みそうでいいですね。カンナがいうんです。委員長のことをもっと知りたい。その言葉に美都、相当な喜び覚えたようで、ああ、美都にとってカンナは、ただ秘密の会食のお相手というだけでない、なにか特別な人であるのだな。そう思わせるところありました。

こうして一緒に会食を重ねることで、より互いに知っていくこともあるだろう。食の好みだけでなく、食事以外に好きなこと、どんなことを考えているか、そして自分のことをどう思っていてくれるのだろう、などなど、そうした積み重ねがふたりの仲をより深めることになったら素敵だなあと思います。

さて、ちょっとしたピンチですよ。美都のお世話係、星宮が迎えにくる。図書館に勉強にいっているはずが、嘘をついて違う目的で外出していたとなると、問題になりかねない。バレないよう図書館まで急がねば! 走り出す美都に、荷物を持つと申し出るカンナ。いいですね、ふたりのイベント、盛り上がってまいりましたよ!

そうしてピンチは回避。美都とカンナが一緒にいるところを星宮に目撃されはしたものの、勉強を教えてもらっていたと丁寧に釈明したカンナのナイスプレイで、再びピンチを回避! しかもその丁寧な振る舞いに好感持たれたようで、ああ、よかったですね。美都とカンナのつきあい、禁止されるといったようなことはなさそう。むしろ、星宮からは美都にとってのいいお友達なのだろうと思ってもらえた模様。ええ、これらもまたいい傾向でありました。なにか、星宮の思惑なんかもありそうな感じがまたよいですね。

『高瀬さんはドル活に夢中です』

高瀬に、自分がPOPであることを告白しようと考えた江田。高瀬に連絡をいれたら、即そちらにいくと返答。あの高瀬が走ってやってきたというから、よっぽどのことでありますよ。

いったい何事なのか。焦る江田に共感。いや、そうですよ。なんかネガティブ思考ってありますよね。わかるわあ。でも高瀬の走ってまで急いだ理由は明らかでした。すぐにでも謝りたかった。このところの態度、大人気なかった、悪かったと謝罪して、そして嫉妬していたと。江田をとられたように感じて嫌だったと、ずっと心の奥でわだかまっていた気持ちを、すべて洗いざらい江田に打ち明けたのですね。

この謝罪のおかげでタイミングを逃がした江田の告白は空振りに終わり、江田がPOPであることは未だ秘密のまま。けれど高瀬が江田をどう思っているかがあっきりして、そして江田自身、高瀬のことをどう思っているか明白になって、ああいよいよふたりの関係は一歩恋の局面に向けて進んだと感じさせられるエピソードでありました。

そして今回、もうひとつ判明。高瀬の誕生日、11月28日! その日までにPOPのドールをお迎えしたい。そう話す高瀬を前に江田はなにを思ったのだろう。ここで江田がどう動くか。こいつは乞うご期待ってやつでありますよ。

『オールドヨコハマラジオアワー』

推しのラジオ番組が終了して傷心のなぎさ。あまりのことに、タイムリープ能力を身につけて、番組終了を回避すべく暗躍しようというのですが、なにをどうしようと番組終了の未来に辿り着いてしまう!

いやまあ、ラジオ番組なんて複数の人間、組織が関わるもんなんだから、そうそうリスナーひとりの頑張りでどうにかなるってこたあないんじゃないかなあ。というのは前回からも思っていたんですが、まさかここで番組スタッフ内にひとり協力者を得ることになろうとは!

しかし連絡つけた手段というのが、番組公式サイトからのお便りはいいとして、文面! めっちゃ電波! 書いたなぎさ当人が怖いとビビるレベルのしあがりを見せて、ほんと、普通こんなので連絡つくなんてありえない! ありえない、のだけど、番組終了を嘆く番組関係者になぎさの電波メールが着弾! かくして出会ったなぎさとハラス、ふたりは番組が終了しない未来を勝ち取れるのだろうか!

いやしかし、このループが失敗に終わった場合、次のリープでハラスに連絡とるのどうやるんだろう。そうしたところがどう処理されるかも、またまた楽しみにさせてくれますね。いや、もしかしたら、このループで決着する!?

2023年10月28日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2023年12月号

 『まんがタイムきららキャラット』2023年12月号、発売されました。表紙は『RPG不動産』。RPG不動産の皆が、ぎゅっと身をよりあわせるにしているその姿が、本当に親しそうで、仲よさそうで、ほのぼのとあたたかく、素晴しいと思えるイラストでした。琴音の手には花束があって、ああグランドフィナーレ。添えられた英字のタイトルとGrand Finaleの金文字もまた今号の特別感を強く感じさせてくれるのでした。しかしこうしてひとつタイトルが終わりを見せて、ハッピーエンドこそは嬉しくとも、わかれはやっぱり切ないのでした。

今月は新規ゲストが2本です。

『このままモブじゃ終われない!』

一癖ある作家が帰ってきた! 前作は『死神ドットコム』、借金まみれのOLと死神のラブストーリーだったわけですが、今作は漫画家ものでありますか。しかしやっぱりちょっと一捻りありまして、なんと主人公はサキュバス。魔界にてエリートコースを歩むも、漫画の夢を諦められなくて、人間界にて漫画家になるべく担当編集者に絞られる日々を送っている。

いや、担当編集者がついてるだけすごいのでは? 結果が出せずに切られそうになっちゃってますけど、それなりの頑張りが評価されている? いや、もしかしたらサキュバスフェロモンなるあやしげな術でもってなんとかしたのかもしれませんが、ほら、今回もなんとかしたように!

結果が出せない佐藤ピコ。へこたれてもう魔界に帰ろうかと思ったところに学生時代の同期、コモナから連絡がきて、頼みがある。Hなことを教えてほしい。意味深な依頼であるんですが、漫画の資料として必要なのだと。学生時代、一緒に漫画を描いてたコモナは、ここ人間界で漫画家として大成しているんですね。

しかしコモナ、可愛いよな。はいいとして、また!? やっぱり!? 歪んだコモナの愛情がピコを襲う!? いやほんと、コモナがピコを呼び出したの、どうもその言動もろもろ見るに、なにか別に目的があるな? と思ったら、ほんと、やっぱり! でしたよ。コモナ、ピコを囲い込んでどうするつもり!?

いやはや、ほんと、これはまた一癖あるラブストーリーが期待されそうですよ。

『ズルいよみのりちゃん!』

みのりちゃん、本当にズルかった!

冒頭、友達のいとちゃんと指相撲するみのりちゃん。それはいいのだけど、負けそうになると微妙にルールやぶってきたり、さらにその上いいがかりつけてきたりして、負けをなかったことにしようと必死! ズルいよ、みのりちゃん! まさしくそのズルさ、一目瞭然。はいいんだけど、いいお嬢さんなんですから教室の床に寝転がってジタバタはやめましょう! 幼児じゃないんだからさ。

3本先取で勝ったらなんでもいうこと聞かせられるというんですが、よっぽど勝ちたいのかみのり、いとに不利な勝負を持ち掛けてはイーブンにつめられて、またいいがかりからの別の勝負に変更するという横暴! よくいとはみのりの遊びにつきあうなあ! と思ったら、なるほどいとには戦う理由がある! 勝ってみのりとつきあいたいんだ!

この気迫! というか、いとの本音聞かされたみのりの必死の逃げ! ほんと、この子、年甲斐もない子供っぽさですけれど、これがいいというんですから、いとの気持ちは尊重しなければですね。からの、無事にいとが勝利して、さすがいとさん大人というべきか、みのりの望みもかなえつつ、そして自分の望みをついにかなえんとする!? と思ったら、みのりさん、拒否!?

ええ、やっぱりズルいよみのりちゃんでありました。観念したまえ。

『RPG不動産』

グランドフィナーレです。戦争という悲惨な歴史を書き換えるべく、過去の世界に飛んだ琴音たち。サトナとラスティーレの間に起きた悲劇こそは回避させられたけれど、変わってしまった歴史の先に琴音たちの関係はどうなるの?

その問への答が示された最終回。王都に仕事を求めてやってきた琴音が出会ったのが、王城に呼び出されたルフリアとラキラ。呼び出したのは女王ラスティーレと領地を管理するサトナ。ええ、今もふたり、ともにこの城に健在。間違いなく不幸な歴史は辿らずにすんだのですね。

さらに琴音の出会うアリス。アリスの姉、セレニアも健在。セレニアは以前の歴史に見た姿とはまるで違って、優秀さ発揮しつつも天真爛漫に暮らしていて、ああ、一番印象が違ったのはこの人であるかも知れません。

そして、忘れてはならない人。ファー。あの、かつてラスティーレとサトナが出会い秘密の友情を育んだ庭にて、琴音と再会。互いにはじめてとなる出会いなれど、きっと仲よくなれるという確信のあるふたり。その関係に縁を思うのです。

ここに琴音たちが呼ばれ、おそらくは不動産の仕事につくことになる理由を知るのは、ラスティーレとサトナ、そして神様だけ。その持ち越されなかった記憶、かつての関係こそは残念にも思うけれど、きっとこれから育まれるだろうもの、それを思うと、ああ、いよいよこれからなんだ。なんてことを思えた最終回。ほっとさせられる思いもしたのでした。

『mono』

やけに気取って、パンのうまさを語る霧山アン。なにやってんの? と思ったら、山梨冬のパン祭りなる食レポコンテストに応募するためのリハーサルだっていうんですよ。なるほど、なんか動画を撮るわけだ。でも再生数の多寡で勝敗が決まるというのは、微妙に不公平感が出てしまったりしないの? と思ったら、やっぱりそのへんもちょっと話題になっていましたね。いや、そりゃ思うよね。レギュレーションこそはあるけれど、とは思ったけど、結果的に動画が出揃って、それぞれが少しずつでも再生数伸ばして山梨甲府のパン屋の認知度があがれば万事よしではありますか。なるほど、面白い取り組みです。

というか、本当にこういう事例ってあるのかな?

豪華賞品がもらえます。で、読み上げられる商品のラインナップなんですが、VRゴーグルと聞いて嫌な予感がよぎったんですけど、おお、取り越し苦労じゃった。でもホットドッグデザインなの? VRゴーグル。無闇に凝ってんな。ほんと、他の商品もこの企画のためにデザインしたにしては凝りすぎといったところ。でもメロンパンヘッドホン、これはなんかイケそうな気がしますよ!?

シネフォト研究部に猪俣が加わって、食レポ動画に挑戦。その模様はまた次回。ほんと、どんだけ凝るのか、あるいは脱線するのか。なんとかして勝てる動画、見てもらえる動画ができあがったらいいですね!

2023年10月27日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2023年12月号

 『まんがタイムオリジナル』2023年12月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。これは食欲の秋!? 板前姿で桂剥きする山下さんの表紙です。『小森さんは断れない!』しゅりは着物姿で仲居さん。『かむろの異国料理帖』すずは、栗ご飯かな? おひつでたっぷり準備して、けどこれ、すず、ちょっとつまみ食いしてますね? そして『らいか・デイズ』らいかは七輪でサンマを焼いて、ああ、秋はらいかにとってメインシーズンでありますね。

『となりのフィギュア原型師』

イスカ来襲。3Dスキャナーでもっておこめ代表のモデルデータを取得しようというのですが、そうかあ、こんなに小さいんだ。スマートフォンに装着して撮影するタイプ。これ、データを取りたい対象のまわり、ぐるりとまわるだけでできあがったりするのかな? と思ったら、違うのかあ。やっぱり難しいんですね。

写真を解析して3Dモデルを生成するのに挑戦してみたおこめ。おお、フォトグラメトリーだ。でもそれでできたモデルがえらいこと残念なやつで、イスカ名づけてこるりミュータント。なかなかうまくいかんもんですね。

最近のスマートフォンはすごいですよね。LiDARとか搭載されてたりする。3Dスキャナもハンディなのがあるから、はぐちゃんが警戒するように造形イベントでデータを撮ってくやつがいるとかなんとかかんとか。でも、さっきのこるりミュータントみたくなったりせんのかな。よっぽど腕がいい、ノウハウがあったりするのかな。なんか世の中、がんがん進んでいって、積極的に情報集めないとわからないこといっぱいですよ。

今回の人物スキャン。ターンテーブルがあると楽というの、やっぱりそういうのあるんですね。からの、三々沢男子スタイルみみが登場、はぐちゃんが我を失ってみたり、でもって半藤がみみを守るために脱いでみたりと、渾沌を極めた終盤。でも、それだけの成果があったといっていいのかな? ずらりと並んだ3D出力フィギュアたち。はぐちゃんだけ、なんかゾンビみたいになってますよ?

『おだまき君の道草ごはん』

小麦さん、あなたどうしてそう気弱なの! あなたは苧環が好き! だから気後れせずガンガン会って、どんどん好感度上げていったらいいの! なのに、この子ったら苧環のこと意識しすぎて、全然会おうとしないどころかむしろ積極的に避けちゃって、そんな時に飛び込んできたニュースというのが、苧環彼女連れ疑惑。小麦ったらすっかり気にしちゃって、本当、この子、後になってから気づいて悔いるタイプですよ。

そんな小麦の前に現れた謎の美女です。公園でもしゃもしゃ草を食んでいる謎の人。すごい美人、苧環の彼女ももしかしたらこんな人? ともやもやしている小麦を見て、恋の悩みを打ち明けたまえと迫ってくる。それからの小麦、なんだかんだで苧環のこと意識してるの自ら言葉にしちゃってね、それが本当に可愛くて、そうだよ小麦、素直になればいいんだよ!

みたいなこと思っていたら、このお姉さんが苧環の従姉と判明! 苧環を意識してることがバレた上に、彼女疑惑も解消して、一挙両得? なんか2歩くらい前に進んだ感じがしますよね。あとは小麦が自分に素直になるだけですよ。

『アイドルはお忍びchu♡』

かつてアイドルグループレゼルに所属していた一花。彼女が抜けた後は、宮本紗鳥がセンターをつとめているというのですが、この紗鳥さんが一花を訊ねて富山まで! しかしこの人、すごい美人でいらっしゃる。おしのびスタイルは帽子に眼鏡。めちゃくちゃ可愛いな! あまりに可愛いせいで、おしのびなのに全然しのべてないじゃないですか。

と、こんな時は忍びの本職の出番です。一花を見つけた紗鳥。完全に本人とバレてしまって、人がわあっと押し寄せてくるところを、我らが芙蓉、煙幕一発で一網打尽! じゃないや、華麗に逃走してみせるっていうんですね。

さすが! この子も余裕が出てきたのか、物騒な忍者ジョークを挟んでみたりして、ほんと面白いな。そしてここからの紗鳥と芙蓉の攻防。いや、むしろ芙蓉は紗鳥のことよくよく見て、理解して、それこそ一花よりもその心の模様、よく把握しているくらいです。

紗鳥は一花が好き。でも素直になれない。芙蓉に嫉妬。一花はそのあたり、きちんと理解してるのかな?

一花は一花で紗鳥が好きなんですね。でもって、紗鳥が自分のこと好きということもちゃんと理解している。そのぎこちなかったり不器用だったりする好きという気持ちが、あっちにこっちにぶつかりながらでも、なんだかうまいこと受け止めてもらえてるってところが本当に愛らしい。ええ、紗鳥、不器用ながらも愛嬌の人なんですね。

今後もたびたびからんでくるのでしょうか。本当、これは楽しみですよ。

2023年10月26日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2023年12月号

 『まんがタイムきららフォワード』2023年12月号、一昨日の続きです。

『球詠』

一年生を前面に押し出しての対村神学園戦。慣れない一年生たちが奮戦するも、なかなか試合を我が物にすることかなわず、むしろじわじわ押されている。未熟さゆえか、持ち味発揮することができず、パスボール、失点、エラーと、いいとこなしの展開です。

しかし詩織、妙な迫力ある子ですよね。ヨミの強直球を逸らせてしまった。それで落ち込むかと思ったら、むしろ逆に次は顔面に当ててでも捕ると強気な決意を見せているんですね。さすがのヨミもおののいてる!? ほんと、今年の一年生はといっていいのか、癖の強いのが揃いましたね!

試合が進むにつれ経験不足を露呈させる一年生たち。そんな中、奮闘してみせる詩織だけれど、ヨミが詩織の配球になかなか首を縦に振らない局面が見られ、はたしてヨミの真意はいかなるものなのか。詩織に対する不信ではないだろう。ならばなにかを詩織に伝えようとしているのだろうか。

チェンジのタイミングでヨミに話があると切り出した詩織。それを受けたヨミ、笑顔を見せつつこちらからも話があるという。おそらく同じ話だと思うという、それはいったいなんなのか。ヨミが詩織に見たいもの? 期待するもの。それがわかるかも知れませんね。

『魔法使いロゼの佐渡ライフ』

民俗博物館を訪れた紗菜とロゼ。博物館の入り口には千石船展示館との看板もあって、その偉容はなかなかのもの。故郷エトワールとの関わりを探りにきたロゼなれど感心し、圧倒されるそれは、かつて佐渡の交易に用いられた北前船。復元に1億4千万かけたといいますが、この絵の見せる圧倒するような存在感、実物を前にしたらどれほどのものだろう! 博物館の資料としても、またスペクタクル感じさせるオブジェとしても、耳目を集め人を呼ぶ、かけた額、かけられた労力に相応しいものありそうです。

さて、小学校をもとにしたこの博物館。所蔵された佐渡にまつわる資料のみならず、その建物自体も佐渡を物語るようでありますね。そんな博物館で、ロゼ、エトワールに関わるかも知れない花瓶を見つけるのですが、結局それ以上のことはわからず、むしろ佐渡について深く知る、その機会を得たといった具合になっていました。

今回は大きな収穫はなしかなと思った帰り道。なにかを撮影している月渚を発見。これはなにかのおぼしめし!? どうもやはりこの博物館詣では、エトワールと佐渡の関係について知る、そのきっかけになりそうです。

『花唄メモワール』

大正の世、街へと出た梅が出会ったのは、まさかの巴枝!? あまりの懐かしさに駆け寄っていく梅ですが、当の巴枝はきょとんとした顔。いや、それもそのはず、大正時代に巴枝がいるはずはないのです。いったい誰かと問うてみれば、吉野竹子、おそらくは巴枝に連なる関係筋であろう。

竹子、ロベールの知りあいだったんですね。かつてアイリスの家庭教師をつとめていた。再会したアイリスからいきなり変人呼ばわりされてますけど、ほんとどんな人なの竹子さん!?

聞けば小説家なのだそうですよ。実際のところは、雑誌に小説が掲載されたことのある小説家志望といったところみたいなんですが、梅たちを前に大それたことをいってしまった分、なにはなくとも文筆にはげもうと必死の様相。しかしそれは筆がのるというよりも、結果を出さねばと焦る気持ちに後押しされてのものであるのですね。

その竹子から梅が頼まれたのが、執筆中に食べられる夜食。とりわけ噂に聞く梅のハイカラ料理をということなのですが、これ実は無理難題のつもりで苦し紛れに捻り出された依頼で、でも梅は本当に素直ですね! やる気もやる気で、しかも桐喜も同じくやる気で豚バラ肉など用意して待っていたっていうんです。

ここで作られるのが、長崎の料理という豚の角煮。へー! 豚の角煮って長崎の料理だったんだ。梅同様に驚いたわけですけれど、かくして作られる豚の角煮。見事にできたその角煮を、竹子のリクエストにあわせて梅がアレンジ。おにぎりに結んでしまうのです。

竹子が口にした梅のおもてなし。ただ夜食として食べるのではなく、窓から望む夜景。星にあふれ三日月の光る景色をともにというのですね。

こうしたことが竹子に働きかけて、肩の力が抜けたのか、そして頑なだった目も開いたか、長く抱えてきた課題を克服、一歩進むことができた。梅との関わりを得ることで、またひとりその人生によい変化がもたらされたというのですね。

しばらく竹子は花瀧屋に逗留するようですよ。ということは、この宿でまたいろいろな経験をして、それを執筆に活かしていくということになるのでしょう。彼女がここで見、知ること、体験することがどのようなかたちで結実するのか。そうして書かれたものが後の世にもたらされたりするのか。ということは、もしや歴史に影響を及ぼしたりも!? なんて可能性に、ちょっと興奮してしまいます。

2023年10月25日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2023年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2023年12月号、一昨日の続きです。

『白魔導士はゾンビの夢を見るか?』

尾つきの巨大ゾンビを皆のコンビネーションで撃退したアヤたち。頭部をレサナで吹き飛ばされ、海へと落下していく巨大ゾンビ。ああ、やっつけた、もう終わった、そう思った矢先、尾つきゾンビの尻尾がアヤを襲う!

海に引きずり込まれるアヤ。どうする、どうなる、このままではレサナがかけられない万事休すの一大事! と思ったら、なんとまあ、たくさん魚をつかまえながら崖を登ってきたっていうんだ! このアヤの不思議な体質。ゾンビ感染に対しなにかしらの耐性があるの? おしりのところがむぅーんってなって、スーパーパワーが出る。本当に不思議なんですね。

かくして一旦の解決を見せた尾つきゾンビ騒動。トモリンとともに今夜この灯台で過ごすことになるのですが、トモリン、尾つきのことを、ひいてはゾンビのことをなにか知っているのか? と、ここで今回は終了。まずは落ち着いて、それからいろいろ聞くということになりそうですね。

『アイドルビーバック!』

複数の事務所から声をかけられている慈雨。女優系、モデル系、これまでとは違った路線に転換していくことになりそうなのですが、慈雨本人はどこともまだ決めかねている。ならば、アイドルや歌手という選択肢はなかったのか。あんじゅに問われて答えた慈雨。

アイドルはもうやりたくない。

その真意とはいったいどういうものなのか。それがだんだんと明らかにされていくくだり、とてもよかったと思う。ただ慈雨が自分の思っていたことを話すというだけでなく、椿が変えてくれた雰囲気、そして椿に気づかせてもらったというあんじゅ。朝子と慈雨が歩み出そうとしている新しい道、それを応援すべきだった!

そこからのあんじゅのステージ。そこで見せた表情が、がっかりダンスが、慈雨の心に訴えるんですね。あの時、慈雨がアイドルのスカウトに応じた理由。ずっと謎だったことがここではっきりとする。どうしてアイドルはもうやりたくなかったか、その理由もはっきりする。

全部のことにすっきり理由がついて、そしてここにまたあんじゅと一緒にアイドルをやろうと思う、そこにもしっかり得心がいくという流れ。素晴しかったと思ったのでした。

しかしこうして慈雨が戻ってきてくれて、残るはトモコ様!? 朝子にとっては大きな決断になるかも知れないけれど、これがひとつの思いきり。これと決めた転換点になってくれるといい。そんなこと思ってしまうんですね。ええ、この3人、そして椿含めた4人がひとつとなって取り組む、そんなアイドル活動に期待してしまうのですね。

『瑠東さんには敵いません!』

小学生の頃の瑠東の秘密。それを知ることとなった和村と文美。イタズラ好きだった和村と、実はそれを嫌がっていた友達グループ。いじわるばっかりするって、嫌いだったらそういってっていわれて、それが瑠東に本当の自分を隠させることとなってしまったというのですね。

かくしてできあがった優等生の瑠東。イタズラ好きの性格を隠してきた、なのにそれを和村にだけは明かせたの、なぜだったのか。その理由もはっきりとさせられた。ああ、それは和村が相手が誰でも、友達でも、やめて欲しいことははっきりやめてといえる子だったからだったのか。自分が求めていることをいってくれる人、それが和村だった。瑠東にとっての特別だったのですね。

ひとりカーテンの中、泣いている瑠東を迎えにきた和村。まるでお姫様を救いにきたヒーローじゃんか。そして特別な相手を抱擁する瑠東。この本当に特別なふたりが、自分でも持て余している感情を、はっきりと言葉にして伝えあう。そしてここにわだかまりや不安は消えさって、本当に本当の友達になれたのだ。なんてこと思わせてくれる最終回であったのです。

というか、友達以上でもいいんだと思う。あの繋ぎあった手と手。突然の頬への口づけ。本当に相手のことが大好きで大切な、そんな関係。最後の最後まで素晴しかったと思います。伝え伝わって、より素晴しくなった、そんなこと思います。

2023年10月24日火曜日

『まんがタイムきららフォワード』2023年12月号

 『まんがタイムきららフォワード』2023年12月号、発売されました。表紙は『ももいろモンタージュ』。紅葉散る季節、温泉につかるヒナであります。やっとこさ涼しくなってきて、温泉もいよいよこれから。こうした露天、半露天の温泉など、さぞや気持ちいいことだろうと思えてくる表紙であります。と、そんなこと思っていたら、本編でも温泉に!? 今月はお誘いだけでしたが、我らがたまもんが断れるわけもなく。ということで、表紙の温泉情景はひと月先取りといった風情であります。

今月は新規ゲストが2本です。

『桐歌様は騎士になりたい』

騎士になりたいと夢見ている鳳桐歌。いったいどうしたことかと思ったら、思い人、松比良美鶴の好きなタイプが騎士みたいな人と知ってしまったから! というんですが、これ、どう見てもナンパをあしらうために適当なこといってますよね。

しかしそれを真に受けてしまうのが桐歌という人。鳳家の令嬢として、日々欠かさぬトレーニングがため、素養は抜群。とはいえ、どう見ても騎士というより姫の方がふさわしいのが桐歌。お友達に相談するも困らせるばかりで、結果なんとかひねり出されたのが、かっこいい人物を目指せばいいのでは、という妥協案(?)。

かくして桐歌のカッコイイポイント、KPを高める日々がはじまろうというのですね。

でも美鶴を前にするとなかなか思うようにいかない桐歌です。得意のスポーツでも勉強でも失敗。美鶴を誘うのもしどろもどろになって失敗。いいとこのない桐歌ですが、不埒な輩を前にして発揮された騎士たる桐歌の真価!? 大男を相手に毅然と立ち向かうばかりか、得意のジークンドーで軽くいなしてしまった!

かくして得られたKP!? と思いきや、なかなか思う答の得られない桐歌。いや、最後まで聞いたら望む結末に辿り着けたかも知れないのに! ええ、なかなかうまくいかない桐歌であります。

『お茶漬けびより』

お茶漬けを楽しみに日々を頑張る築山瀬名。朝ご飯はお茶漬けの素に溶き卵をイン。そして昼には麦茶で作った冷やし茶漬けと、とにかくお茶漬け三昧の日々を送っているというのですね。でもそれって栄養偏っちゃわない? と思ったら、お昼のお茶漬けはけっこうな具沢山。あっさりさっぱり食べられて、栄養バランスにも配慮できる。お茶漬け三昧もなかなかに悪くないのではないか、なんて思わされたのでした。

瀬名がお茶漬けにハマったのはなぜなのか。瀬名がスーパーからの帰り道、一緒になったお隣の女の子、基ちゃん。この子の話、母が忙しくてひとりで夕食を食べるというのを聞いて、夕食に誘うのですね。

それで一緒にアレンジだし茶漬けを作って食べる。その食事の風景は、素朴ながらも楽しそうで、笑顔あって、にぎやかで、そんな時に語られた瀬名のお茶漬けとの出会い、疲れてても手軽に作れるというところがよかった。そしてひとりでも、ふたりでも、作って食べて頑張れる。

そんな瀬名と基との関係、今後も一緒の時間過ごす機会、ありそうでとてもよかったです。

『異世界サウナへようこそ!~ルナちゃんはととのいたい~』

サウナのあとはサウナ飯。異世界でも人気というのですが、なんか尋常じゃないメニューがあるな! スラーの食べる地獄タンメン。一口食べると口から火を吹くというのですが、これ、比喩でも漫画的誇張でもなく、実際に吹いてるのか。しかもスラーでなくともルナでも吹ける。ファイアーペッパーなるスパイスの効用だというのですが、いやはや、なかなかに過激な物品がある世界です。

今回は新メニューを開拓するというのですが、ルナがこちらの世界でよく飲んでいたオ、いやいや、ポロポというドリンク。へー、こういうのが好まれてるんだ。それを久しぶりに飲んでみたい、というも、もとになるポロナミーSもポポリンウォーターもない世界、説明しても伝わらないのはしかたないのかも知れません。けれどそれでもなんとかしたいと張り切る料理長さん。そして一緒に試しに作ってみたファイアブレスカレー。体の中から熱く熱される感覚に、続いていただくポロポ風ドリンク。

こうして皆で一緒に新しい味を、名物を開発していくのも楽しそう。今回はあちらの世界、こちらの世界、それぞれの味わいが一緒になってととのった、そうしたコラボ感、異世界交流感もまた素敵でありました。

『スローループ』

二葉とひより、ふたりでお祭りの縁日です。これは七夕のお祭りなんですね。年に一度、織姫と彦星が会うことの許された日。そのロマンティックな物語を、自分自身とひよりに重ねる二葉が健気です。

さて、一緒にめぐる屋台です。食べ歩いて、遊んでと、楽しい時間を過ごしていますが、そんな時、二葉が見つけたのが金魚すくいならぬ金魚釣り。大きなプールに泳ぐ金魚を、練り餌でもって釣り上げる。珍しいと見にいったふたり。そこで二葉が、3色の金魚がかっこいいと興味を示したんですね。

釣れたら持って帰れる。そこで一肌脱いだのがひよりお姉さん。というか、釣りとなったらやってみたい、そんな気持ちもあるっぽく見えますね。かくしてはじめての金魚釣り。どんな風に餌をつけたら狙いの金魚を釣れるのか。試行錯誤しながらアタックしていくんですが、ここぞというチャンスでちびっ子が大きな声出しちゃって魚が逃げちゃった!

ここで火がつくひよりの釣り人魂。ほんとこの子、負けず嫌いですよね。

さて、この後のこと、ひよりと話す二葉がしんみりと、ひよりと一緒に同じ学校には通えないというんですね。ちょっと沈んじゃって、けれどそんな二葉を元気づけたひよりの言葉。ふたりの心の通いあう、そんな情景はとても素敵で、ああ、これは小春には見せられません!

2023年10月23日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2023年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2023年12月号、昨日の続きです。

『ギャルとネクラの吸血関係』

いよねとまくる、このふたりの意思疎通。今なお万全とはいかないみたいですね。読者モデルイベントのチケットを2枚ゲットしたいよね。まくると一緒にいくんだと浮かれているんですが、肝心のまくるが、なんで私なのかとピンときていない。この朴念仁吸血鬼。でも逆に察しの悪いそこがチャームポイントになってると思う。手練とか手管とかでなく、その気持ちの素直なところでいよねとつきあっている、そんな感じさせてくれるんですよね。

さて、いよねのお目当て、木羅きらりという読モさん。どこか覚えがあるというまくる。それは姉に見せられた手配写真だったというのですが、ここでも察しの悪いまくるさん。なかなかそれと気づかぬままイベントに参加、そこでようやく、自分と同じ匂いを感じたというのです。

時すでに遅し!? 木羅きらりならぬ鬼良らら。島を出奔した吸血鬼。この世界に紛れて暮らしてきた彼女の次のターゲットはいよね!? さあ、どうなる。いよねはららの毒牙にかかってしまうのでしょうか。もしそうなろうものなら、まくるがどう出るか。注目してもいいのかな? 気になる展開きそうです。

『リリカお嬢様に振り回される』

リリカの父が娘に持ってきた話。それはなんなのか。なんと、再生医療の情報だったのですね。脊髄に障害を持つリリカ。かつては治す手立てはなかったものの、今、医療の進歩で回復の可能性が見えてきた。いくら金がかかろうともかまわない。父の覚悟は、娘に対する負い目、ないしはすまないと思う気持ちのあらわれ。

一度はつっぱねようとしたリリカだけれど、永野の言葉を思い出して、その話、承諾した。ここにリリカと永野、ふたりのこれまで重ねてきた時間、育ててきた関係がうかがえて、胸に迫るものありました。そしていつになく穏やかな永野。その内心は、リリカとの別れに千々に乱れ、別れの寂しさ悲しさをずっとこらえていたことがわかるくだり。ああ、これもまた胸に迫るものあって、だからこそでしょう、永野のもとに届いた手紙。そこからの流れに、心しっかとつかまれたのだと思います。

永野を待っていたもの、それですよ。ああー、リリカお嬢様が! そうか、そうか、本当によかった。というか、めちゃくちゃ可愛いな。この立ち姿に、そうかリリカはこんなに小さかったのかって思わされて、それだけにこの子のずっと頑張ってきた気持ち、時にこじらせて反発してきた、そうした思いのいろいろがひしと押し寄せてくるようでした。

しかし最終回は本当に永野の視点に重ねて読んでいました。それだけにあのラストにはぐっときました。ふたり、ずっとこうして仲がよいといいなって、そう思えるラストでした。

『さうのあっ!』

リューディア、コーヒーにやる気ですね。花の湯で提供するフィンランドコーヒー。今はサービスだけど、お礼を大量にもらっちゃうのがすまなくて、定価を定めたいというのですね。

なので、きちんと商売としてやりたい。となると保健所の許可が必要となって、そうなるといろいろ設備やら整備しないといけない。それで不動産賃貸業に従事している花の湯オーナーのお孫さん、花城瞳に相談を持ち掛けて、それで出てきた見積もりが大サービスで100万円! リューディアに到底払える額でなく、なので工夫で乗り越えます!

今あるリソースを活用し、不要な資材を提供してもらって、あとはDIY! 皆で一緒に頑張るくだり、あれ、見てて楽しかったなあ! 芹香がいつも以上に可愛く見える。からの、こかげが精一杯頑張ってる姿も好感で、いやもうこうした時間が皆の仲を深める、そんな感じさせてくれて大変によかったのでした。

そして最後に、リューディアズカフェオープンです。しかし、定価を定める目的だったはずなのに、やっぱり大量にご祝儀、御布施が集まるの。これもリューディアの人徳!? よっぽど愛されているのですね。

2023年10月22日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2023年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2023年12月号、昨日の続きです。

『ぬるめた』

デカくなったくるみちゃん。おお、これはダヨーさんの系譜だ。子供体形のままサイズだけデカくすると、こんなにも威圧的になるんだと見せつけてからの、ほのぼの着ぐるみ展開。そして続いてお姉さん化するというんですが、182cmはデカすぎない!? 背が高い、胸が大きい。それで解釈違いというのですが、いやいやちあきよ、あんたが大きくしたんやんよ。巨乳不可というのなら、そういう風に調整して大きくしませんと。

というのですが、大きな胸が不評なのはちあきとゆうかくらいなもので、あまりのデカさ、腕の長さにおののいていたしゆきなどは、ぎゅっと抱き締められて圧倒的に陥落しているし、カジに至っては人生狂うレベルでドツボにハマっておいでだ。本当、今回の大きなくるみ、ちあきの仕事で過去一なのでは? ってくらいにハマっていましたよ。ほんと、たまにはこうして大きくなるがよい。そのギャップで落ちる人、読者にもきっといると思うですよ。

『マグロちゃんは食べられたい!』

なぎさのもとから去ったカジキ。いったいどこにいったのだろうと皆で探すのですが、なぎさはというとみさきを相棒に魚釣り。ふたたびカジキがかかることを期待してというのですが、これ、はたして海に戻ってるんだろうか。案外、さしみとクロが陸で探し当てちゃったりするんじゃないかと思っていたのですが、ああ、さすがなぎさの見立てです。まさしく海にて、なぎさの竿にかかったカジキ。かくしてふたたびふたり、ひとりと一尾は再会するにいたったのです。

釣り上げるまでのくだりでですよ、ギャフで引き揚げないといけないかも知れない、手元くるうと死んじゃうかもって、それはさすがに嫌だなあ! って描写があったりと、この期に及んでこのシュールなやりとり! からの、食べまくりみさきに神経締めの構え。えらい物騒だな、みさきさん。で、ここでついにかかったのがカジキ。引き揚げに際して、まぐろが一役買うの、これはいい展開だったなと思ったのでした。

人と魚、異種の存在が互いに気持ちを通わす様の描かれた今回。離れてはじめてわかったなぎさの気持ちに、やっと素直に思いを伝えられたカジキの様子、ここに大きな山場となる感情の盛り上がりを感じて、ああ、よかったとそう思っていたら、ついには次回、まぐろとみさきの番がやってくるというのですね。

ふたりは、ひとりと一尾はどんな答を出すのだろう。最終回、ふたりの今後はどうなっていくのだろう。気になるラスト。まぐろの胸中に渦巻くもの、それがなにか、気になってなりません。

『エイティエイトを2でわって』

ついに音楽祭。いろんなステージ、いろんな出演者。バラエティに富んだそれぞれのパフォーマンス。見ていてほのぼのさせられたり、珍しいものがあったりと、ほんと最高ですね、この描写! と思っていたら、我らが主人公美弦はというと、ひとりもりもり食べまくり! おまつりということで、たくさんきているキッチンカー。あっちで買い、こっちで買い、常になにか食べているといったその様子。元気でよろしい! というべきか、それ、食べすぎでパフォーマンスに影響したりしない? 不安に感じるところもあったりと、いやもう、ほのぼのはらはらいりまじる情景でありました。

ピアノの発表の前に合唱部のステージを見にいきます。大島先生大好きのすずながめちゃくちゃ可愛いね! それに歌唱も楽しかった模様。ああ、この子はほのぼの枠だな。見ていてなんだかいやされる? ほっとさせるような小動物的愛らしさです。

そして我らが四人のステージですよ。年齢順に発表、ということで皆は最後に出ることになりました。まずは来夢とゆずのふたり。見つめあってからのせーのっ。弾くごとに気持ちはほぐれ、楽しくなっていくというの、見ているだけでも伝わってくる! ええ、これ素晴しいですね。緊張しすぎてとかあるのかな、と思ったけど、そんな心配いりませんでした。音楽を奏でる、その楽しさがストレートに現れて、ああ、いいなあ、そんな一時味わうことができましたよ。

最後に奏と美弦の演奏は、これまでで一番いいパフォーマンスを見せる美弦! 周囲の皆も感心したり感動したりと、本当素晴しいな。美弦のいい表情! 奏のまなざしもまた素敵で、ふたり、気持ちが通いあってるよ! ああ、誰かと合奏するって楽しいよね。なんて気持ちを呼びさましてくれちゃったわけですよ。

かくして連弾は好評のうちに終了して、最後に美弦のソロ。と思ったら、なんと腱鞘炎疑惑!? 腕が、腕が痛むのかい!? これまでの美弦の行動、その言動もろもろが一気にフラッシュバックしてきて、あれは、あれは腱鞘炎の予兆だったのでは!?

これ、どうなる、どうする? 思い過ごしであったればよいけれど、そうでなければ、ステージの穴は奏が埋める? どうなる? どうするんだろう。本当、ここにきてこの緊迫感。食べすぎの心配は杞憂だったけど、思わぬことにはらはらさせられてしまっています。

2023年10月21日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2023年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2023年12月号、昨日の続きです。

『コンビニ夜勤のあくまちゃん』

天使と悪魔、ついに和解!? と思ったら、誰かに頼りたいエリエルが最後の頼みの綱としてアルールに泣きついた的なやつでした。目的は門音弟に贈るためのバレンタインチョコづくり。コンビニに大量入荷するやつを買えばいいじゃないかと、ドライな対応するアルールだけど、なにをどういっても聞かないエリエル。エリエル、天使だからなのか頑固ですよね。これと決めつけたことあったら決して曲げない、そういうところ、実に天使であると前から思っていました。

で、このふたりが一緒に作ると、ただのチョコレートも生命を持つにいたるのか!? 魔界の毒沼から一転誕生したのがギョロ目に手がついた謎の生命体。おお、小刻みに震えて、殺して殺して的なやつじゃないのか!? と思ったら、なんかお茶目で楽しいやつだな。コミュニケーション可能そうなとこ見るに、なんか今後もちょこちょこ出てきそうな予感がしますよ、チョコだけに。

この一件、最終的に門音に御鉢がまわって、チョコづくり指南がはじまるのですが、まさかというか安定のエリエル出禁! ほぼ門音姉製チョコが弟に贈られることになるの、なんというかあんまりイベント感ないな! チョコを渡すエリエルとかはすごくいい雰囲気だったんですけどね、受け取る側がその気持ちに気づかないとかで、結局はさっぱりなにも進展しない。ええ、新しい登場人物(?)が生成されたエピソードになっちゃったっぽいですよ。

『SAN値直葬!闇バイト』

なごみさん、あいかわらず自己評価低いですね。自分のことは生ゴミとお呼びください……。あまりに卑下するその態度。さすがに気の毒というか、こよが気を使っちゃって使っちゃって、いやでもほんとわかるよ。もうちょっとだけでも自信持って? そこまで卑下しないで? って思いますよね。

そんななごみが自分自身をさらけだす、そんな回でしたよ。いえね、最初からあやしいと思ってたんです。あからさまに描かれた不気味な香炉。立ちこめる煙。これ、なんかあるなと思っていたら、パインアメが仕掛けた己の欲望に正直になれるお香とな! これ、こよがいつもより思ってること話せてたの、先輩風吹かせてたからとかじゃないのか! さらにはあかり、いつもどおりなんも変わらなかったの、欲望まみれドストレートなの普段どおりだからか!

ひとり泥をかぶったのがなごみ。まさか幼児退行してしまった上に、こよに母乳をねだるとか! しかも悪いことに、この記憶まるまる残るんだ! 本当、このイベントを通して素直になって、ちょっと自分を見つめなおせたとかじゃなく、自己嫌悪倍率ドンさらに倍! ってやつじゃありませんか。ほんと、ラストのなごみの精神荒廃。こうなるのもいたしかたなしというか、ほんと、アメンパイン店長も手加減してください。でないとなごみ、この店にこれなくなっちゃいますよ!

『わからせろ!ナマイキツネ様』

いいですね、壱与の友達、ともよちゃん。ハロウィンを目前として、可愛い仮装で壱与を迎えにやってきた。あのもじもじしてるのがなお可愛いですよね。壱与を誘いにきたのは、ともよの家で仮装の衣装あわせをするためというのですが、それを聞いて黙ってられないのが桜子。そうでした、人物紹介にもありますけど、ケモミミフェチなのでした。一眼レフ持ち出して、ついていくっていうんですね。

今回は桜子が目立ってましたよね。ともよの制服を見て、名門校の生徒と判断。お家も名家? あわよくばうちの氏子にと目論むのですが、残念、母の神社に先におさえられていました。

で、桜子のお母さんのキャラが濃い! というか、娘の秘密、知られたくない情報をドバドバ提供するのはよしてさしあげてっ! ええ、ともよが人見知りなのこの母の影響あってのことなんじゃないかって、ちょっと思っちゃいましたよ。

さて仮装の試着ですよ。桜子、のっけからコスプレショーとかいっちゃってますが、大量に出てくる衣装! 着せ替えされまくる壱与! うーん、自分は定番☆魔女がいいですね。露出少なめが好き。ええ、桜子とは好みが正反対の模様でありますよ。

からの、桜子もコスプレさせられる。うん、宗教違いコスプレでストップでしたが、せっかくだからもっと他のも見たかったなあとか思ったら、なんでそんないかがわしいのしかないのん!? ほんと、お父様の嗜好、ちょっとヤバい感じでありますよ。

その後は3人で一緒にカボチャのランタン作ったり、さらには壱与が呪いの鎧を暴走させて無事おしおきのノルマ完了させたりと、ちょっとした騒ぎがありまして、で、今回の最大やらかしはやっぱり桜子では!? なんでそんなに大量のランタンを!? いやね、お屋敷が大きいから、そんだけ飾る必要あったのかなとか思ったんですが、ただ黙々と作りすぎただけって感じみたいですね。それで最後に皆でおしおきされるというの。ええ、珍しくといっていいのか、今回は桜子もわからされる側だったようですよ。

2023年10月20日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2023年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2023年12月号、昨日の続きです。

『ばーがー・ふぉー・ゆー!』

なんとまあ、新局面! こむぎがピ・来栖様の中身が透だったと知っていろいろ挙動不審! まではいいとして、新たな局面っていうのはバーガー・イーツ。デリバリーサービスの導入でありまして、人づきあいを苦手とする小麦がですよ、男の人とか苦手だなって思っていたら現れたのは可憐な女の子。しかもかなり有能で、信じられないほどのはやさで届けて戻ってくる。

あまりの速度にライバル配達員たちはほぞを噛み、追い立てられるようにバーガーを作り続ける小麦はどんどん憔悴していく。

ほんと、完全にピ・来栖様が霞んでしまったのでありました。

この子、あいすちゃんっていうんだそうです。かつてモグモグバーガーで働いていたこともある人、というので店員とも馴染みがあるんですね。辞めたのは店長がらみのあれこれで、というんですが、ふと冷静になったらしいあいすの諦念滲む口振り、その面白さ。もともとそうだったのかも知れませんけど、こうした経験があいすをしてより辛辣にさせる遠因になっているのかも知れませんね。

人を見る目のあるっぽいあいす。小麦にアドバイスなんかして、それがまた的確でっていうんですが、小麦は小麦であいすに対して微妙に辛辣。この辛辣を辛辣で返す関係性。新しいコミュニケーションだと思いましたよ。

そして最後に明かされるあいすのフルネーム。あいすうめ。おお、うめちゃん! 可愛いのに。ねえ、ほんと可愛いのに。うめちゃん、いい名前だと思いますよ。

『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』

つくしが発熱。それでちょっと動揺するユーリ。最初はいい調子だったんですけどね、卵も焼けない、なにしたらいいかもわからない。自分の現状を把握してからのこの子のふるまい。普段なら決してしないだろうことを躊躇せずやってみせて、ああ、よほどつくしが大切なんですよ。

ちょっと思ったんです。倫って面白枠だと思ってたんですけど、玄関に登場したところ、この人、めちゃくちゃな美形だな! 全然意識してなかった。意識してなかっただけに、この衝撃、かなり大きくて、ああ、これからはちょっと倫さんのこと直視できない! いや、まあ普通に見ますけどさ、でもこれまでとはちょっと感じ方が変わってしまうのは間違いないっぽいですよ。

ユーリ、倫に助けを求め、メイメイならぬサツキにいろいろいわれながらも自分一人で頑張りたいというくだりとかね、本当、いい子ですねえ! よほどつくしのことが大切なんでしょう。買い物上手にできて得意気なその様子もすごく可愛らしい! ええ、ほんと、今回はつくし、ユーリのその関係、心と心の通いあう、そうした様にあたたかなもの感じさせられました。

『てくてくっ!秘密リサーチ』

5歳児時代のひぐれ、面白いなあ。鉄道のおもちゃで遊んでいた子たちから借りた列車を連結させて長大な編成を作って遊んでる。いったい、どれくらい連結させたかったんだろう。思ったように長大編成作れなかったのがショックで泣いちゃったりして、そんなひぐれに先生が鉄道唱歌を歌ってくださったのですね。

そんな思い出がよみがえる新橋探索。鉄道の日に新橋を訪れて、ありし日の鉄道を偲ぶというんですね。

新橋がかつての起点というのは私も知っていましたが、いろんなものが残されてるんですね。プラットホーム跡に0哩標識。銀座に残された踏切などなど、そうした鉄道にまつわるエピソードが紹介されていく中で、突如現れたトロッコ問題、そのトンチキな解決方法! いや、そのドリフトは脱線しない!? アクロバティックすぎる力技に、変な笑いが出てしまいました。

今回ラストに歌われたのが鉄道唱歌。鉄道唱歌の碑を見て、歌いはじめるすかい。歌がうまいのはいいんだけど、66番までそらで歌えるの!? しかも神戸まで歌い切ったその跡に、山陽・九州編にまだ続くというの、よほどのガチ勢と見えますね! ほんと、すかいにマリン、ふたりノリノリでの鉄道唱歌。この楽しげな様、皆が喜ぶのもわかります。

2023年10月19日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2023年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2023年12月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。フユ、エル、ナツメの3人。小悪魔風? あるいは不思議の国を思わせる小道具なんかも手伝って、どこか蠱惑的で一筋縄ではいかない、そんな雰囲気が魅力的な表紙となっています。これ、ハロウィン衣装ですよね。きらびやかで、豪奢な装い。そこにシックな風あいも加わって、実に素敵な空間が出現しましたよ。

今月は新規ゲストが4本です。

『スポチャン!』

おお、扉絵見まして理解しました。スポチャン、それはスポーツチャンバラ! エアーソフト剣を使って戦う、新しいスポーツ。剣とはいうけどかなりの自由さ。刀だけでも今回描かれたように小太刀があれば短刀もあり、そして長い方では槍やら長刀やらと、もう本当に自由。シンプルに打ちあって、当てれば一本。楽しそうなスポーツなんです。

この漫画の主人公は、才能を見込まれつつ(?)結果が出せなくて挫折(?)した鬼頭もも。これ、サービストークに釣られちゃったパターンなのでは!? なのですが、どうも実際ある種の才能はあるのかも! そう思わせた第一回。実力者、朝比奈レイを相手にその打ち込みをかわし続ける、それは間違いなく才能で、けれど攻撃はからっきし!?

この奇行が目立つ残念姫に、どうにも打ち込めない主人公と、やたら癖の強いのが揃ってるのがおかしいんですね。

お話を主導するのは時代劇に憧れるアメリカ人、アメリア。この人も決行な変わりもの、と思ったけれど、1話を読み終える頃には、この人、わりと常識人寄りだ……、となってしまうところ。かなりの飛んだ展開でした。

『#神絵師になりたい!』

意外と狭いSNSの世界? ともあれ、神絵師になりたい、イラストでもって成り上がり、フォロワー数を増やしたい。なんてこといってる神谷さな。二週間でフォロワー6人、わりと順調では?

さな、かなりの自信家でめげない性格なのはわりと悪くない。とは思っていたのだけど、実際どれくらい描けるのだろう。このへん一番知りたかったところでした。

漫画、アニメの感想イラストやもろもろの活動で地道にフォロワー増やしていった綾路いやさ鳴海綾にフォロワー増やす方法云々聞いてみたりしましてね、ここからさなも地道に頑張っていくのかな? とか思ったらあの炎上落ち! 炎上も糧にしていくんだよ、とか思ったら、とりあえず5人増えたとな。さなじゃないけど、もうちょっと伸びが欲しいところですよね。

さなの自信の根源、それが甘やかしがちの友達、白河もも。この子の正体というか、SNSでの活動、それがじわりさなにも影響していたり、そうした登場人物には明かされない秘密みたいなのあるの、悪くなかったですよ。いつか正体明かす日がきたらどうなるんだろう、なんてこと思ってしまいました。

『theバーニングお嬢様!!』

漫研にやってきたお嬢様、炎上院花火! って、待って、なんか危なげな響きの名字だね!? それはそれは見事に炎上してみせたりするのかな? と思ったら、そういうわけではないみたい。むしろ、その心が熱く燃えている? 熱い漫画「熱血根性列伝おれのV」を信奉し、その普及につとめる。そんな熱いお嬢様だったというのですね。

漫画の普及をはかっている花火本人は絵を描いたり漫画描いたりはしてないな。と思ったけど、漫研だからって漫画を描く人ばかりじゃないだろうし、これはこれでおかしくはないんでしょう。漫画で人を元気にしたいというそのモットーも、自分の描いた漫画でとは一言もいってないもんな! ええ、これは見事なトリック(?)でありましたよ。

落選が続いてくじけかけている2年生、紺野風。この子に元気を与えようとおれVでもって働きかける花火の情熱。その情熱が風の心に火をつけたりする日もきたりするのだろうか。なんて思ったけれど、少なくともこの読み切りの範囲では着火するまでは至りませんでしたね。でも、いつか風の心に火がついて、自分の描きたい漫画というものを見つけだせればいいですね。そんな気持ちにさせられましたよ。

『あこがれエフェメール』

日常系漫画に憧れを抱く水無月なずな。不登校をなんとか克服し、高校から学校に復帰。けれどブランクがためか学校への苦手意識のためか、学校での定番イベントもろもろでじわじわ削られていく心のヒットポイント。そんな時、なずなに声をかけてくれたのが春風きらら。

距離の近さに戸惑ってそれからも話しかけてくれることに感謝を通り越した感情抱いたりもして、なにかと慣れないことに大変ななずなの感情の浮き沈み。けれど、きららをはじめとした個性的な女の子たち。そこにはなずなが憧れてきた日常系の世界への入り口が広がっているかのように思われて……。

はじめは目立たず空気のように過ごそうと思っていた学校が、目の前でどんどんその色あいを変えてゆく。ともに変わっていくなずなの気持ち、感情もまた魅力と感じられた掌編でした。願わくば、長く読みたい、そんなこと思わせてくれるのは、感じられた日常系の雰囲気がためかも知れません。

2023年10月18日水曜日

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2023年10月17日火曜日

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