2023年10月22日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2023年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2023年12月号、昨日の続きです。

『ぬるめた』

デカくなったくるみちゃん。おお、これはダヨーさんの系譜だ。子供体形のままサイズだけデカくすると、こんなにも威圧的になるんだと見せつけてからの、ほのぼの着ぐるみ展開。そして続いてお姉さん化するというんですが、182cmはデカすぎない!? 背が高い、胸が大きい。それで解釈違いというのですが、いやいやちあきよ、あんたが大きくしたんやんよ。巨乳不可というのなら、そういう風に調整して大きくしませんと。

というのですが、大きな胸が不評なのはちあきとゆうかくらいなもので、あまりのデカさ、腕の長さにおののいていたしゆきなどは、ぎゅっと抱き締められて圧倒的に陥落しているし、カジに至っては人生狂うレベルでドツボにハマっておいでだ。本当、今回の大きなくるみ、ちあきの仕事で過去一なのでは? ってくらいにハマっていましたよ。ほんと、たまにはこうして大きくなるがよい。そのギャップで落ちる人、読者にもきっといると思うですよ。

『マグロちゃんは食べられたい!』

なぎさのもとから去ったカジキ。いったいどこにいったのだろうと皆で探すのですが、なぎさはというとみさきを相棒に魚釣り。ふたたびカジキがかかることを期待してというのですが、これ、はたして海に戻ってるんだろうか。案外、さしみとクロが陸で探し当てちゃったりするんじゃないかと思っていたのですが、ああ、さすがなぎさの見立てです。まさしく海にて、なぎさの竿にかかったカジキ。かくしてふたたびふたり、ひとりと一尾は再会するにいたったのです。

釣り上げるまでのくだりでですよ、ギャフで引き揚げないといけないかも知れない、手元くるうと死んじゃうかもって、それはさすがに嫌だなあ! って描写があったりと、この期に及んでこのシュールなやりとり! からの、食べまくりみさきに神経締めの構え。えらい物騒だな、みさきさん。で、ここでついにかかったのがカジキ。引き揚げに際して、まぐろが一役買うの、これはいい展開だったなと思ったのでした。

人と魚、異種の存在が互いに気持ちを通わす様の描かれた今回。離れてはじめてわかったなぎさの気持ちに、やっと素直に思いを伝えられたカジキの様子、ここに大きな山場となる感情の盛り上がりを感じて、ああ、よかったとそう思っていたら、ついには次回、まぐろとみさきの番がやってくるというのですね。

ふたりは、ひとりと一尾はどんな答を出すのだろう。最終回、ふたりの今後はどうなっていくのだろう。気になるラスト。まぐろの胸中に渦巻くもの、それがなにか、気になってなりません。

『エイティエイトを2でわって』

ついに音楽祭。いろんなステージ、いろんな出演者。バラエティに富んだそれぞれのパフォーマンス。見ていてほのぼのさせられたり、珍しいものがあったりと、ほんと最高ですね、この描写! と思っていたら、我らが主人公美弦はというと、ひとりもりもり食べまくり! おまつりということで、たくさんきているキッチンカー。あっちで買い、こっちで買い、常になにか食べているといったその様子。元気でよろしい! というべきか、それ、食べすぎでパフォーマンスに影響したりしない? 不安に感じるところもあったりと、いやもう、ほのぼのはらはらいりまじる情景でありました。

ピアノの発表の前に合唱部のステージを見にいきます。大島先生大好きのすずながめちゃくちゃ可愛いね! それに歌唱も楽しかった模様。ああ、この子はほのぼの枠だな。見ていてなんだかいやされる? ほっとさせるような小動物的愛らしさです。

そして我らが四人のステージですよ。年齢順に発表、ということで皆は最後に出ることになりました。まずは来夢とゆずのふたり。見つめあってからのせーのっ。弾くごとに気持ちはほぐれ、楽しくなっていくというの、見ているだけでも伝わってくる! ええ、これ素晴しいですね。緊張しすぎてとかあるのかな、と思ったけど、そんな心配いりませんでした。音楽を奏でる、その楽しさがストレートに現れて、ああ、いいなあ、そんな一時味わうことができましたよ。

最後に奏と美弦の演奏は、これまでで一番いいパフォーマンスを見せる美弦! 周囲の皆も感心したり感動したりと、本当素晴しいな。美弦のいい表情! 奏のまなざしもまた素敵で、ふたり、気持ちが通いあってるよ! ああ、誰かと合奏するって楽しいよね。なんて気持ちを呼びさましてくれちゃったわけですよ。

かくして連弾は好評のうちに終了して、最後に美弦のソロ。と思ったら、なんと腱鞘炎疑惑!? 腕が、腕が痛むのかい!? これまでの美弦の行動、その言動もろもろが一気にフラッシュバックしてきて、あれは、あれは腱鞘炎の予兆だったのでは!?

これ、どうなる、どうする? 思い過ごしであったればよいけれど、そうでなければ、ステージの穴は奏が埋める? どうなる? どうするんだろう。本当、ここにきてこの緊迫感。食べすぎの心配は杞憂だったけど、思わぬことにはらはらさせられてしまっています。

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