『まんがタイムきららMAX』2023年12月号、昨日の続きです。
『ばーがー・ふぉー・ゆー!』
なんとまあ、新局面! こむぎがピ・来栖様の中身が透だったと知っていろいろ挙動不審! まではいいとして、新たな局面っていうのはバーガー・イーツ。デリバリーサービスの導入でありまして、人づきあいを苦手とする小麦がですよ、男の人とか苦手だなって思っていたら現れたのは可憐な女の子。しかもかなり有能で、信じられないほどのはやさで届けて戻ってくる。
あまりの速度にライバル配達員たちはほぞを噛み、追い立てられるようにバーガーを作り続ける小麦はどんどん憔悴していく。
ほんと、完全にピ・来栖様が霞んでしまったのでありました。
この子、あいすちゃんっていうんだそうです。かつてモグモグバーガーで働いていたこともある人、というので店員とも馴染みがあるんですね。辞めたのは店長がらみのあれこれで、というんですが、ふと冷静になったらしいあいすの諦念滲む口振り、その面白さ。もともとそうだったのかも知れませんけど、こうした経験があいすをしてより辛辣にさせる遠因になっているのかも知れませんね。
人を見る目のあるっぽいあいす。小麦にアドバイスなんかして、それがまた的確でっていうんですが、小麦は小麦であいすに対して微妙に辛辣。この辛辣を辛辣で返す関係性。新しいコミュニケーションだと思いましたよ。
そして最後に明かされるあいすのフルネーム。あいすうめ。おお、うめちゃん! 可愛いのに。ねえ、ほんと可愛いのに。うめちゃん、いい名前だと思いますよ。
『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』
つくしが発熱。それでちょっと動揺するユーリ。最初はいい調子だったんですけどね、卵も焼けない、なにしたらいいかもわからない。自分の現状を把握してからのこの子のふるまい。普段なら決してしないだろうことを躊躇せずやってみせて、ああ、よほどつくしが大切なんですよ。
ちょっと思ったんです。倫って面白枠だと思ってたんですけど、玄関に登場したところ、この人、めちゃくちゃな美形だな! 全然意識してなかった。意識してなかっただけに、この衝撃、かなり大きくて、ああ、これからはちょっと倫さんのこと直視できない! いや、まあ普通に見ますけどさ、でもこれまでとはちょっと感じ方が変わってしまうのは間違いないっぽいですよ。
ユーリ、倫に助けを求め、メイメイならぬサツキにいろいろいわれながらも自分一人で頑張りたいというくだりとかね、本当、いい子ですねえ! よほどつくしのことが大切なんでしょう。買い物上手にできて得意気なその様子もすごく可愛らしい! ええ、ほんと、今回はつくし、ユーリのその関係、心と心の通いあう、そうした様にあたたかなもの感じさせられました。
『てくてくっ!秘密リサーチ』
5歳児時代のひぐれ、面白いなあ。鉄道のおもちゃで遊んでいた子たちから借りた列車を連結させて長大な編成を作って遊んでる。いったい、どれくらい連結させたかったんだろう。思ったように長大編成作れなかったのがショックで泣いちゃったりして、そんなひぐれに先生が鉄道唱歌を歌ってくださったのですね。
そんな思い出がよみがえる新橋探索。鉄道の日に新橋を訪れて、ありし日の鉄道を偲ぶというんですね。
新橋がかつての起点というのは私も知っていましたが、いろんなものが残されてるんですね。プラットホーム跡に0哩標識。銀座に残された踏切などなど、そうした鉄道にまつわるエピソードが紹介されていく中で、突如現れたトロッコ問題、そのトンチキな解決方法! いや、そのドリフトは脱線しない!? アクロバティックすぎる力技に、変な笑いが出てしまいました。
今回ラストに歌われたのが鉄道唱歌。鉄道唱歌の碑を見て、歌いはじめるすかい。歌がうまいのはいいんだけど、66番までそらで歌えるの!? しかも神戸まで歌い切ったその跡に、山陽・九州編にまだ続くというの、よほどのガチ勢と見えますね! ほんと、すかいにマリン、ふたりノリノリでの鉄道唱歌。この楽しげな様、皆が喜ぶのもわかります。
- 『まんがタイムきららMAX』第20巻第12号(2023年12月号)
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