2024年6月30日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2024年8月号

 『まんがタイムきららキャラット』2024年8月号、一昨日の続きです。

『このままモブじゃ終われない!』

ピュアなトキメキが足りない、ピコの漫画はエロ。担当編集者から指摘をされてしまうピコなのですが、これ、前歴を生かしてそっち方面を探求、でもって持ち込む雑誌をかえたほうがいいのでは!? とは思ったのだけど、絵も内容もふるわないピコです。そっち方面の雑誌でもキビしいかも知れない。なのでとにかく内容面で成長を果たして、原作者としてのデビューを目指そう! とか思ってしまうのですが、はたしてピコの将来やいかに。この編集者さんも、見込みはないといってますけど、それでもピコにつきあっているの、どこかになにかしらの可能性ないしを見込んでいたりするんでしょうか。

しかし今回の、トキメキ探訪面白かった。ドキドキするシチュエーションといえば壁ドンに肩ズン。でもどうしてもときめく方向にはいかず、ズンっとぶつかられてドキッ方面ばかりはかどってたの、大丈夫なのかな、本当に。ですが、ここでのこの難航が描かれたからこそ、トキメキをピコに実感させた担当氏のあの手管、すばらしかったと感じさせられて、いやもう、あのままいきつくところまでいってしまわれてよろしかったのよ!? なんてことまで思ってしまったほどでした。

しかし、サキュバスをときめかせる編集者さん。かなりのやり手なのでは? この人の前歴なんかも気になっちゃいますよね。

『ごきげんよう、一局いかが?』

冴までもが憧れの君になってしまったがために目立ちすぎて、もう学内では麻雀が打てない! というので放課後、街に出ることになった4人です。そこで出会ったかわいい雑貨店。素敵なリボンに、冴に似合う、いや似合わない、こういうのが似合うのは千星だと、やいやいいいあっちゃったふたりです。

けど、こうなったときに、円満に解決する方法を千星は知っています。そう、アレです。麻雀で勝負を決するのです!

というので、リボンを賭けた麻雀勝負がはじまるんですね。千星が勝ったら冴にリボンをプレゼントする。この勝負、負けられないと俄然張り切る千星ですが、負けられないのは冴も同じ。ふたり、それぞれに成長したところを見せながらも、一進一退がんばって見せて、そんな様子に戸惑う純礼とときめきっぱなしの乃々花です。ええ、今回一番楽しんでいたのは、間違いなく乃々花でしょう。ラストなんかも、まさに乃々花の望むがままのストーリー! いや、それ以上をいっちゃってたって感じでしたよね。

今回、勝負の行方はまあいいとして、千星が冴にリボンをプレゼント。かと思いきや冴も千星のために同じリボンを買っていた。期せずしてふたりお揃いになりましたという、乃々花いうところの最適解! ええ、とてもよかったと思います。ですので、今度また、ふたり一緒のリボンをおつけあそばしたところ、見せていただけないことかしら。なんて欲張ってしまうのでありました。

『魔法少女は羞恥心で強くなる』

恥ずかしがりやの真侑。でもそんな彼女がもうビキニを身につけるまでになっているというのですか!? 羞恥心パワーで一撃必殺。はいいのだけれど、この子なら恥ずかしさゲージ、もっと温存できるものかと思ってた。これは、真侑が貝殻ビキニに到達するの、予想よりもはやいかも知れない! となれば、次なる魔法少女探しも待ったなしだったりするのでは!?

いや、真侑はまだまだいけそうですね。恥ずかしさが限界突破して逃げ出してしまっていますし、しかももう戦いたくない。そうした思いのただなかには、零先輩への憧れと、その憧れの人に恥ずかしい格好を見られたくないという気持ちがあって、でも前より恥ずかしくなってきているというのは、チラ太郎にとってはよいことなのでは!? なんてこと思ったけど、変身してくれないんじゃ、そのポテンシャルの活かしようもないから難しいところですよね。

さて、休日に友達と出掛ける真侑であります。あっちでこっちで恥ずかしイベントが発生していますが、これ、魔法少女の恩恵が薄れてるからなのか。からの敵出現、力を失った先輩ヒーロー奮戦からの押し負けようとする熱い展開をへての、真侑、ヒーローとして開眼!

この展開は定番的でもある盛り上がりシチュエーションでありましたが、真侑の力を引き出すために友達ふたりで真侑を恥ずかしがらせてほしい! という流れはもう本当にコミカルで、どこまでもシリアスにはなりきられないこの漫画の、主人公真侑の宿命と哀しみを感じないではおられないところでした。

とはいっても、零と真侑の心の触れあうようなあの描写は、コミカルの中にあってなお心に触れるかのようなよさありました。ええ、ふたりはもっと近しくなるがよい。そして真侑は零のこともっともっと好きになるがよい。強く強く願わされるものありました。

2024年6月29日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2024年8月号

 『まんがタイムオリジナル』2024年8月号、一昨日の続きです。

『かつては最強無敵の勇者様~姫には内緒のレベルダウン生活~』

今回はジュローの活躍というよりか、ステラとジュローの関係、住むことになった村での暮らしぶりなどなど、ちょっとインターバルみたいな展開を見せまして、と思ったけど、この漫画、ジュローに対するステラの好感度の上がり下がり、それからステラの反応もろもろ眺めて楽しむのがテーマでもあるではありませんか。というわけで、ステラサイドといってもいいのかな? ステラの日常に光を当てようとするかのような見せ方に、ああこれも本道、そしてやっぱりかわいい人だなあ! と、気持ちを新たにしたのでありました。

ステラさん、しっかりした人なんですよね。誠実で、潔癖で、それゆえに嘘八百並べるジュローに不審の目を向けたりしちゃったステラ嬢でしたが、村に受け入れられて、そして頑なと思われた御老人から温かな言葉、贈り物までいただいて、ああ、こうしてこの村に馴染んでいくのかな、いやいずれジュローの人となりがわかれば元の身分、生活に戻っていくよな! なんてこと思わされて、ほのぼのと心地よく、また楽しく思われたエピソードでした。

しかしそれにしても純情なステラ殿です。御老人の気配り? おせっかい? にドギマギしたり、そしてそこにジュローからの追い討ちでしょう? ああ、もう、ほんとにかわいい。今回のこと、ジュローのポイント下がりっぱなしじゃないんですかね? ジュロー、大丈夫ですかね? いや、でもまあいいか。かわいいステラ様が見られたので、ジュローが今後苦労することになっても、私は大丈夫です。

『となりのフィギュア原型師』

原型師交流会に誘われた半藤。しかしいろいろ屈折しとるなあ、この男。代表直々のおさそいにも誘われてないとぐずぐずいっちゃって、こういう内気なところ、損をするタイプですよね。人づきあいが苦手なんだな。工房の皆やせっちゃんもろもろで、いろいろ鍛えられたりはしてると思うんだけどな。

交流会にやってきました! ここで早々に代表が連行されて、半藤ひとりきりに! 大ピンチだ。壁の花になるのかい!? と思ったら、熱い男鷹村と遭遇。さらには柳沢ヨシタツとも合流できて、よかったじゃん、同期3人組ができたじゃん、と思ったら、ここで半藤の人間関係下手っぴ発言が飛び出して、いやもういろいろ大変だよ、半藤くん。

しかしヨシタツも屈折してます。交流会への目的が出会い!? モテが目的なの!? だとしたら、ここはむしろ不向きな場じゃない!? びっくりするのだけど、ヨシタツの策略、当たりよるやん! いやもうほんと、予想外の展開見せたわけですが、同期3人で盛り上がって、さらには出会いという目的も果たして、ヨシタツ、やるな! 見直したといっていいのか、ともあれ、ヨシタツに幸あれ! 応援したくなるのでありました。

『アイドルはお忍びchu♡』

この展開、すごくいい。

作曲をしていた一花殿。一曲できあがって、芙蓉にも聞いてもらうのですね。そうしたら好評。あの、芙蓉の素直な一花賞賛がですよ、すごく好きなんです。この子の自然体でおもねることなく、いいもの、いいことには言葉を尽くして評価することを惜しまないその態度。心が清らかになる思いがする……。ほんと、芙蓉殿、いい子ですよね。

さて、一花から芙蓉に質問です。芙蓉はなにか楽器ができるのか? 残念ながらできる楽器はないのだそうですが、そんな芙蓉にはキーボードがいいのではないか。試しに触ってもらったら、綺麗な音色と気にいってもらえたようで、そこからいろいろ試し弾きしているニコニコ芙蓉がまたかわいくて、それでできたという一曲。それは邦楽の調べ!?

ここからの展開がいいんです。芙蓉の江戸の感性と、一花の現在令和の感性と、そのふたつを持ち寄って曲を作ってみないかというの! ベースとなる音楽のスタイルが違うからこそ、その違いが出会ったときに面白い反応が見られるかも! 江戸が令和に色づけるのか、令和が江戸を飾るのか、あるいはそのどちらでもない、新たな道が拓けるのか!?

ふたりの試み、新たなチャレンジにはわくわくさせられずにはおられない。いやもう面白いことになってくれればいい! 楽しみになってくるわけです。

2024年6月28日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2024年8月号

 『まんがタイムきららキャラット』2024年8月号、発売されました。表紙は『ばっどがーる』。なんと「TVアニメ化決定したんですか!?」との大報告! って、いや、なんでそんなに微妙に及び腰なんですか。居並ぶ優たち4人も驚きの表情で、いやもうなんでそんな驚きが先にきちゃうんですか! でもこうしたところが面白くてこの子たちらしいと感じる。そしてアニメ化ということは、こひゅっをこの耳で聞くことができる!? 面白くなってきましたね。

今月は新規ゲストが1本です。

『保健室の鍵閉めてっ』

優秀でありつつ癖をこじらせると、ここまでやらかしてしまうというのですか! とあるきっかけで、女子の下着に興味を持つようになった主人公、能登川撫子。保健委員長の肩書をフルに活用し、さらには校内にあらぬ噂を流布してまで、女子生徒の下着を鑑賞しようとするのですが、そんな委員長撫子の毒牙、いや違った、撫子との親交を深めたのが転校生の愛知川郁。病気がちで、これまで友達を作れずにきた。そんな郁と撫子の交流、それは下着を見ること、見せること。

いや、郁さん、ちょっと警戒心持ったほうがいい!

というのは外野の意見でありますが、ホワイトボードに下着を見せにきた生徒数をカウントしている委員長です。この行為、わりと大っぴらにやらかしとるの!? ほんと、若干の渾沌がにじむ漫画でありました。

最初はですね、毎回ゲストキャラが変わっていくのかな、なんて思ったのですが、やっとこさできた友達、撫子の浮気が許せなくて、独占すべく振る舞おうとする郁の様子見て、たくさん見たい撫子と、撫子を独占したい郁と、このふたつの相反する思いのぶつかる様など見られるのでは!? なんて具合に期待が高まる初回エピソードでした。

『恋する小惑星』

桜先輩が教師をつとめる星咲高校にて復活を遂げた地学部。そこに集まろうとするのがかつての地学部の面々。海外から駆けつけてきたあおとみら。かつて皆で一緒に見つけた小惑星の名前が承認された、というのですが、その名というのがホシザキ。小惑星を見つけようと、一丸となって取り組んだ星咲高校地学部を記念するかのような名前に驚きを隠さないのが新聞部なのですが、地学部の皆はもう知っていました。

思い出の星は、皆で見つけた皆の星となったわけです。

ということはみらとあおの約束は、ここからさらに続く未来への約束になるのかと思ったら、なんと、大学生時分に小惑星見つけているんだ。しかもくじら座の近く。それをアオと申請する予定。かくして変光星ミラと小惑星アオが夜空に寄り添う、みたいなこと思ったら、なんとどんどん離れていってますのん! ここでのすずさんの発言、読者にとっては思ったことを代弁してくれているようでありがたかったです。

そして話題はなおも続き、その後の皆の様子など知ることができて、これは本当に嬉しかった。すずとみさの関係が進展していたり、他の皆も夢をかなえつつあったりと、こうして先に進む姿が見られるのは本当によかった。現役生の天文との出会いも、みらとあおあってのことだったと語られるところもまた!

ラストに語りあうみらとあおには感慨覚えるものありました。これまでずっと見てきたふたり。時に悩み、そして力をあわせてともに歩いてきたふたりの今。そしてこれからも続くだろうふたりの時間、関係。ええ、感慨覚えるのでありました。

『mono』

迷走に迷走を極めるのだなあ!

ねぶたもん動画に再生数を持っていかれたシネフォト部が挽回のために打ち出した生Vチューバー企画。妙に小道具が凝ってたり、また変なこだわりに溢れていたりと、それはそれで面白そうではあるのですが、残念、数字はまったく伸びません!

そこからの奮闘がおかしくって、残す時間をフルに使うぞと、生Vチューバーの人数を増やし、バリエーションも増やし、さらには謎のデニッシュモンスターなる哀しきクリーチャーまで生み出して、それで再生数は増えたのかというと、残念! いうほど伸びないのでありました。

とかゆうてたところで、ふと我に返る面々。そうだ、そうだった、はじまりだけは軽いノリだったのに、知らないうちに熱くなって、自身を見失っての大迷走。ああ、いっつもこんな感じだったから、これが通常営業と思い込んでしまっていました!

それで、数字伸びなくて残念で終わるのかと思いきや、思わぬ他人の炎上からデニッシュモンスターが焼けぶとりするにいたるというラスト。ほんと、なにが話題になるかわからんとこあるからな、ネットは! この微妙な落としかたに、この作者の面目躍如たるものがあると思いましたよ。

2024年6月27日木曜日

『まんがタイムオリジナル』2024年8月号

 『まんがタイムオリジナル』2024年8月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。榊医師を前面に、山下ナースがタッグを組んで、堂々表紙を飾ります。しかし、榊先生のポーズは頼もしさ感じさせてくれるものですが、山下さんはなんというか、ひとっ走りつきあえよ、な感じがする! さて、この他に、『はらぺこ母娘と元カレ家主』、『かつては最強無敵の勇者様』のカットもございます。こちらのふたつはデザート、ティータイムあたりがテーマっぽいですよ。

『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』

整体師の賢太と職人の椎奈。ふたりの職の違いもあるからか、あるいはもともとの性格の違いもあるでしょう、人をよく見て観察するのが得意な賢太です。椎奈の普段の振る舞いをよく見て、気づいて、好きなものはとっておく方でしょう? わかってくれるというんです。

そのことに助けられながらも、ちょっとくやしい椎奈。ここからはじまる賢太観察がめちゃくちゃ面白くって、いや、観察するのはいいけどいくらなんでもガン見しすぎではありませんか!? なぜそんなに見つめられるのか、賢太はうれしく思うもわけがわからずにいるのですが、この観察の結果が出るまでの椎奈がとにかく面白くて、これはあれだな、あの、視線をこれでもかこれでもか、じっと見つめる目を、真剣な表情を、これでもかこれでもかと重ねてくる、そのおかしみがあるんだな。

そしてわかって嬉しい椎奈です。やっぱり職人だから!? 観察眼は確かなのかな!? はっとわかって、満足感じて、めでたしめでたしかと思ったらそうはならなかったというのがまたおかしくて。ええ、椎奈は無口かもしれませんが、賢太の前ではわりと雄弁ですよね。その感情の発露。それがおかしくて、かわいいのだと思います。

『元アイドルのハロー!ワーク』

ああ、あかりん、失敗してしまった! 出張先でのこと。向こうの担当者から、アイドルやってた子でしょう、知ってるよ、長続きしないんじゃない? なんて出端をくじかれそうになって、ここでなんとかしっかりしてみせないと、気持ちを引き締めた矢先に資料の入れ忘れが発覚。まさかの大ミスに消沈してしまうあかり。ほんと、うまくやれていると思っていたのに、ここにきて意地悪な顧客を前に、よりにもよってしくじって、このショック、ちょっとやそっとのものではないでしょう。

この後もずっと落ち込んでいるあかり。とりなす雪村なんだけれど、あかりの気持ちは沈んだままで、けれどこうした失敗を失敗として受け止めるところはとてもいいと思う。ただそれを引きずらないことが大事で、そして雪村もいうように今は経験値を貯めるための時期なんだ。このはげまし! ああ、雪村も苦し紛れの果てだったのかも知れないけれど、この局面にしっかりあかりをはげまし、導く言葉を選べたこと、本当によかったと思いました。

けど、その後がまさかこう!? 酔って寝ちゃったあかりを前に、いやもう、どうなるの、どうするの!? 雪村、ちょっとした試練ですよ!?

『沖浪荘202号の漫研部』

寮が漫研になる布石、どんどん打たれていきますね。会社の怖い先輩、久慈川が、自室では少年向け特撮玩具で必殺技の決めポーズ!

ああ、大変なところを見てしまった。なんとかこの局面を切り抜けようとするも、相方霞ヶ浦が酔ってえらいこと口走って、久慈川に大ダメージ!? かと思ったら、久慈川には久慈川の美意識があった。それを滔々と語る久慈川は、この人も酔っている? いや、どうもそうではないな。ちょっとヤケなのかも知れないけれど、自分自身の好きという気持ちに嘘をつくことなく、真っ正直に正面勝負なんだ。

そうした好きを語りあった、いや一方的に語られたのか? そうでもないな、稲敷もいろいろ聞き取り受けてたもんな。ともあれ、語りあった時間が功を奏して知ることができた、久慈川の真実! 睨みつけてくる怖い先輩と思われていたけど、まったくの誤解だった。むしろ、自分の好き妄想に耽溺していただけだった!

と、こうして一癖ある寮生との親睦を深めていく稲敷ですが、これってつまり久慈川もメンバーになっていくってことですよね。ということは、ストーリー担当かあるいは設定担当なのか。いずれにしても、なかなか面白い人が加わった。期待感が膨らみます。

2024年6月26日水曜日

『まんがタイムきららフォワード』2024年8月号

 『まんがタイムきららフォワード』2024年8月号、一昨日の続きです。

『花唄メモワール』

妹の死を機に、芸妓をやめ故郷へ帰ることに決めた菊野。妹の死は不幸なことではあったけれど、さらなる不幸を避けることができた。そしてこの別れがあってからの梅と藤野、それまで以上に仕事に身がはいっているのですね。

そんな彼女たちに今後をうらなわせるようなできごとがいくつか。藤野に見請け話が。今はまだ藤野本人にはふせられているけれど、話を持ち掛けられた女将には迷いがあるようです。そして迷う女将が問い掛けてみた梅、その返事に驚きを見せる。それは、梅の言葉が、イネの母、イセのそれに重なったからというのですね。

ここからはじまる、イセの思い出話。すなわち梅の高祖母について語られようという。梅も知らぬ高祖母の人柄。これを知ることが梅の今後になんら影響を及ぼすのか。思いもしなかった展開でありました。

『ネコかぶりアンコール!』

音子を主演に撮られた映画。それも無事完成を見て、さあ次はといいますと演劇部の次の公演についてです。

とはいえ、なにをするかと時に決まっているわけではない。ということで、イメージを膨らませようといろいろ衣装を試着中? 大正浪漫にはじまって、ファンタジー、SFと多様に広がりを見せて、そしてついには魔法少女!?

せっかくだから、いろんな世界観とりまぜてやりましょう。しかしそうなれば大道具どうする? というところから、映研部の素材を投影しようというところに話が落ち着いて、どんどん話が、人間関係が広がりを見せて面白いね! と思ったら、ここからさらにサプライズ。

映研部の面々も演劇の舞台に立ちますよ! まずは有理栖部長。そして無理矢理浦垣も!

演劇部こそはいまだこじんまりとしているけれど、協力関係にある映研部も前に出て、演劇部の個性と映研部のそれとが共鳴。これはいいと思います。とりわけ両部長のコンビネーション。牧奈部長は有理栖部長を苦手にしてませんでしたっけ? と思ったところが、同じ方向を向くとこんなにもふたり一緒に悪ノリしてしまう。ええ、ほんと、いい個性が出会って相乗であります。

『異世界サウナへようこそ!~ルナちゃんはととのいたい~』

サウナストーン、炎魔法石を自ら取りに火山帯へと赴いたルナたちです。ここは炎魔法石の産地、ゆえに他所では味わえない洞窟サウナを堪能することもできるという、この贅沢。サウナの後の湖も、ハンモックを使った外気浴も、これまでに経験したことのない体験をすることができて、リフレッシュするとともに異世界サウナの新たなアイデアにつながっていくのです。

しかしそこで気になる声が。ルナの耳に届いた助けを求める声。探してみれば、炎魔法石を届けてくれていたミニドラゴンが倒れていて、不調によりドラゴンとしての姿を保つことができない。飛ぶこともできず、炎魔法石も運べなくなって、これが異世界サウナに炎魔法石が届かなくなった理由だったのですね。

だからといって無理をさせるわけにもいかない。ミニドラゴンの姿に過去の自分を重ねあわせたルナが提案するリフレッシュ。洞窟サウナをおすすめして、そして体を休めましょう。

無理することなく、がんばりすぎることもなく、自分のペースでいきましょう。これが許されということ。自分らしく、のびのびといられる。そうした環境が大切にされること、本当に夢のように素敵な世界だと思いました。

2024年6月25日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年8月号、一昨日の続きです。

『ばーがー・ふぉー・ゆー!』

青天の霹靂、成績が奮わないというのでころもがバイトをやめることになりました。本人はやめたくないんだけど親の意向。お友達がやめちゃうとなって傷心のこむぎ。明るくふるまっても、その内心がじわりにじむところ、この子の愛らしさがよく出ていてじんとしましたよ。

ころもからしても、ここを去るのはつらいのですね。慕うこむぎに向ける感情。自分の後継者と指名するかのようなイベント発生させてみたり、いやスーパーバイザーのバッジの継承は店長に阻まれてイベント不発だったんですけれど、その気持ちこそが嬉しいですよね。しかもラストにころもから贈られる、手作りのバッジ。本当にしんみりとさせられつつ、ほろりと胸が温かくなる、そんなお話でした。

けれど、ころもはただ去るわけじゃない。勉強する場所としてこの店を選んで、ああまだこの子たちの関係は続くのですね。いずれ受験に成功したら、ころもも戻ってくるかもしれない。その日がちょっと楽しみになりました。

『神絵師のおしごと』

一緒に散歩をとツバキに申し出るもみじ。けれどツバキはこの神社から出ることができないという。それは力場とか御神体から離れられないとか、そういうやつ!? と思ったら、違うのか。長い石段を車イスで降りられないから! そんなのってある!?

けれどきちんと策があります。もみじに託されたお守り。そこにはツバキが宿っていて、かくしてもみじは小さな手乗りツバキと一緒に学校に通えることに! しかし残念、小ツバキの姿は他の皆には見えなくて、なのでもみじは大きな声で独り言いう変わり者に見えてしまうハメに! って、いやいや、Bluetoothイヤホンつけるだけで、その問題は解決するよ! 誰かと通話してるみたいに見えるからさ!

ツバキのお守り形態。かわいいだろうとシロからいわれて、推しの新たな可能性を実感するもみじ。それでツバキのアクリルキーホルダーを作成するにいたる! って、いったいどれくらい作ったんですか!

でもこれがきっかけで、ツバキの存在が広く知らしめられるようになればアリですね。といいたいけれど、その道はなかなか険しそう!? ほんと、もみじの他に広報力に長けた誰かを引き込まないとマズそうですよ!

『ギャルとネクラの吸血関係』

島から戻ってきたまくる。いよねとの日々よふたたび、かと思いきや、残念、いよねを眷属にすることは母から禁じられているまくるです。それはいよねを大切に思うから。とはいうけれど、いろいろ思いが交錯するいよね。それはあまりに強いまくるへの感情。眷属にならずとも、まくるとの友情は続けられる。しかし、自分ではない誰かがまくるの眷属になってしまう。知らぬ誰かが、まくるの特別になってしまう、それが許せなかった!

いやあ、きましたね、きましたよ。授業中だというのに、まくるの手を引いて教室から出ていくいよね。そしてまくるに眷属とするよう迫るのですが、心を揺らしながらも抵抗するまくるの本心あらわになって、そして成立する眷属関係。

ああ、これはどう見ようとも恋愛関係としか思えない。そんなふたりの思いの成就するまでの物語。ついにここに完結して、ああ母にはそむくことになったけれど、それでも譲ることのできなったふたりの気持ちの行方。落ち着くべきところに落ち着いて、ほっとさせられつつも、これからの日々に心踊らせるものありました。

2024年6月24日月曜日

『まんがタイムきららフォワード』2024年8月号

 『まんがタイムきららフォワード』2024年8月号、発売されました。表紙は『アネモネは熱を帯びる』。凪紗と茉白がてるてる坊主にお願い。ふたりでお出かけの予定でもあるのでしょうか。真剣そのものの茉白と、祈る茉白を見守る凪紗のその表情。ともにあって、ちょっとした温度差。この違い。ふたりの時間、絶対の成功を願う茉白と、そんな茉白がいてくれたらもうそれでいいとでもいわんばかりの凪紗。ふたりの違いが見えて、でもそこには互いに相手を思っているという、同じ気持ちもある。そんな情景であります。

今月は新規ゲストが1本です。

『みどりの楽園』

魔法の植物!? 道端に落ちていた植物の種を拾ってきた妹の若葉。帰宅後すぐさま種を植えてみたら、爆発的繁茂! ワイルドグロースだ……。一瞬にして若葉の部屋は緑色濃い植物の森となっていて、さらには家全体にも影響が!

これ、家が破壊されたりする勢いでなくって!? いやもう、姉緑葉が思考停止しようとする気もちょっとわかる。これもう手当てできるレベルの繁りかたじゃないですよ。

植物好きの若葉に対し、緑葉が好きなものはお風呂。今朝も朝風呂を楽しんでいたところ。植物問題に目をそむけ風呂場に戻ってみれば、そこも植物に溢れる世界に! バスタブにからみつく植物。浴槽には蓮が花をつけ、底は苔むしてふかふかと。抵抗あれどつかってみれば、それはもう楽園のような心地よさだったというのですね。

しかし、この植物問題どうしよう。一生懸命かたづけるも、両親にはとても見せられない! というところで奇跡のように姿を消してくれた植物たち。家も完全にもとどおりで、ああ、よかったねと思ったらば、若葉の部屋でふたたび芽を出そうとする植物の種!

ああ、なんでラストがそんなホラーチックな演出なのですか! これはもう一家四人で植物まみれになるしかないですね。

『スローループ』

シイラへのリベンジを誓うひよりと一花。恋先生はというと、風邪はなおったものの病み上がりということでシイラ釣りはお休み。家で過ごす恋のもとに、見事リベンジを果たしたひよりから写真が届くまでのエピソード。そこには小春の奮闘あり、そしてひよりの大活躍ありと、動きあり、見せ場あり、大盛り上がりの好エピソードとなっていました。

しかし、シイラ、奇妙な魚形ですよね。ちょっとした怪魚。そいつを見事釣り上げたというひよりですが、メートル超えのそのデカさ! 持ち上げてみせるのに、背伸びしないと尾ビレが地面についちゃう! これ、1メートル20とか30とかあるんじゃないのかな。いや、ほんと立派な釣果、リベンジ万全でしたね。

小春も幼魚とはいえ、しっかりシイラを釣り上げていて、でも小型でもそんなに引くんだ! 小春もだけど他の釣り客もバテそうになっていて、そんな元気な魚。いやもう活気あふれる素敵な画面に引き込まれました。

『球詠』

ヨミと珠姫、ふたりの対決が続きます。投げれど投げれど当ててくる珠姫。それだけヨミの球を熟知しているということでもあるのでしょうが、その食い下がる様になにかメッセージを感じとるヨミです。でも、どこか微妙に食い違っていて、ラスト1年に向けてヨミと珠姫の気持ちの行方、寄り添いながらも、この差異がいつか大きなひずみになったりしなければいいと願う気持ちであります。

この食い下がる珠姫がですよ、ヨミの本気を、そしてキャッチャー詩織の成長を引き出していくくだり、見事でした。すばらしかったと思う。交錯する気持ちと気持ち、徐々に高揚していくその流れに読者も乗せられて、興奮もじわじわ高まり、そしてそれがヨミ渾身の投球にて頂点に達する!

ああ、本当にいい話でした。でも、やっぱりここで珠姫とヨミ、ふたりの気持ちの違いが気になってしまうのでありました。

『魔法使いロゼの佐渡ライフ』

ときこ様、フランス語を勉強なさってる。

さて、そんなときこがなぜ紗菜と仲違いするにいたったかが語られた今回。その情報を引き出したのは月渚。なぜ紗菜と不仲なのか、その経緯を聞き出すのですが、情報を引き出すにあたり自分の秘密、別世界からやってきたことを明かすのですね。

驚いた、とはいえ、わりとすんなり状況を受け入れているときこ。これ、ロゼのしてきたこと、それを見てきてなるほどと納得するにいたったのかと思ったら、そうではなかった!? 今回のラスト、ときこが手にした本にはエトワールの紋章が。異世界のこと、それと知っていたのかも知れませんね。

となれば、おそらくはこれから描かれるであろうときこと紗菜の仲なおりは、ロゼにとっても大きな意味を持つターニングポイントになるかも知れない。いや、ロゼは元の世界に戻りたいとは思っていないんですけど、それはそれとしても故郷と佐渡のつながりがわかるかも知れない。ええ、大きな動きを予感させる、そんなとっかかりになるかも知れないエピソードでした。

『ウクレア!』

自分たちの演奏に足りなかったものはなんだろう。実力不足? なら練習時間を増やすとか? などなど話しあっていたときに、楓から申し出が。

うまい人の演奏を聴きにいこうというので皆で繰り出すウクレレプール。プロもアマチュアも多数参加するお祭りなのでしょうか。うまい人の演奏を聞いて、盛り上がる観客の熱気に触れて、それが無料とはバチが当たるのではないかと心配する空子。ほんとにこの子らしい発想。大好きですよ。

イベントはステージありショップあり、皆でウクレレを見てみたり。そこで出会うテナーにベース。これ、刺激的だろうなあ。絶対楽しいやつです。ええ、楽器って弾かないまでも見るだけで楽しい。わくわくさせられる。試奏すると欲しくなるから、絶対に試奏はしない! 皆の興奮、わくわくが伝わってくるようでした。

くじ引きもまた魅力的でした。1等がソプラノウクレレ! はいいとして、2等がストラップです。立って弾くのに便利! というので、空子と灯火、ふたりで狙うストラップ。そうしたら、空子が見事引き当てちゃって、すごいな。でも、それを灯火に譲ろうとするんだ!

そこで軽く悶着。でもね、それは灯火が空子を拒絶したんじゃないよというのが、じっくり丁寧に描かれて、ほんといいお話でした。ただ言葉で伝えるだけでなく、空子に自分が灯火の立場に立ってみればどう思う? と、そのときの気持ちでもって灯火への理解を導くところ。そしてふたり仲間であると実感もってともに思うところ。本当によかった。

ええ、空子も灯火も、ちょっと不器用な女の子。この日のできごとで、互いに気持ちが近づきましたね。

そして今月の曲であります。『ナヴィリヴィリ』。さあ、今夜から譜読みしますよ。

2024年6月23日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年8月号、昨日の続きです。

『ななどなどなど』

クラス替えでバラバラになってしまった仲良しグループ。2週間ほどたって、はたしてクラスに溶け込むことができたのか? なんと、るるに友達がふたりできているんですね。萌はもちろんどんな環境だろうと大丈夫でしょう。ななども特に問題なさそう。では我らが小町ちゃんはといえば? ああ、すっかりやさぐれてしまっているのでした。

今回は、クラスに溶け込めていない小町ちゃんがちょっと勇気を出して、隣の席の子に資料集を見せてあげた。それがきっかけで、少しでも人間関係が広がる、今みたいな孤立状況から抜け出せそうになっている、一歩ずつ少しずつでも踏み出せていっているということが描かれて、いやあそうした新しい展望、とてもよかったのですけれど、それと同時にこれまでの人間関係。小町ちゃんとるるの友人としてのつながり。相手を独占したいみたいな感覚、嫉妬、焼きもちなんてのが描かれて、いやほんとかわいかったのでした。

それと萌に人体改造をすすめるヒューマノイド。ななどの倫理は大丈夫なのですか!? いやもう、いろいろあやういやつだと思います。

『SAN値直葬!闇バイト』

ついに出禁になってしまったあかり。はたしてどうする、どうなる!? って、なんも気にしていません、この人!

いやもう、そうだろうなあ。これまで見てきたかぎり、出禁の張り紙くらいでしょげたり怯んだりするような人格じゃあなかった。速攻で張り紙ひっちゃぶいて、堂々入場する! はいいとして、その頭! 頭! まだショゴスと同居しとるのか。おっさんショゴスとの同居は御免こうむる、さっさと追い出したい、みたいになってるのかと思いきや、便利だからとショゴスをむしろ引き留めているという。しかもショゴスの自我まで奪いつつある……。

あかり、この漫画における最強生物だったりする? いやそうでもないか、たびたび負けてはいるものなあ。そのあとの復帰力が尋常じゃないんだな。

今回はめずらしく、アメンパイン店長からのねぎらいが描かれて、暗黒スパ、入浴施設ですね、用意したりして、でもなんもいろっぽくないな、どころか、こんな風呂いやだな! で、なんでこんな歓待してるのかと思ったら、あかりをリラックスさせてショゴスをつなぎとめていたあかりの精神力を弱めようとしていた!

いずれアメンパインへの謀反を考えているあかりから、ショゴスの力を奪い去ろうという作戦だった。ほんと、この漫画、なんで暗黒ぬい捕獲をめぐる争いのほかに、店舗内スタッフ間でも軋轢あるというのか。って、まああかりだよなあ。この子のパーソナリティ、それがこの店舗に、ひいては漫画全体に影響及ぼしています。

『コンビニ夜勤のあくまちゃん』

すごい、沖縄観光、6月中にいけたのですか! いつもの面々で飛行機乗って沖縄に向かいます。はじめての旅行、はじめての飛行機に浮かれるアルールですが、実際に乗ってみたらえらいこと揺れる、えらいこと怖い。さらに着陸のプロセスがもっと怖い! と、まったく落ち着かない往復の行程。これ、アルールの旅の大変さ、そのプロローグだったわけですね。

ここからも怖いことが続きます! ペーパードライバーの店長がハンドルを握ります。最初は自信なさげだった店長が、だんだん気が大きくなっていくくだり、なるほど運転すると人格変わるタイプの人なんだな、と思ったら、天使! エリエルの仕業か! ほんとろくなことしないな! これ、ちょっと間違うと大事故になるやつだよ!?

そして海ではバナナボート。これは光野の趣味なのか!? 人が振り落とされるのを見るのが好き! それで、何度でも何度でも繰り返しバナナボートに乗る。でもアルールが何度も乗らされたわけじゃないから、その点まだましかな? と思ったら、もう一回乗る機会が! からのシュノーケリングで溺れたり、からみ酒のイレイナにまたまたしこたま叱られたりと、とにかく散々な目にあいまくってるんですね。

これでアルールが旅行を嫌いにならなかったらいいんだけどな、と思ったら、ちゃんと楽しかったことは楽しかったようで、ひとまずは安心。でも今回のいろんな大変な体験。これはメンバーの個性が大きいよなあ。アルールが悪魔であるということを受け入れて当たり前みたいに共存しているみんな。それだけ、ひとりひとりの個性も際立っているのかも知れませんね。

2024年6月22日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年8月号、昨日の続きです。

『わからせろ!ナマイキツネ様』

うわー、ポンポコ姉妹だー! 扉絵を見て色めきたっていたらですよ、肝心の刑部姉妹は困窮に瀕していました。そうか、動画配信のアカウントがBAN。これ、壱与がからんでましたっけ?

ともあれ、窮状にある刑部姉妹にメイド喫茶のクラマ店長からオファーが。コンセプトカフェ、タヌキカフェで働いてほしい。ああ、確かにタヌキは日本独特の動物で、海外では珍獣扱い、結構なレア度だとかいいますね。かくして狙うはインバウンド。と、ここまではいいのだけど、ソフトドリンクで万単位はさすがに無理では!? いやほんと、いくら円が安くなってるとはいえ、強気すぎる値付けではありませんこと!?

しかし今回は桜子も悪い。目を離したら無茶なことしでかすに決まってる壱与をですよ、収入に目がくらんでタヌキに偽装、無理矢理参加させたんですから。しかしキツネタヌキ壱与、なんか仮面の怪盗みたいでかわいいな。はいいとして、どうしても人気が出るのは刑部姉妹。やっぱりヘソまげる壱与ですよ。隙を見て結局暴走してしまって、壱与にわからせ、神社にもわからせ。ええ、でも桜子も悪いのですよ。桜子もコスプレして働くべき案件だったと思いますですよ。

『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』

たぁ子とこごみ。どちらがつくしの妹かを賭けての対決がはじまります! って、いやそりゃ実妹のこごみでは!? といった常識的なつっこみは通用しない世界です。とにかくふたり対決して、ジャッジはつくし! って、あの人、こういう勝ち負けとかにびしっと線引きできそうな感じしないんですけど!

しかしこの勝負、想像以上にカオスです。なんてったって、たぁ子にユーリもまるで競技を理解していない! そこに倫がいらん情報横からまぜこんできて、さらなるカオスです! その状況を面白がってる倫がやたら可愛くて、たしかにこういうわあわあしたお祭り感、面白く感じられていいですよ。

今回のイベント、わいわいと盛り上がって、なんかいろいろうやむやのままに進行しちゃった感じですが、そこで倫とこごみが友情育んだりしまして大変よい感じ。あの、変を変と受け入れて、それでもわかりあって、認めあえる、そんな関係。ええ、きっといいお友達になれますよね。

そして最後に勝負の行方。やっぱりつくしさん、全員勝者にしちゃいました! からの、ユーリのキスですよ。おおお、これはまさしく名場面。ゲームならイベントスチルってやつですか!? ほんと、やるときには自分からいくユーリさん。つくし姉さんもびっくりの展開。読者も大満足ですね。

『ラスボスは逃げ出した▽』

この漫画、魔王が無害で姫が有害なの、どうした転倒でありましょうね!? 今回も姫がヤバい魔法を開発。相反する存在を結びつける愛の魔法、なんていうんですが、なんでその掛け声が死ねーですの!?

あまりにあまりなビジュアルも手伝って、いろいろ危険な予感なのですが、この死ね魔法がですよ、街歩きしている魔王と勇者を襲う! いや、ほんと見た目がただ襲ってるだけにしか見えない! 通り魔的というか、突然現れて攻撃しかけてくるヤバい展開にしか見えず、これ姫様でなければお縄なのでは!?

からの魔法が結びつけたふたりが、姫と魔王ではなく勇者と魔王。ああー、より相反する存在としては、姫よりも勇者が魔王には適任でしたか。思いもしないカップリング発生して、姫様お怒りに? と思ったら、ネトラレに開眼!? やっぱりダメだ、この姫様! からのさらにマズい、ヤバげな展開はさんで、結局みんなで酷い目にあうというこの顛末。

なんというか、こういうおしおき的展開はやらかした当人が負うべきものだと思いきや、等しくみんなで食らうというの、これもまた姫の横暴なのでありましょうか。暴走というか災厄そのものともいうべき姫様。誰よりも本来の意味での魔王に近いのがこの人かも。ということは、やっぱり姫様の魔法では姫と魔王は結ばれない運命だったんですよ。

2024年6月21日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年8月号、昨日の続きです。

『エイティエイトを2でわって』

すごいというか、さすがというか、美弦、すばらしいですね。もうすぐ定期試験。赤点とったら文化祭どころじゃない。でも来夢は余裕そうで、と思ったら、この人、成績上位。すばらしい! で、ゆずが中の中、奏が残念で、そして我らが美弦ですよ。成績上位!

こういうなんかすごいの、あると思ってたんだ。ピアノはずんどこ、おっちょこちょいでいろいろ困った言動が目立ったりする美弦さん。このままだったら残念しごくだけれど、ところが勉強できちゃう子ですのん!? ああー、がぜん好きになっちゃうパターンですわー。ああ、ほんとう、美弦大好きですね。

そんな美弦たちの勉強会。というとうそになるな。肝心の美弦は、もうテスト範囲の見直し終えていてやることない。勉強する必要があるのはゆずと奏なんだけど、奏は美弦の指導を断固拒否。ほんと、今回の美弦はなにもやることなくって、来夢と一緒にくつろぐばかりなのですが、そのときの会話に将来のピアノ活動の展望がちょっと見えてきたりね、ええ、こういうところ悪くないんですよね。

で、肝心のテストです。ゆずと奏は赤点回避。よかった! で、美弦はというと、満点満点ちょっと惜しかった満点満点! いやもう、ほんとものすごい。すばらしいです、美弦さん。

『さうのあっ!』

こかげ、めちゃくちゃかわいいですね。いつの間にか過ぎていたこかげの誕生日を皆で祝います。こかげの母とホットライン開設している芹香さん、速攻で許可をもらって、こかげ本人の意向はかまわず、誕生日パーティーが開催されるはこびとなりました。

そこでのやりとり。娘に友達ができたとお母さんが感涙したり、こかげが料理に挑戦するはめになったり、そして誕生会当日、こかげの心を掴んだプレゼントでありますよ! いやほんと、こかげ、そんなに動揺しちゃうほど嬉しかったんだ。その喜びよう、それは欲しかったものが貰えたからということもあるんだろうけど、それ以上に、自分のことを考えて、思って、プレゼントを選んでくれる誰かがいることへの喜びが大きいんだろうなあ。

こうして少しずつ打ち解けていくこかげ。本当にかわいい子だと思います。なんだろう、ちやほやしたい系かわいさです。

『追放令嬢は技能実習生になりました。~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~』

技能実習生となったアーシャたち。そのための講習を受けることになるのですが、アーシャとクロエ、ふたりでとことこ現地へと向かいます。これ、ふたりの日常生活の理解度を試す意味合いもあるんですね。ふたりの後をつけて監視するそだちと蒼。トラブルないよう見守ってるのかと思いきや、むしろ面白がっているふしがある。このあたり、ちょっとしたイベント感ありますね。

無事講習に参加できたアーシャたち。途中、アーシャが洋菓子店に吸い込まれたりしましたが、やるべきことはきちんとできる。優秀ですね、ふたりとも。そして講習においては担当者がちょっと癖ありお姉さんで、なるほど異世界大好き、しかも貴族のお嬢様なんて! と内心そうとう浮かれている。それでも気持ちを押さえて、ふたりの習熟度を聞き取りしていく。お姉さんもしっかりだけど、アーシャたちの順応度合いが高いことがばっちり描かれた、そんなエピソードでありましたね。

しかし担当のお姉さん。今回はあまり異世界愛を満足させることできなかったですが、もしかしたら今後も登場して、アーシャたちに関わってくる!? そんな予感させてくれるくだり、ええ、期待させてくれる描写でした。

2024年6月20日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年8月号、昨日の続きです。

『てくてくっ!秘密リサーチ』

今回の目的地は水道橋。というわけで、まずはその地名の由来なのですが、なるほど! 神田上水! 自分はてっきり東京都水道局あたりが関係しているものかとばかり……。

懸樋、いわゆる水道橋が神田川にかかっていたのが由来というのですが、これですいどーきょーならぬすいどーばしになるというの、なるほど納得。それだけ江戸の民にとって重要な施設で、意識にのぼるものだったのかもしれませんね。

さて、その水道橋で出会った少女。すかいを知るその子は自身動画配信もしていて、その名もおさんぽ系動画投稿者西風ふう。ひぐれと同ジャンル。もちろんひぐれのことを知っていて、でもひぐれっておじさんだと思われてたんだ。

知識浅めのふうと、細かいところまでばっちり把握しているひぐれと、こうしたところに出てくる差異。じわじわと追い込まれる、いやひぐれはそんなつもりはないのですけど、ともあれひぐれに悔しい思いを抱くふうがですよ、なんと同じ学校の後輩と判明! ああ、これは今後も関わってきますね。なんか面白くなってきそうですね。

『スポチャン!』

すごいな、ももが開眼しそうな雰囲気です。

先日、昇級試験を受けにいった道場におじゃましますよ。合同練習に招かれたというのですが、そこで出会ったのが道場唯一の高校生、薪ほむら。この人、名の知れた選手で、灼熱の台風と異名をとる長剣フリーの使い手。もうももが興奮しちゃって、さっそくほむらと決闘させられることに。

いうまでもなく試合なんですけれど、長剣で力強く打ち込んでくるほむらの太刀筋をかわして、棒ならではのオートカウンターで攻めていくもも。しかしその打ち込みもかわされて、しかもほむらに対策されてしまう。

ここからの描写が実に熱くてよかったのです。猛烈なほむらの攻めをすべてかわすもものすごさあり、けれど最後には打ち取られてしまうももが、そのやられる直前に考えた対ほむらの技とはいかなるものなのか!

これは面白い。いずれ大会で出会うだろう相手をここまで意識し、次こそはと気持ちをかためていくももの様子に引き込まれましたよ。ええ、いい展開、いい描写です。スポーツものとしてのよさ、ぐいっと押し出してきましたね。

『ぬるめた』

そうか、ちあきさん、ビッグになりつつあるのか。主食食べすぎ、間食しすぎで、運動しない。まっしぐらなのですが、その服着てたらわからない程度のラージさを、なぜさきなさんは把握されているのか! それが、それが問題です!

さて、友達ばかりかくるみからも食べ過ぎをとがめられるちあきですよ。ああ、これはあきませんね。この中で一番非常識みたいな扱い受けて、というか過去一番にくるみがしっかりしていた気がする! ともあれ、くるみをダイエットロボに改造する前に普段の生活を見直すべき。楽してダイエットとかいうのもそもそもおかしい。食事と運動のメニューはくるみが作るよ、って、なんだ改造しなくてもしっかりダイエットロボなんじゃないか! 頼りになるなあ、くるみさんは!

と思ったんですが、ちあきは結局運動しないし、巻き込まれたさきなも運動しないし、ダイエットロボが優秀でも本人にその気がなければなんの意味もないという話。きっとダイエットアプリを導入しても同じ結果だったんでしょう。ええ、楽して体を作る道はないんですね。

2024年6月19日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年8月号、昨日の続きです。

今月は新規ゲストが2本です。

『プロジェクト・ユリフォーミング!』

干渉することで成就する恋があれば、干渉することでうまくいかない恋もある。イオリとルナ、このふたりの恋ははたしてどちらのタイプなのか!? というのが問題ですよね。

地球産の百合にハマって、ついに実力行使に出ようとする傍迷惑な宇宙人リリー。生真面目なイオリと奔放なルナ、ふたりの関係に喧嘩百合的なものを察知したか干渉を開始。まずはルナとの関係回復を願うイオリにコンタクトして、ふたりを拉致、キスしないと出られない部屋に監禁してしまったというんですね。

しかしまだ行動がマイルドでよかった……。とはいえ、キスするのもハードルが高いふたりです。イオリからはやりすぎだ、逆効果だと抗議され、ルナはというと徹底的に反抗すると公言されてしまう始末。はたしてこの状況から、なんらかの打開ができるのか。

というところからの、ふたりが幼なじみであるからこそ成立するやりとり。ルナの食の好み、それを熟知するイオリだからできた心配りと、それが偶発的に成立させた間接キスによりかなった脱出。結果オーライながらも、その経過に見えるふたりの関係性、その見せ場の多様さは、ただ右往左往というにはもったいない、まさしく見どころとして機能していたと感じました。

しかし、このふたり、いわゆる両片思いというやつですね。いつかお互いに素直になれるのか。それまでリリーの干渉は続くのか。続くとしたら、それは有効なのか逆効果なのか。いや、どうもふたりは干渉あってこそ進展するタイプっぽい。リリーの干渉は無駄にはならなさそうですね。

『魔法柴犬★はなまる』

魔法少女に憧れる春芝愛莉。ついにその機会が訪れた、という好機にマニア特有のめんどくささが災いしてしまいましたね。気持ちだけは速攻即決してたのに、うっとり夢想にふけってしまったのが失敗だった。その一瞬の隙をついて、飼い犬の柴犬はなまるが変身アイテムを奪取! 見事契約を果たしてしまったというのです。

かくして魔法少女となったはなまる。オス犬なのに。でも見た目は見事に美少女になって、というか露出多過ぎ!? やっぱりわあわあ大騒ぎする愛莉。もし愛莉本人が変身していたらどうだったんだろう。同じようなコスチュームなのか、あるいは本人の趣味嗜好特性もろもろによって違ってくるのか。このへんはなってみないとわからないところかも知れませんね。

さて、見事変身なったはなまるですが、悪の組織ニャンダーズに対抗すべく出動するかというと、なかなかぜんぜんそこまで話が進まず、あくまでも中身は犬のはなまるです。人の姿、しかも女の子だというのに、アウトな行動とりそうになってみたりして、愛莉はなかなか気の休まるところがないというんですね。

魔法少女としての活躍は、おやつで釣ればなんとかなりそう。けれどそれ以外の、人としての振る舞いいろいろはなかなか一筋縄ではいかなそうで、これからの愛莉の心労、しのばれる第1話でした。

ところで、愛莉が追加戦士になったりはしないんですかね? もしなったら、愛莉、今度こそ満願成就ですね。

2024年6月18日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年8月号、発売されました。今月は19日じゃなく18日発売だったのですね。気づいていませんでした。表紙は『ななどなどなど』。まさかの組みあわせ! るると一緒に外出している萌でありますよ! いったいどういう策を弄したのか。初夏の陽気に誘われるままにるるとお出かけ。一緒のドリンク飲みまして、なんてこった、ガールズ・サマー・デートとか書いてある! やりましたね、萌。ついに満願成就でありますか!? クールな笑みとともに、ふたり一緒に自撮りしようとする萌ですが、その内心ではどんな狂喜乱舞が繰り広げられているのでしょうか。いずれにせよ、萌、最高の一日! やりましたね。おめでたいですね。

冒頭に書きましたように、今日が発売日と気づいていなかったので買えていません。

2024年6月17日月曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2024年6月16日日曜日

1670

てっきりドキュメンタリーと思い込んで見始めたシリーズでした。『1670』。中世ポーランドの一地方で地主をしているヨハネ・パウロとその一家を主人公として展開するコメディドラマ。ヨーロッパ中世、それも都市ではない農村を描いて、そうかこんな感じだったんだ! と思わせる描写が魅力的なドラマだったのですが、同時に現代人を皮肉るような描写もあるからおかしい。スマートフォンに夢中の息子とかね、あるいは気候変動や平等パレードなど、社会意識が高い娘など、中世の体裁で現代を描いたりしているんですね。だから歴史物として見るよりもあくまでもコメディ、肩の力抜いて楽しむドラマ。とはいえ、やっぱり舞台や小物に見る中世ってのもまた魅力でありました。

しかしこのドラマのインパクトったら、やっぱり主役のヨハネ・パウロでありましょう。村の半分を所有している世襲貴族なのですが、貴族ゆうたらノブレス・オブリージュうんたらかんたら、人徳なんかも求められ、また貴族らしく学もある—、なんてことはまるでない無学で傲慢で、やることなすこと無茶苦茶のいきあたりばったり、身近にいると困るタイプのおっさんなんですね。それで人間的な魅力があれば、といえばさにあらず。なにやっても台無し、どうやってもめちゃくちゃ、あっちもこっちもダメダメな、本当に困ったおっさんで、なにしろものがわかってないから、しっちゃかめっちゃかに状況をかきまわすだけかきまわして、あとは雰囲気まかせの結果オーライ、みたいな感じでやっている。

正直、自分はこういう人は苦手なので、ライバルにあたる村のもう半分を所有する実力者アンジェイを応援していました!

ドラマや映画で見る中世というのは力のある王族や貴族だったり、平民でも都市生活者であったりすることが多かった、そんな印象があるものですから、貴族にしても地方領主、平民というとほぼ農民というこのドラマはそれだけで興味深く見ることができました。舗装なんてされてないぬかるみ道! 敵対的な異邦人! 家畜、脱走、宗教家。雑然とした中世とそこに生きる人たちの、どこまでリアルなんかはわからないけれど、まことらしさには結構やられてしまいました。

さて、このドラマ、もう完結してしまったものと思っていたのですが、どうも新シリーズが作られている模様です。これは楽しみですね。絶対見てしまうやつですね。