2021年1月15日金曜日

『まんがタイムきらら』2021年2月号

 『まんがタイムきらら』2021年2月号、昨日の続きです。

『トールさんの通り道』

魔王代理のサイドが、魔術を使用する人間の根絶やしを企てたことで、あわただしさを増す状況ですよ。人間代表といっていいものか、トールに勇者のユウ、騎士のケイトに魔族のライムやアーティの祖母まで加わって、ここに予想もしなかった賑やかな共闘態勢ができあがったっていうんですよ。

いやもう、わくわくする。魔族に取り込まれたサラをなんとか助けたい。昔は無理だったことが今や可能になっているというアーティの祖母。いやはや、この人、ほんとに不穏だな。リセが巻き込まれてるというか、逃げられん状況に置かれてしまってて気の毒! でも、リセの存在が今後の展開を左右する、そんな鍵になってそうでありますよ。

アーティの祖母が魔族だったのも驚きなら、魔王がいざという時の助けとすべく人間に残した保険だったいうのも驚きで、魔王配下にして魔王の意に反して動いているサイドを押さえ込む切り札であるんですな。

今、サイドのもとには魔族化したサラがいるのみ。魔術をエサにサラを誘き出せれば、サイドは単独に。それでサラを救出し同時に孤立したサイドを叩くべく二正面作戦が開始されるというの、ほんと、この漫画がこんな熱い展開見せるだなんて、見事当初の予想を超えてきました。いいですよ、実にいいです。とりわけサラのために身銭を切るトールの本気。ここにこの人の本当の気持ちが見えるようで、心ひかれます。

『ゆえに、アイドル革命!』

ライブも成功させて順調に見えるCHU♥IN GAMだけど、そうか、資金面で苦しいのか。アイドル活動とは別にバイトでもしてお金を稼がないと。それでアルバさんの助けを借りようと、バイトで雇ってくれないか、お願いするんですけど、そうかあ、残念、そんなに人手はいらないっていわれちゃった!

でも、今回のエピソードね、アルバさんの心意気、それが光っていましたわ! もう、粋ってこういうことかね。仕事がしたいならギルドにいって探せばいいと一度CHU♥IN GAMの皆を突き放しておいてですよ、ギルドにわざわざ彼女ら向けの簡単な依頼を出しておいてくれてるんですよ。しかも破格の報酬! 最初はいぶかしがってたのがね、仕事を受けてみたらだんだんこのクエストの背景がわかってくる。ほんと、アルバさんったら素直じゃない。でも表立って助けるのではなく、仕事とその報酬として恩着せがましくならないようさりげない助力をしてくれている。いい人じゃありませんか。いやほんと、いい話でしたよ。

それだけに、離れて暮らしていた妻との復縁、それがかなったの、よかったですよね。情けは人のためならず、そんな言葉のとおりでしたよね。

My Private D☆V

『六条さんのアトリビュート』のセトユーキです。

って、怖い! 怖いよ! D☆Vポイントは「病みかわ」。闇のある感じっていうんですが、うん、イラスト見れば確かに感じる。闇がある、病んでいる。どこか思い詰めた、そんな気持ちが心のどこかに鬱屈しつつ、それでも願望を叶えないではおられない切迫感も内包している、そんな感じのお嬢さんでありますよ!

いや、ちょっと驚きました。いやね、『六条さんのアトリビュート』からはこういう感じ、あんまりしませんでしたからね。はじまった当初、六条さんがおどろおどろしく描かれたりしたことあったけど、それもその後の彼女のキュートさ、それを引き立てるためのめりはり、コントラストを際立たせるためだと思っていたですよ。いや、実際その効果のためのおどろおどろしさだったかも知れませんけどね!

でもなあ、なるほどなあ、そういうおどろおどろしさ、そこに浮き立つ危ない魅力。わからんでもないです! わからんでもないです! でもやっぱ、怖いっすよ!

2021年1月14日木曜日

『まんがタイムきらら』2021年2月号

 『まんがタイムきらら』2021年2月号、昨日の続きです。

『そらコミュニケーション』

ソラとテンペスタ、無事小学校に転入できたようですね。すごいな、宇宙人の力。小学校には璃乃の従妹がいるというの、璃乃曰く妄想過多のちょっと困った子らしいんですが、それ聞いたせんりの感想、璃乃と似てるんだっていうのが地味に致命傷与えかねないものだから、ほんと面白かったですよ。

小学校では、八雲朔という元気な子と、そして羽白那由多、璃乃の従妹が、ソラ、テンペスタのふたりと仲良くなれそうで、ともあれ朔とテンペスタの関係が面白い。テンペスタは最初ちょっと苦手にしてたっぽいんだけど、可愛いっていわれてその気になって、おお、なんとチョロいのか、テンペスタよ。こういうゆるくて罪のない感じ、いいですね。とか思ってたら、那由多の妄想、じわじわ発現してきて、おお、確かに璃乃似なのか。璃乃はせんりに、那由多はソラに、それぞれ執心することになりそうですね。

そうそう、最後の宿題のくだり。意外とデキるテンペスタ。基本真面目なところ見えたりして、なるほど、こういう側面が見え隠れするの、新しいシチュエーションのおかげですね。

『夢見るルネサンス』

即売会に参加したリーチャ。売り子で参加するはずのレンはわけあって遅れるというのですが、レンの用事、これがよかったんですよ。

ひとり、即売会の会場で、本も売れず、しょんぼり伏し目がちに自信失いかけているリーチャが切ないんですよ。かつてフィレンツェルネサンス時代にそうだったように、この時代でも自分の絵は通用しないんだろうか……。そんなリーチャのもとに現れたレンがですね、いやもう、西部劇でいうところの騎兵隊ですよね。絶体絶命の状況に駆けつける頼もしいヒーローってやつですよ。

リーチャの絵に即発されて、その衣装をこの日のために手作りしていたっていうんです。すなわちコスプレなんだけど、レンにとっては大きな一歩、これまでのレンならばこんな思いきったことはしなかったろう。リーチャのおかげでレンも変わった。そして、そのリーチャが変えたレンの行動が、まわりまわってリーチャに勇気と自信を与えることになるっていうんですよ、素晴しい。

レンが目をひいたことでリーチャの本も売れはじめ、またリーチャのファンもきてくれるなど、いい即売会デビューとなりましたね。リーチャの活動、より広がっていくといいですね。

『推しごとびより』

空が浮き足だってます。なぜかというと、推しの声優のミニライブに当選したからっていうんですね。しかし、こんなにも気合い入れて参加するんですね。美容院で髪整えて、ファンレターには3日かけた。すごいな。よほどの気合いですよ。

今回のエピソードは、アイドルとしてではなく、観客として一ファンとして推しを応援する、そんな空が描かれたわけですが、この経験がいつか自分も同じように素敵なライブをできるようになりたいって、そう思える、さらには言葉にできるきっかけとなったっていうんですね。

アイドルとしては発展途上の子たち。それが、こうしてアイドルとしての自分に目覚めていく、気持ちが変化していくとともに伸びていく、そういう姿が描かれていくのは魅力的だな。そんなこと思いながら読みました。空のこれから、ちょっと目を離せないって気持ちになっています。

2021年1月13日水曜日

『まんがタイムきらら』2021年2月号

 『まんがタイムきらら』2021年2月号、昨日の続きです。

『むすんで、つないで。』

すごい強いシーンぶちこんできましたね……。素晴しい、とても素晴しい。

子供たちとともに語らうつなぐに戸惑いながらも輪に入っていく鳥居ですよ。苺からパンの人呼ばわりされて、内心抵抗しながら自らパンの人を名乗ってしまう悲しい人。この人がですよ、花ノ子の発案でつなぐとあだ名で呼びあうことに! 子供たちの考えるあだ名は酷いのになりそうで、苦しまぎれに、呼び捨てはどうかな! ふたたび花ノ子の発案に、つなぐ、つなぐがですよ!

「七色」

すごい……。すごい……。

つなぐを呼び捨てにしている花ノ子とつなぐの関係に考えをめぐらしている鳥居に不意打ちだーっ!

いや、ほんと、すごかった。なんていろっぽいの。なんて素敵なの。ああ、つなぐのこのポテンシャルよ。普段、子供たちの間では鳴りを潜めるこの素敵パワー。たまらない、たまらないですね。

これ、額装とかできないものでしょうか。読者プレゼントにこのコマを額装しましょう。

『ぎんしお少々』

離れて暮らしている姉妹ふたくみ。連休には一緒に遊びますよ、そういってるすずに対し憂鬱なまほろさん。なにごと? と思ったら、あー、もゆるはバイトみっちりで時間がとれないんだ。でもこのバイト、きっとフィルム代と現像代をまかなうためだよ? 姉の与えた新しい世界、それがもゆるをオトナにしたんですよ。胸張っていこう、お姉ちゃん! それに、なんなら、もゆるのバイト先に押し掛けたらいいんですよ!

その寂しさを埋めようというのか、すずとしこたま遊んだその情景、よかったですよ。山にいきました。紅葉がすごいです。え!? おみくじの自販機って珍しいの!? 活動的なすずに置いていかれまいと頑張るお姉さん、ふたりの見せる親密さ、これはとてもいいものですよ。そして夜? いや、朝か。あんなことになっちゃって、それ、すずにとってはひとりじめしたい、そんな経験だったんですな。

ずっと一緒だった姉妹? けど離れて暮らすうちに、それぞれ自分の世界なんてものを見出しちゃってるんですよ、みたいなこと思わせた今回です。しろもちょっとそんな感じになってますよね。

『星屑テレパス』

おおー、瞬がなんか危ういなあ。モデルロケットの課題、卵を割らずに着陸させるというのがうまくいかなくって、それでイライラを隠せない瞬ですよ。思ったようにコトが運ばない。なにが悪いのか、どうしたらいいのか。悩むのはいい、考え込むのもいい、けど、ちょっと背負い込みすぎなのでは?

と思わせてくれた今回。瞬が無駄にたくさん割った卵でシフォンケーキを作ることになるんですが、そこで見せた瞬の思い詰めた一言。宇宙にロケットを飛ばす夢、その実現には自分が頑張らなければいけない。その意識が勝ちすぎて、他の皆に頼ることができない。他の誰かの発案を受け入れるどころか、耳に入れることさえも拒否させる。仲間とともに活動すること、それを瞬ひとりができていない、孤軍奮闘になってしまってるんですね。

勝つことにしか価値を見出せない瞬。優勝劣敗ですなあ。これ、つきつめると駄目なんだよ。その駄目なルートを邁進しちゃってるように見える瞬は、自分とは異なる考え、遥乃の価値観を尊重できず、キツい言い方しちゃってね、これを遥乃はどう思ったのだろう。

今回はまだ火種くすぶるも大事にはならず、うやむやのうちに収まって、でもこれはいずれ着火するのではないか。そんな予感させられて、ええ、不安と同時に、火の着いた遥乃の動向、そこにも興味が向くのです。いや、そういう話にはならないかもですけどね!

2021年1月12日火曜日

『まんがタイムきらら』2021年2月号

 『まんがタイムきらら』2021年2月号、先日の続きです。

『スロウスタート』

今回の趣向、面白いなあ。ひとりひとりにキャプションがついて名前学年が表示されるの、なるほどこれミステリ仕立てだから! 榎並先生の飴がなくなったというところから始まる推理ショー。というか、たまてによる妄想炸裂、栄依子をいかに悪役にするかショー、みたいなのが本当に面白くって、というか冠は妖精ですか。妖精の力で怪盗に変身して盗みを働くのですか。ファンタジーですね、怪盗ヘアピン。

最初は先生への恋慕からの盗み。飴の出どころが栄依子とわかってからは、嫉妬にかられての犯行。この恋が叶わぬならいっそひと思いに先生を! からの会長つっくん巻き添えで薬殺されたときた。ほんとか? 物騒だな。

この一連の推理、皆がさらっと冗談で流してたところに披露された花名の推理が最高でしたよね。一番生々しくてかつ物騒! 虫も殺さぬような優しい子なのに、その心の裡にはこんな殺伐とした世界が広がっているというのですか!? その推理聞いて、思いっきりひいてる皆が最高でした。

今回の話、たいした事件でもない、あまりに普通のできごとではあったんですけど、それだけでこれだけ盛り上がれるのは楽しくっていいですよね。たまての魅力、再確認でした。

『けいおん!Shuffle』

おおお、思わぬゲストキャラが! 紫の使ってるドラムスティック、結構傷んできてるから交換した方がいいといわれて、やってきました楽器店。皆の都合がつかなくてひとりできたものだから、店員にも話しかけられず。ああ、紫さん、人見知りなんですな。

ここで出会った小さな子。って、小学生じゃないよ! この子、中野じゃないか! 中学生時代の中野と出会って、ついつい話しかけてしまった紫としばし楽器談義? 中野梓はエフェクタ買いにきたんだそうですよ。そんな梓に紫、相談することとなって、このスティックがいいんじゃないかって、材とかチップのかたちとか、アドバイスもらうんだけど、すごいなあずにゃん、あんたギタリストなのにドラムのこととかわかってるのか。自分はスティック選びとか、床に転がしてまっすぐかどうか確かめるみたいなのしか知らんかったよ!?

中野梓は中学3年生。ちょっとした出会い。これでなにかが変わる、発展するということもない、ささやかな交差ではあったんですが、なんかちょっと嬉しく思えるできごとでした。

『しあわせ鳥見んぐ』

前回ラストに現れた猛禽、その正体が判明ですよ! とりあえず最初にいっておきますと、私の予想は思いっきりハズれていました。そうか、オオタカかあ、大物だったよー。

基本的な流れは、前回やった種類の識別、その応用編といった感じでした。焼き鳥屋にてね、すずの見た鳥、猛禽の特徴を聞き取りながら絞り込んでいくんです。でも、すずさん? てんで頼りにならない。大きさどれくらい? に対して、めちゃくちゃデカかった、存在感が! ときたりね、具体的なこと、特徴がほんとなかなか出てこない。

で、これをかげながらアシストするのが、焼き鳥屋のバイトさん。すずが猛禽を見たとき、すぐそばで鳥の写真を撮ってた人が、たまたまこの店でバイトしてたっていうんですよ。大きさはカラス程度、それをすずに教えるために、このお皿、からっすか? さりげなく介入してくる! この調子で大きさから翼の形状、さらには模様までこれと目立たないかたちでアシストしまくって、いや、目立たなかったか? あのキャベツ盛りサービスはかなり強引だったよね。ほんと、このあの手この手、手段を選ばないやり口が最高におかしかったです。

でも、最後の最後、オオタカかハイタカか絞られてからの一押し、ここで表立って介入しちゃうんですよ。

それ、オオタカ。

写真、撮ってあるから!

おお、いい表情なさいましたな! いやもう、こんなにすぐさま知りあいになっていこうとは、予想外のスピード。この子、岬さん。またちょっと面白そうな人が出てきましたね。これまでいなかったタイプのキャラクター加わって、しかも写真の技能持ってるときました。ああ、さらに鳥見のバラエティ、視野が広がりそうでいいですよ。

2021年1月11日月曜日

『パラサイト 半地下の家族』を見たので今日は休みます

『パラサイト 半地下の家族』を見たので今日は休みます。

2021年1月10日日曜日

『まんがタイム』2021年2月号

 『まんがタイム』2021年2月号、先日の続きです。

『瀬戸際女優!白石さん』

白石、役のために髪をバッサリ切っちゃいましたよ! それもこれも共演するライバル岬涼子に負けたくない一心。嫌いだったといわれて、それで互いに気まずい思いしながらも、演技となるとしっかりやってのけるんだ。このあたりは、ふたりともにプロってやつなんですなあ。

なんだかんだで素直な白石が面白いんですよ。岬が弁当のおかず残してるのを見て一度は好感度下げるも、子供の好物だからと聞かされて好感度上げる。いろいろ境遇の差に打ちひしがれながらも、岬のことを知って、だんだんその距離が近づいていくんですね。

これは岬にしても同様だったのかも知れない。共感できる悩みがあったりね、キライといってたけど、距離の近さ見せてきて、これ既婚者の余裕なの? わからんのだけど、なんか当初の敵対してた頃の刺々しさみたいなのはなくなったように思う。

こういう、自然と仲良くなるという展開、それがこの漫画のよさだよなって。それはひいては白石さん、この人のよさだなあって思ってるんですね。ええ、今回のエピソードにもそのよさが充分に発揮されていましたよ。

『ご主人様!確保します♡』

ついにマミがココを抜いて、メイドランク2位をゲットしましたよ。喜びを隠せないマミ! ココはというとまるで気にしてないな。こういうクールさがこの子の魅力だよなと再確認させられた思いがします。

今回はちょっとしたミステリ仕立てでしたよ。棚から消える高いお酒。事件だ! 盗難だ! というので、元警察官のマミの血が騒いでいるわけですが、この謎解きに、途中差し挟まれた昭和を思わせるズッコケ! こいつが効いてくるったあ、まるで予想だにしませんでした。

今回のお酒盗難事件は元メイドの仕業でした。それで事件解明編なんですが、元メイドのマリアンヌのこと、コトコがすっかり忘却していたり、マリアンヌの動機が語られるところで、グッサグッサとマミにダメージがはいりまくるところとか、とにかくもう面白い。テンポがいいよなあ、面白いよなあ、とか思ってたら、そのタイミングで明かされるファンのあだ名がクソムシ!

こんなん、笑うって! しかし酷い。ご主人様はそれでいいんですか!?

今回、最後までダメージ入りまくりだったマミ。さらにはクソムシご主人様も砂になって! いやもう、この容赦のないラスト。ほんと、最高でした。クソムシご主人様にはしあわせになっていただきたい。しあわせチケット、発行してさしあげて!

『良倉先生の承認欲求』

水元と氷高、ふたりの仲直り編ですよ! 今回も星畑が大活躍、というんですが、この子の臆さずぐいぐいいくところ、強みだよなあ。さらにはクールと見えた氷高さん、この人の抱えてる悩み? いや、苦手といった方が妥当かな。それが本人から語られるくだり! ああ、こうしてちゃんと聞いてくれる星畑ですよ。いい子だわ。ちゃんと聞いて、その悩みを受けとめてくれるの、ちょっと強引だったりはするけれど、決して急かしたりはしない。相手の言葉を待ってくれるの、ほんと、この子にそなわる美点だと思います。まあ、ちょっとたまに失礼なこといっちゃうけど!

氷高、この人、今後も出ますね! 水元と仲直りするくだり、涙をこぼす水元にちょっとズレた反応返しながらも、ずっと水元のことは考えていたし、今でも一番の友達だってきちんと伝えられたの、すごい前進だと思ったんですよ。ほんと、これ、すごくいいシーン。でもって、ここでまさかのぶんちょー紳士大活躍! いやもう、よかったじゃないですか先生! と思わせてからの、氷高の思わぬ才能発覚ですよ!

氷高の能力、SNSに公開された写真から店舗を特定する! いやはや、先生の身バレリスク、めっちゃ上がりましたね! 氷高さん、クールで美人で可愛いくて面白いから、今後もちょくちょく出て、先生を脅かしてほしいものです。

『お天気おねえさんの晴れ舞台』

おお、琴音の成長ですよ。アドリブに弱い琴音。突然のアクシデントに対応しようとするも、焦っちゃって失敗しちゃって。でもそんなに致命的な失敗じゃないから、この子の場合、愛嬌ですよね。でも、本人は気にしてる。牧からも指摘されて、さて、この弱点を仕事で知りあった芸人さんからのアドバイスを受けて克服していくってわけですよ。

その場その場で、どうすればもっとも受けるだろう、最適なリアクションを考え、繰り出していく芸人さん。ツッコミのタイミングについてもシビアに指摘して、笑いに貪欲であるんですね。そんな師匠からのお言葉、冷静な状況判断と観客は味方だっていうの、師匠のステージでの振る舞いにただ言葉で教えられただけでない実感を得て、ああ、琴音、ひとまわり気持ちが大きくなった、そんな笑顔見せるんですからたまんないですよね。

この漫画は琴音の成長ものですよね。気象予報士の資格はまだまだ難しそうだけど、琴音自身は成長してる。その一歩一歩着実に進んでいく歩み、それが本当に魅力的です。

2021年1月9日土曜日

『まんがタイムきらら』2021年2月号

 『まんがタイムきらら』2021年2月号、発売されました。表紙は『奥さまは新妻ちゃん』。三姉妹から新年のお慶びを、ということで、姉妹3人で牛柄の服を着まして、ご挨拶、ご挨拶? でありますよ。しかし、新妻ちゃん、首にカウベルまでつけて、本格的なのかな? でもこれアクセサリーとしてアクセントついていいですよね。着ている服も、セーターだったりパーカーだったり、あとなんだこれは、それぞれに見当ったのになってるのがいいですよね。コスプレっぽいけどコスプレではない? 角はないけど尻尾はある。そんなちょっと攻めた格好での登場です。

今月は新作ゲストが2本です。

『えるくえすと! ~勇者エルヴィーラは現実世界に転移しました~』

JRPG的世界に転生/転移するのが一段落して、こんどは向こうからくるようになったようですよ。ちらほらと見るようになったこの展開。それだけに、おのおのの見せ方、押し出してくるポイントが注目されるように思います。

舞台はゲームショップなんですね。店長から頼まれて買い取った中古ソフトの動作確認していたところ、ディスクもパッケージも真っ黒な謎のソフトから飛び出してきたのが勇者エルヴィーラ。まさか名前をつけるところから始まるとは思わなかった。これ、ましろが適当に「ああああ」とかいれてたら、勇者ああああが転移してくることになってたのか。すんでで助かったんだな、エルヴィーラ。

こちらの世界にやってきて、勝手もわからず、しかもレベルは1からスタート。あまりのショックに打ちひしがれてる様子に、セーブデータが消えた時のアレだって共感されてるの、地味に面白かったですよ。ゲーム的世界観を引っぱってきてる、それゆえのネタでありますね。

こちらの世界で、ゲームショップのレジを手伝って、これでレベルもひとつあがりました。なるほど、ちゃんとレベルあがるんだ! というわけでエルヴィーラ、エルの最終目標、レベルをあげて再度覚えた転移魔法を使って帰還するというのもこれで決定。現時点での長期目標と、レベル上げのために店を手伝う、この世界で頑張るという短期目標の提示されるところ、これ、大変よかった。大枠があるとそれだけで安定する。レベルアップのための活動に幅持たせてもきちんと戻れるルートがあるってことですから、逆に読者としては、どんだけエルの世界が広がっていくのだろうって楽しみにも思えます。

『マイナス300万円から始める鑑定生活』

さ、三百万の壺をそんなとこにぞんざいに置いておくんじゃない! と思ったものの、いや、これは三百万の借金を負わせることで星崎ほのかをこの店に縛り付けるのが目的だったのでは!? お、おのれ店主、香山かなみ、狡猾にして残忍なヤツだっ! と思ったら、そういうわけでもなかったのかな? むしろ、この事故的な展開で、というかまんま事故か、取り乱すほのかに対し新たな喜びを覚えはじめてますよね、店主。うん、しかし、この三百万の壺のいろいろ、本当に事故なのか? ほのかをハメるべく罠をそこかしこに仕掛けていたとかではないのか? うん、それくらい信用おけないのがかなみって人、そんな印象をのっけから積み重ねてきてましたよね。

香山かなみ、骨董屋店主にして高校1年生。同い年で同じ学校に通う星崎ほのかに異様な執着を見せる危ない人。ストーカーまがいの身辺調査して、でもそれを隠せないという性格。危なさをオープンにしてくれているだけマシかも知れませんね。普通の人の顔、常識的な態度でもって接して、けれど実は……、みたいなのが本当の本当に危ない。そういう意味では、危険度はそこまで高くなさそう。自分の挙動も願望も、すべて明らかにしてノー距離でほのかに迫ってくる。だって、なんでバイトの面接で座るの向かいじゃなく隣りなんだ。

過剰? 過激? な見せ方してくるこの漫画。ホラーとかスリラーとかではないっての、この見せ方からもうかがわせてくれる。百合的展開にもなりそうにない。ない? けどこうして弱味ができてしまったほのかの今後、かなみの元でいろいろ骨董や鑑定について学ぶことになったわけですが、本当にそれだけですむのだろうか。いやすまんよね? といったところからのスタート。ほんと、ほのかの明日はどうなるんでしょうな。

2021年1月8日金曜日

『まんがタウン』2021年2月号

 『まんがタウン』2021年2月号、先日の続きです。

『新婚のいろはさん』

雨の日はゆううつ。とりわけいろはが嫌がっているんですが、出歩けないからかな? と思ったら、洗濯物! ベランダで干せないから困るというんですが、風呂場の浴室乾燥を活用、というかこれ最近発見されたのか。その発見にいたるくだり、めちゃくちゃ面白い。風呂場にある謎のバー。まんま物干し竿だったっていうんですね。ほんと、最初、なんだと思ってらしたのか。

はじめの発案でコインランドリーにいきます。最初は全然乗り気でなかったいろはが、実際にコインランドリーについてみたらぐんぐんテンションあがるのね! これがほんと面白くって、大きな建物、大きな洗濯乾燥機。さらにはカフェまで併設されていてというの、なるほど最近のコインランドリーはこんななんですね。話には聞いていましたが、こうして見せられると、なるほど全然印象のそれと違ってる! ってなって、確かにテンションあがるのもわかる! でありました。

このふたりの様子。たとえ憂鬱な雨の日でも、こうして新しいものに触れて、楽しみを見出してというその姿勢。どんな時でも楽しめるっていうのはすごい才能だと思いましたよ。ふたり、ほんとしあわせですよ。

『立ち呑み布袋でもう一杯』

またまた新年そうそう面白そうな企画してますよ。店長と舘のふたりで創作料理対決! というんですが、飲み屋にきてお雑煮はいきなり重すぎない? 焼き餅串はいけそうな気がする。でもめっちゃ主食だ! でも焼き餅はいいなあ。

店長の父が送り付けてきた巨大なお年玉。これの争奪をしようというんですね。でもさ、立ち飲み屋にやってくるおっさん連中にマシュマロ入りいちごぜんざいはさすがに分が悪くないっすか舘さん。でもって対抗する店長はカレーを出してきて、って、重い重い。めし食って満足して帰っちゃいませんか!?

ここから白瀬の発案で豚バラカレー串が出てくるの、これいい感じでしたね。コミュニケーションを通じて発想が生まれる。そんな様子が見えて、でもってカレー串、これ定番メニューにしてもよくない? カレールーじゃなくカレー粉まぶして焼いてもおいしそう。お酒も進みそうですよ。

店長父からのお年玉は樽酒でした。それを皆で乾杯して、さいごにぜんざい。うん、これは確かによさそう。それぞれの料理が、なんだかんだでそれなり落ち着いたポジション獲得するの、よかったです。お酒飲んで最後にきちんと糖分摂取するの、理にかなってる感じもしますよ。

『君と銀木犀に』

泉と葉介のコミュニケーション。葉介の部屋で見た壁を埋め尽くすがごとき本の数々。すごいな、本好きなんだ、といった泉の普通の感想が次第に熱を帯びて、そうしたら意を決するようにして葉介が教えてくれた自分の夢。この流れ、見せ方が本当に素敵だったと思ったのでした。

その時、その瞬間に感じたこと、思ったことが描かれるのではなく、数日を置いた雪の日。雪かきをしながら思い出すようにして、そのまぶしさに打たれる泉のその心情。日を受けてキラキラと輝く雪につらら、そして陽光そのもののまぶしさが、記憶に残る葉介の言葉の、夢に対するまぶしさを引き起こしたというのか。現実のまぶしさに理想のまぶしさがまじって、その後、泉のつくため息に彼の心情が溢れてたまらないものありました。

2021年1月7日木曜日

『まんがタイム』2021年2月号

 『まんがタイム』2021年2月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』、代理がたこ焼を食べて口をやけどしそうになっていますよ。冬の温かい軽食ですね。『秘密のお姉さん養成ノート』蛍は鯛焼きですよ。『花丸町の花むすび』花子はおでんを食べてて、ああ、いかにも温かそうでいいですね。『瀬戸際女優!白石さん』白石は、座り込んでワンカップ片手に牛串? いや、それにしても地が出てますよ? 女優のスタイルじゃなくなっちゃってますよ!?

『茨城ってどこにあるんですか?』

多恵はいろいろ着眼点が鋭いんですね。スーパーのバイトで季節ものの売り出しの話題になったとき、客層からはこの店はバレンタインよりひな祭りだ! って、これ、店長がバイトに遅れをとってちゃまずいですよ! ともあれ、茨城アピールにもスーパーバイトにも手を抜かない、一生懸命元気溌剌な多恵、これこそがこの子の魅力だよなあ。

そんな彼女らのバレンタイン情景ですよ。友達に配るためのチョコレートを用意します。それで干し芋チョコなんてのを作り出しちゃう多恵ですよ。これ、ほんとにいけるの? マジで? チョコレートがかたまったらチョコペンでメッセージをいれるというんですが、ちょっとした森戸へのイタズラ心がまさかの加藤さんに誤爆するというこの流れ! おおう、加藤さん、会社でえらいの開いちゃいましたね!

それはそうと、多恵からのありがとうメッセージに喜び隠せない森戸。いい笑顔でした。基本クールなだけに、こういうの、すごく刺さりますよね。

『六畳一間の憑き物石』

こいしの不在に取り乱す瞬。亜依の家に遊びにいってるだけなんですが、太助がこいしの書き置きを持ってっちゃったもんだから、もう大変。いつにない焦りようで、しかしなぜ自分はこんなにこいしのことに必死なんだろう。

その自問からですよ? まさかあんな答が出てくるだなんて思いもしないじゃないですか!

びっくりした、びっくりしましたよ。この出来事で、ふたりの関係、一歩前進するのかい? なんて思ったというのに、まさかの母性! マジか!

せっかく、こいしが可愛いパジャマ着て、あんなにもドラマチックな出来事経由して、まさかの母性! いやそりゃこいしもブスくれますって! と、それはいいんです。好きといわれるのかとドギマギしてるこいしと、ふくれて頬がパンパンになってるこいしと、どちらも最高に可愛かった。いやもう、でも、瞬はいろいろ感情を整理した方がよさそうなボーイですね。

『テレパス皆葉と読めない彼女』

皆葉の家に集まって鍋を囲みます! 人数が多い方がいろんな食材使えると、やたら張り切ってる澄花が素晴しいですね。鍋に焦って手を出すと、ダメっ! と制止される。それで新たな扉が開いている皆葉、うん、君はなにもおかしくないと思うよ。その感情、大切にしていこう。

超能力持ちの面々が、それぞれ自由自然に力を使ってるの、誰もとがめないし、特別視もしないというの、これは彼らにとっても気を張らずありのままでいられる、そんな特別な時間、特別な場になってそうですね。鍋の具材透視から、嫌いなものを除去してくれるとか、ほんと全然特別じゃない、生活に普通に飾らず溶け込んでいる超能力。そんな様子がとても魅力的と感じましたよ。

そして、兄のことをずっと見守ってきた妹ふたり。友達ができたことは安心、嬉しいことなんだけれど、自分たちのことばかりでなくなってしまったのがさみしい? そう思った矢先に、妹たちへの感謝を語っている兄の言葉が届くのでしょう? ふたりの気持ちを読んだからじゃない。たまたまその時に、思ったことを思ったままに口にしただけの兄。でも、それがこれぞこの時であったというのがね、本当、よかったなあって。妹が兄のこと考えてた時に、兄もふたりのこと考えていた。どこか近しい考えの流れに、彼ら兄妹の仲を思ったのです。

『午前0時のおねだりごはん』

おお、新展開といっていいんでしょうか。牛喰が米沢とチームで仕事をやるというんですよ。これまでは、後方で支援みたいなのは描かれても、こうしてしっかり組んでという描写は少なかった。それがこうして、仕事でもしっかり組んで、ええ、新たな牛喰の姿が見えそう、そんな展開でありますよ。

といっても、ふたりチームではありません。1年上の田中君もチームの一員です。でも、なんだかんだ仕事が荒いの? いったいわないで揉めたりして、さらにはいうべきことがしっかり伝達されていなかったり? ヤバい……。かくして言いあいするふたりを諫めて、やるべきことを指示する米沢。ええ、いつもお店ではゆるゆるな米沢の、厳しく凛々しい側面をあえて牛喰にぶつけていこう。そんな新展開に見えるのですね。

なんだかんだで仕事はうまくいきました。それで米沢とのおねだりごはん! というんですが、あー、田中氏、存在が忘れられてるーっ! と思ったけど、よかった、ちゃんとフォローされそうな感じです。

このおねだりごはんの場に田中氏が呼ばれることはなさそうですけど、この田中氏、ちょっと成長して、そして牛喰が自分に気があるのでは? ちょっと勘違いもしたりして、ええ、今後も牛喰に関わってきそうな予感です。

2021年1月6日水曜日

『まんがホーム』2021年2月号

 『まんがホーム』2021年2月号、一昨日の続きです。

『座敷童子あんこ』

やっぱり面白い。ストーリー仕立てになってるわけじゃないので感想書きにくいのがあれだけど、毎回必ずっていっていいと思う、光るネタがあるんですよね。自分の面白さのツボに効くといった方がいいのかなあ。今回だと「職業体験」とか、うまくコンパクトにネタ振りからの回収がされて、ほんと面白い。

「カレーの日」なんかも最高だったと思います。これ、2021年の豊富がいきなり脅かされているあんこ! しかし座敷童子カレー。とりようでガラリと意味の変わるみたいなのがほんとうまく働いて、というか、父ちゃんが怖いよ! ほんと、ピンチに陥るあんこ、最高でした。強く生きて?

『歌詠みもみじ』

休みが終わるというので憂鬱どころではないんですな、もみじさん。床に倒れ伏してる。ダイイングメッセージはカレンダーに書かれた始業式! でもこのもみじ、なんだかんだで要領よかったり、そうしたところが愛らしい。さらには学校の廊下で見せたフラーっての、あれも最高だったと思う。今回は地味にもみじが可愛い回でした。

「理央先生の油断」、面白かったです。そうか、方言を隠したい人にとっては大失点ですね、これ! でも気になさらないでいいと思う。むしろ、そういうの、可愛いと思います。どんどん出していって欲しい。

学校初日は嫌だったけど、一度いって友達と会ってしまったら、もう大丈夫。もみじはそんな感じなんですね。私は常時嫌です! ずっと休みがいいです!

『うちの秘書さま』

素晴しい扉絵……。これ、額装してもらいたい……。

さて、七瀬に降りかかるお見合い攻勢ですよ。叔母からだというんですが、これがはじめに知られたら大変なことに! というのでメイド一同、あの手この手で隠そうとするんですけど、とばっちりでアイドル写真集の秘密を暴かれたり寒空の下でティータイムすごすこととなったり、このはじめのとばっちり! めちゃくちゃ面白かった。メイドさんたち、よかれと思ってるのはわかるけど、やっぱりいつもどおりやりすぎちゃうんですな!

そして事実を知ったはじめ。おお、ショックなのか! 泣くほどなのか! で、メイド連、大興奮! 最高だと思う。ほんと、この屋敷のメイドたち、大好きですよ。はじめのこと大好きで、いつも若干どこかズレてる? やりすぎる? そんな彼女らの大活躍。ほんと、素晴しかった。

そして、やっぱり伝わらないはじめの恋心。ああ、七瀬相手にはもってまわった言い方とかじゃ駄目ですね! もうはっきりいっちゃいなさいよ! とは思うけど、はじめ、わりといってるような気もするんだよなあ。ほんと、今回のラストなんか、いつにない展開では!? と思わせてこの肩透かしですから、ほんと、はじめ、これからも苦労が続きそうです。

2021年1月5日火曜日

『まんがタウン』2021年2月号

 『まんがタウン』2021年2月号、発売されました。表紙は『クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』、2021年劇場版を大々告知するイラストでありますよ。胸に天をあしらった制服を着込んだしんのすけと風間くん。季節としては先取りだけど、入学の情景描いて、春らしい、そんな雰囲気も悪くないですよ。これ、よく考えたらしんのすけって幼稚園児だった。ということは、映画版ではちょっとお兄さんになるのかな? かも知れませんね。

今月は新作ゲストが2本です。

『俺をめぐるシュラバトル』

思いがけないもの何度も見せられて、この裏切りの裏切りの裏切りというような展開は見事だったと思います。

のっけから、好きな女子ふたりから思いを寄せられていること発覚の場面を見せられるんですけど、なるほど修羅場ならぬシュラバトル。女子ふたりが思いっきりの肉弾戦。主役の古林少年の前では絶対見せないだろう表情、言動が物騒で、ほんとなんなんだこれは。というか、本当にこのふたりは古林少年を取りあっているのかーっ!? いや、取りあってるっぽいな。

幼馴染みとしての歴史を武器にして戦う女がいれば、愛され女子としての経験を武器にする女がいる。って、待って? 待って? パパが42人もいるの? それ、血縁のパパじゃないよね? いや、こんなの知らされたら、古林少年、幼馴染み一択じゃない? と思ったら、その幼馴染みから飛び出す好きではない発言!

なんなのこれーっ!? 好きな男子を取りあってたんじゃなかったのーっ!? みたいな混乱から、最後の自滅が判明してノーゲームになるという落ちまで、ほんとアップダウンじゃないな、なんていうんだ、右往左往? えらいもん見せられた。面白かったです。

『団子屋の忍』

団子屋の入り婿の抱えている秘密。それは忍者だというのですが、これ、家族も知らないのかなと思ったら、そうじゃないのか。そりゃそうだよな。知った上での入り婿なんですな。

この家族たちが忍びの装束身につけてみたり、また串団子を手裏剣よろしく打ってきたりするものだから、忍者一族同士の婚姻? と思ったら、そうでもないのか。むしろ夫への愛がこうじて自身も忍者よろしく忍んで夫の跡をつけている。で、娘を大事に思うあまりに舅もついてくるってのか。仕事にならんじゃないか! みたいな、そんなコメディであります。

婿と舅の仲が悪かったり、妻はそうした関係気にせずあっけらかんと明るかったり。そんな中、ひとりマイペースを保っているのが妻の妹? 5歳児にして実力者の風格ありますよね。この家の要、それが妹、蓬のように思えましたよ。

『部長と2LDK』

漫画のスタイルが自由な感じで、見せ方の工夫、効果的でたいへんいいと思います。コマ割り漫画になったり四コマになったりと、自在に行き来することで、読ませたいテンポ感を違えてくる。基本は四コマで、四コマならではの軽妙なおかしみ、それを十全に楽しませてくれた上で、ことキャラの心情をクローズアップしようという時などにコマ割り漫画にシフトしてくる。ぐぐっと見せ場として盛り上げていくの、うまいなって思ったんですね。

今回だったら、変わったと噂の部長。なにがどう変わったか、その根幹に西菜々の存在があること部長が自覚するところといったらいいのかなあ、見せ場のコマがどーんとくるじゃありませんか。冒頭の赤面部長! そしてクライマックス、ラストの2ページ! うおお、部長、ラブラブだ。どれだけ菜々の存在が大きいんですか! みたいなね、気持ちにさせられちゃうじゃないですか。ナイスカップリング反応です!

いやもう、大変素晴しいもの見せられたように思ったのですよ。

2021年1月4日月曜日

『まんがホーム』2021年2月号

 『まんがホーム』2021年2月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』、らいかが牛のぬいぐるみ抱いてリラックスしている様子ですよ。パジャマ姿で、かたわらに置かれたホットミルクの牛柄マグカップも可愛いです。『孔明のヨメ。』は孔明、月英夫妻が牛と一緒に注連縄におさまって、『ちっちゃい彼女先輩と同棲します。』、紗和と初も牛と牛乳のかっこうしましてね、え? 牛乳? そして『2年B組おネェ先生』は宗次郎、浩介が酪農家スタイルで登場です。

『孔明のヨメ。』

曹操の追撃を受けて絶体絶命の状況。これをなんとか乗り切るまでの描写、見事でありました。

なんとかして江夏へと逃がれたいが、それには曹操の待ち受ける江陵を抜けなければならない。正面突破は到底かなうべくもなく、となれば迂回。一番はやく一番楽な船での移動は、ほぼ間違いなく曹操の待ち伏せにあうだろう。

ここで孔明の考えたことを、遠く離れながらも同様に考えて、劉備一行の江夏行きをサポートすべく策を打つ月英の、孔明を信じ大胆に動いてみせたところにぐっと気持ちを持っていかれたのでした。

孔明を信じながらも不安に震える月英のその姿もまた心を打ちました。それだけに、月英と孔明の気持ちの通じていたことのはっきりとするラストシーン、これが効いてくる。ええ、月英、頑張りましたね。ほんと、このふたりのともに思いあう様子、素晴しかったです。

『天国のススメ!』

えらいこと頼まれてるな、太一くん。ちょっとスカートをはいて女学院に忍びこめですか!? いやあ、こいつは楽しみになってきましたよ、と思ったら、なんとはかない。はかないですって!?

かつて女学院で姉妹と互いに慕いあっていたふたりが、10年ごとにあおうという約束を果たすこともかなわないままに、永遠の離別をしてしまっていたというのですね。妹、千鶴の若くしてはかなくこの世を去ってしまったということも悲しければ、それがゆえに思いを残して、こうして太一にすがるほかなくなってしまっているということもまた悲しい。だからなんでしょうね、約束の日、約束の場所でであった千鶴のお姉様、その人と出会えた時に、自分の持つ不思議な力を隠さずあらわにしてふたりの気持ちを結びつけた太一の優しさがしみました。

太一は、押しに弱かったりお人好しだったりと、それで大変な目にあってばかりの印象がありますけど、それ以上に優しいから、どうしても助けを求められると手をさしのべないではおられないのでしょうね。そうした太一の優しさのいつも以上に光った、そんなエピソードだったと思います。互いに思いあいながらも、互いにウソをついてしまっていたことを悔やんでいたふたりの、心残りのこうして晴れたこと。それは本当に素敵なことだったと思います。

『恋はリベンジのあとで』

スーパーにて石田と遭遇した梅原。そうか、いつも重装備だから素顔だと誰だかわかってもらえないのか。石田の買ってるもの見て、彼がこのあたりに住んでいること察してしまうこととなった梅原。逆に梅原は石田に同棲相手のいること知られてしまうのか。

これを互いの秘密にするというのですが、この情報、泉にとっては朗報なのか。そうか、例の彼女と別れて生活していることが明らかになったということだからか。

しかし、この石田のこと、泉に知らせてもこれと活用してくれそうな気がしない……。変な信頼があるからなあ、泉には。

いろいろ荒れている泉に、花を育てることにかこつけてアドバイスし励まそうとする梅原が、デリケートでやさしげでよかったですよ。でも泉には通じたのか? 通じてはいるみたいですね。まずは気持ちを落ち着けて、心の機微に通じることができれば花も咲く日がくるのではないか。そんなこと思うんですが、泉には変な信頼があるんですよね……。

2021年1月3日日曜日

DAISO PETIT BLOCK ROBOT BUILDER'S

ダイソーのブロックがすごいんですよ。以前もいってましたよね。100円で買える組み立てブロックのシリーズ。そいつに妙にハマってしまっていた2020年だったわけですが、年末に極めつけみたいなのが登場ですよ! DAISO PETIT BLOCK ROBOT BUILDER'S。ロボットビルダーズシリーズ! プチブロックでネットを検索すると、いろんなブロック、いろんな部品を集めて可動ロボット作ってる人とか散見されたわけですが、まさかダイソー本家から可動ロボシリーズが登場したときたもんだ! うおー、マジかー、これは買う、買っちゃうよな! 買いました。買いましたよ。買わないという選択なんてありませんでした。

これはType: 05のスナイプ。スナイプというわりには持ってる銃器がスナイパーライフルっぽくないのですが、ライフル持ってシールド持ってるという、もっともスタンダード感あるモデルと思ったのでこいつからスタート。で、組んでみたわけですが、すごいよ? めちゃくちゃ動くんですよ。

パッケージを見てもらうとわかるのですが、可動ポイントが12箇所あるんですね。プチブロックシリーズにはボールジョイントパーツがあって、恐竜のシリーズだと首や顎を可動させたりするのに使われてたのですが、それを贅沢に使用して、四肢の関節を動かせるようになっている。しかも胴にも1箇所使われてるので、腰をひねれるんですな! いやもうすごいの。これが100円。最高だと思う。

四脚タイプもあります。

これ、各関節は共通部品のボールジョイントで表現されているわけですから、腰部から上を違うタイプの機体に交換したり、また四肢、頭部の交換も簡単にできるわけです。な、なるほど!? ボディに四肢、頭部を自由にアッセンブルして自分の好みの機体をロールアウトさせられるわけだぞ! しかも基本の8タイプ。ひとつはビーストといって四足獣なので互換性には欠けるけれど、あとはだいたいいける。二脚あり四脚あり、逆関節二脚あり、さらにはタンク脚もある! ああ、ホバーがあれば完璧だったな、というのはさて置くとしても、このラインナップ、デザイナーなのか企画者なのかに、なにかしらの共通のバックグラウンドなど感じてしまうんですね。武器手もあるよ!

ということで、 ROBOT BUILDER'S、おすすめです。見掛けたら買っちゃうのがいいと思います。でもって、ブロック集めて武器を増やしたり、あるいは各部アレンジしたりして遊んじゃうのがいいと思います。いやもう、夢が広がるシリーズですわ。

  • DAISO PETIT BLOCK ROBOT BUILDER'S

2021年1月2日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2021年2月号

 『まんがタイムきららキャラット』2021年2月号、昨日の続きです。

『しずねちゃんは今日も眠れない』

しずねはほんといつもなにかに追い詰められてる感ありますよね。朝起こされて、今日は学校と勘違いしてギャース。今日は月森さんがくるんですね。で、それで緊張。まあ緊張するのもわかるんだけど、あまりに度を越しているのがしずねなんだなあと。最初はなんともなかったねねが、月森さんにだっこされてカチカチになるの、緊張の伝染? なんだかんだでオーナーに似てくるものなんでしょうか。なんかおかしかったのですよ。

黒うさに名前がつきましたね。ねねにちなんでのの。わりかし安直な決まりかたしましたが、縁のあるふたりですから、これで充分いい感じです。

しずねと月森いやさあかりが、ふたり並んで座ってる様子、あれいいですよね。緊張もほぐれた? 気安い感じ。ふたりそろってぬいぐるみ抱いてるのもいい雰囲気で、そのまま寝入ってしまうっていうのもまたよかったんですね。ふたりはいい友達になれそうって思える、そんな情景でしたよ。

前回用意していたお菓子。見事に大惨事ですが、あかりはすごいな、変な味に耐性あるのか!? 不思議な抱き枕が繋いだ縁。失敗もたいしたことにならなくて、むしろふたりの相性もよさそう。別れぎわに見せたしずねの表情など、とてもいいと思ったのでした。

『かぐらまいまい!』

例大祭で八乙女の舞を演じたい。人数が少ないので荒魂高の円野たちに助力を求めるも、円野にきっぱりと断わられちゃって! 八乙女の舞は8人の動きをきっちりあわせないといけない。こふくたちでは無理だろうといわれちゃうんですね。

そんなこふくたちを助けてくれた小学生がいい感じでしたよ。荒魂高からの帰りに寄った公園で、やぶれかぶれなこふくの舞に厳しい指摘が! ここで全員巻き込んで急遽舞のレッスンがはじまるというの、しかもこの子、荒魂小の6年生、八田ヒメ、八乙女の舞の動画に出ていた女の子だったというんですね。

このヒメという子、クールでいい感じ。的確に舞の指導をしてくれたばかりか、円野のこと、本当はやりたいのに意地はってたんだろうって見抜いてて、この的確に的確を重ねてくるみたいな大型新人! 八乙女の舞にこのヒメ師匠も巻き込んで、ああ、いい個性が揃ってきた感じ! 面白いことになりそうです。

『あやしびと』

みぞれの姉、ふぶきは面倒くさい人だなあ! みぞれのこと大好きなのに、ついつい誤解をまねく言い回ししちゃって、嫌われてると勘違いされてしまう。いうならば業の深いお姉さんなんですが、アヤに対する威圧とか、ほんとすごい。あと発想の飛躍。たまに本音がぽろりと素直に出るところとか可愛い人だと思うんですけど、なかなかその本音が出てこないからややこしい。

よく考えたら、妹にさえ誤解され続けているこの姉の本音を、ぽろりとでも引き出せてるアヤってかなりすごいのでは? 先輩相手に辛辣なコメントがんがんぶつけていくのもなかなかにすごい。ええ、アヤとふぶき、いい感じにこなれていきそうで期待のカップルですよ。

ファミレスでの勉強会にふぶきを連れていった時の様子。これがおかしかった。おお、サカサよ、サカサ。基本傍若無人なこの子がこの表情だよ。言葉もない。どれほどふぶきが怖ろしいのか!

なのに、この勉強会で相変わらず誤解をまねく発言するふぶきに、アヤ、あの威圧ですよ! 負けてねえなあ、アヤ。もしかしてこの学校で、ふぶきと対等に渡りあえるの、アヤだけなのでは!? ともあれ今回、ついに妹の前で素直な気持ちを口にできたふぶき。おお、一歩前進ではないですか。前途多難であることに違いはなさそうですが、アヤという相棒を得て、ふぶき、未来に希望が見えてきましたね!

『魔王の娘からは逃れられない』

めちゃくちゃ面白いな! 今夜は家族で鍋。ショーコがこたつでくつろいでいたら、なんとそのタイミングで召喚。本人だけでなく、こたつも鍋もまるごと連れていかれてしまうんか! これでなし崩しに魔界鍋パーティーに突入していくってのがおかしくって、しかもこたつの魔力で敵も味方もなくなっちゃってっていうの! こたつというものは、どんだけ強いというのか。それともルルの魔力あってのこと!? ルルの自称ライバル、ニアだけでなく、魔王討伐の旅の渦中で鍋パーティーに迷い込んだ勇者パーティの面々までも!

ショーコとともにやってきた鍋の具材を食べつくしてからの魔界食材確保のくだり。いや、これは駄目だわ、ショーコでなくともちょっと手をつける気にはならないわ。最初、ザルハレがいるから大丈夫なのかな? とか思ってたら、大丈夫じゃなかった! っていうのが、ほんと、最高におかしかったです。

しかしなんだかんだで平和な情景。人も魔族も一緒になってこたつにあたって、鍋をかこんで、このまんまみんな仲よくなれたらいいのにな! そん時にはショーコが人と魔族のかけはしになれたりしたりする!? なんて思ったのですが、当のショーコはまずは家族に食い散らかされた鍋の弁解しないといかんのか。

はたして魔界だの召喚だの、親に話して信じてもらえるものなのか!? それは別として、家で見せる、中二病っぽさのない素直なショーコ、なんか可愛らしいですね。

2021年1月1日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2021年2月号

 『まんがタイムきららキャラット』2021年2月号、先日の続きです。

『RPG不動産』

今回、ファーが病欠、ラキラが看病で、冒険ならぬ物件の清掃に繰り出すのはルフリア筆頭に琴音、アリスの3人となりました。あまりの面々! 不安に支配されたルフリアがすごいの。この表情、ちょっと好きです。ルフリアさんには申し訳ないですけど。

今回の話もとてもよかったと思います。今やほぼ無人島、手付かず、未開発の土地と知り、大型開発の話を持ってきた資産家が提示した条件に難色を示す琴音にアリス。いったいなにかというと、亜人、モンスターたちの排除だったというのですね。

こういうところに社会が見えるのだと思います。若い世代といっていいのでしょうか、琴音やアリス、そしてもちろんルフリアも、ルフリアも(大切なことなので二回いいました)、亜人やモンスターに対する排他的な考えに反発を覚える。対し老いた姿で描かれる資産家氏は、あからさまに亜人、モンスターへの忌避感情を表明し、ここにかつての対立の名残り? あるいは社会や情勢の変化に追いつくことのできない老齢ゆえの頑なさ、もしくは更新されることなく残ってしまっている偏見、そうしたものの影を感じたのですね。

商売や出世を重んじるルフリアが、あまりの好条件を前にしても、はねつけざるをえなかった案件。ここに、RPG不動産の皆の共有している価値観、ひいては彼らの暮らす社会における今の価値観というものが見えて、ああ、こうであれればよい、こう思える社会であってくれることが嬉しいと思えたエピソード。なにか頼もしくも思えたのでした。

『まちカドまぞく』

前回明らかになった桃の身にかつておこったこと。うわあ、なんという重い話じゃあ……。驚き、ビビりたおしたわけですが、まだ、まだあるのかい!?

シャミ子が目覚めなかったんです。ええっ、なにかトラブル!? それともスイカに魅入られた、あれのせいか!? もうハラハラしたんですが、いや違う、違いました。

ここからメタトロンの語る、桃も知らない桃自身のこと。隠されていた桃の生い立ち。そこに関わっていたのが大まぞくであるヨシュア、すなわちシャミ子の父。これでなおわかってきたものもあったように思います。桃がシャミ子に寄せる思いのその大本に根差すもの、それもうかがえたように思われて、しかしそれらを受けてシャミ子の気持ちががっちりかたまるところ。これまで状況に流されるようにしてここまできた感もある子だったけど、もうこれからのシャミ子は違うのだろうな。そんな予感をさせる、まさしくターニングポイントとなるエピソードであったと思います。

そしてメタトロン。メタ子よ。お前、猫としてのお前はもうそんなに長くないのかい? ああ、これは悲しいな。ええ、それだけにシャミ子に託したその思い、ずしりときました。

『恋する小惑星』

文化祭当日になりましたよ。準備でみんな燃え尽きた? ぐったりしてるところに元気いれまくってくれる鈴矢姉妹が頼もしい! そしてはじまる今年のジオカフェ。今年こそはトップを勝ち取ると意気込むすずのスイーツの数々。それぞれに趣向があったりね、でもなんかハズしてるのもあるっぽいのが面白い。お天気急変ドリンクとかね、ナナは思いっきり自信持ってるのに、そうかあ、どんよりは嫌かあ! このうきうきしてるナナと新聞部の落差、面白かったよなあ。そしてリュウグウとベンヌ。リュウグウはタイムリーでしたよね! といいたいところだけど、文化祭の時点だとまだはやぶさ2は帰還してないから、我々はちょっと時間を先取りですね。帰還した時、その成功にみらとあお、どんな反応見せるかなあ、ってこれはちょっと気持ちが先走りすぎましたね。

さて、地図コーナーですよ。それぞれ興味の方向の違った地図の解説、これが本当に面白い。チカは星図からホロスコープ、占いにまで話題を広げて、でもってそこに投入される占いマシン。主に奥様方に人気です! そしてナナのハザードマップ。これも年配層の興味をぐいぐいひいて、ああ、多様な世代に訴える! そうしたところが本当にいいよなあ。そう思っていたら、地味だって自分でもいってたイノ先輩の地図がですよ、その昔を体験として知っている世代にすごく響いているんですね。このイノ先輩がむくわれたところ、もう涙が出るほどの嬉しさでありました。

そしてあおの両親が、続いてモンロー先輩、桜先輩もやってきてというの、ええ、賑やかになってきましたね。この盛況。天文と地質に別れていたふたつの興味がひとつになって、その先に花咲いたんだよなって、そうしたもともとのはじまりにあった人たちの来訪。嬉しいものがありました。

『紡ぐ乙女と大正の月』

今回、七緒さんのお話だ! 14連勤に音をあげる紡をいたわってくれたのか、七緒が紡をデパートへの買い出しに付き添わせるのですね。電車に揺られてそしてついた百貨店は、紡の知るそれよりも豪華絢爛で、見るもの見るものに歓喜の声をあげるほど。って、このパッケージ云々ってところはちょっと歓喜の方向性が違いますけどね!

この冒頭では田舎者と思われた紡がですよ、後々には105円のかんざし見て安いって! それでとんでもないお金持ちのお嬢かと勘違いされるっていうの、これシンプルだけどめりはりついて面白かったですよ。

さて、大正時代の百貨店事情? タピオカがもうすでに売られてるとかね、面白く読んだのですが、ここに加えて七緒の語る唯月の母、早月のこと。もともと早月様付きの女中だったとか、そしてその思い出話に感じさせる懐かしみ? ああ、早月に似ているという唯月のこと、七緒が彼女に注ぐ目、ただ世話係の女中というだけではないものありそうに感じるそのわけがわかったようにも思ったのでした。

そうした七緒の注ぐ情、それは紡にも向けられているのかも知れませんね。この時代における紡の母? そんな感じなのかも。いや、七緒さんが紡の母といえるような年かどうかはわからんのですけど!