『まんがタイムきららキャラット』2024年12月号、昨日の続きです。
『このままモブじゃ終われない!』
コモナにめちゃくちゃなスケジュールを組まれてしまったピコ。1ヶ月かけて練習、次の1ヶ月で漫画を描く。3ヶ月目の製本とイベントは印刷屋に任せられるからまあ安心ですよね。ということで勝負は2ヶ月間。一日のスケジュールは、睡眠3時間を除いてあとすべて漫画を描く。
いや、これ、ピコがいうように死にません? 少なくとも、いろいろあれこれ壊れそうな予感。と思っていたら、2ヶ月たっての締め切り日。そよかぜが陣中見舞にきてみれば、ボロボロになったピコがコモナに調教されている! 気を抜くと首がしまるシステム、酷い! 睡眠不足をエナジードリンクでごまかす生活、ヤバい! しかもさらに電流まであるの!? って、これはピコ自身が望んだものなのか。にしたって、いくらなんでもめちゃくちゃすぎる! ほんと、これで死なないの、サキュバスだから? ピコだから!?
尊厳やらいろいろを失いながら脱稿に向けてラストスパートするピコ。このシチュエーションをいいことに、自分の欲望を満たすコモナ。あまりに両者ともに人に見せられない側面を全開にしてるもんだから、いやもうひどいカオス感。でもこれが面白いというか、気つけの漫画のチョイスを間違えて昏倒しちゃうピコを目覚めさせるためのコモナの策と、そよかぜの思い切り!
もうめちゃくちゃ面白かったです。しかし今回、コモナのいろんな表情見られてよかったな。この子、本当にかわいいと思う。そしてラストの照れコモナ! いやもうなんて純情なのでしょう。やってること無茶苦茶なのに、肝心なところでは純情。いいですよね。
『のけもののまち』
マキちゃんがいい役割演じてくれましたね。るいの秘密を知ったマキ。この世界のヒトではないこと。帰る世界があるということ。新事実が明らかになって、しかしそれでもるいのこと考えてくれるマキちゃん。直情径行だけど、それだけに気持ちがまっすぐにくる。いい子だなあってあらためて思わされました。
けれど、るいのこと突き放すようなこといったネルが悪いわけじゃないんです。るいが煮え切らないのもそうなんです。相手のことを一番に考えてる。まわりの皆のことを大切に思っている。それゆえに自分の気持ちに素直になれない。なんせ、ちょっと遠い実家に帰るとかじゃないんです。これが今生の別れとなる。その前提で考えないといけない。
だからこそ迷いもするしためらいもある。でも、だからこそ真っ直ぐに、直線的に動いてしまうマキのようなヒトがいてくれてよかった。そう思ったんですね。
いよいよ別れのとき。いざこの世界を去ろうとするるい。その扉をくぐった先にあるのは、もとの生活? そして皆との別れのその先に彼女が経験することとは。次回最終回。そこで描かれるものがなんなのか、心待ちであります。
『ずんだもんTV』
こどものいる家は大変だ!
動画編集に疲れはてたきりたんがですよ、ストレス発散のためゲームするのはいいけれど、人が、人が変わってしまっていませんか? あるいは、これが本当のきりたん? CP相手に無双、大きな声で勝ち誇る! ずんだもんの乱入は予想外だったけれど、ずんだもんをダシにゲーム三昧もいいだろうと、いろいろ教えながら遊んでみたのはいいけれど、ハメ技に苦しめられた挙句の場外乱闘!?
電源ケーブルを抜く! からのリアルファイトにまで発展して、な、仲よく遊べないものかい!? と思った矢先に泣き出すきりたん! な、泣くのはズルいよ、きりたーん!
でもこの勝負、結局はゲームの勝ち負けに持ち込まれて、熱い戦いのその先にあったのは両者KO、でもってコントローラー破壊! け、結構な損失ではないんですか、これ!?
知らないあいだに生配信されていたきりたんの羞恥は計り知れないですが、こうして自然体の姿というのもまた好評だったというの、冒頭の無理しすぎていたきりたんにはいい経験だったかも知れないですね。そしてきりたんの露出も増えれば、いつかは立派な人気者ですね。
- 『まんがタイムきららキャラット』第20巻第12号(2024年12月号)
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