『まんがホーム』2024年12月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。柿を集める孔明、月英夫妻です。秋といえば柿。ということで、この柿にまつわる話題、目次横の四コマでも語られておりまして、さあ今ふたりが持っている柿は渋柿でしょうか甘柿でしょうか。きっと現代の柿ですね。他に『へなちょこお嬢さん世話焼きオネェさん』、『かわいいユミくんとオドオド尾堂くん』。鍋に焼き芋、秋の味覚を楽しむカットがございます。
今月は新規ゲストが1本です。
『幻のファイブスター』
サブタイトルに異世界ケーキ店。人間だけでなく動物に似た異種族の住まうこの世界で、ケーキ店を営む主人公です。けれどその立地がよろしくない。皆は口を揃えていうのだけど、ケーキ店の店長にはこの場所でないといけないわけがある。それは、ここがかつて店長の両親が営んでいたケーキ店だから。はやくに亡くなった両親の後を継ぐべく、パティシエとしての修行を積んで、ようやく同じ場所にケーキ店を開くことができた。
そんな店長の意気込みとは裏腹に、お客がぜんぜんこなくてこのままだと潰れそう。かつて繁盛していた店なのに、愛嬌がないのが悪いのか、あるいは知られていないせいなのか。まずは知ってもらうべくチラシ配りをするものの、誰もチラシをもらってくれず、うちひしがれる店長の前に、手伝いを申し出る若者が。
この愛嬌ありそうな青年が店長のピンチを救うのか。まずは店が軌道にのる、そのための一歩になればいいですね。
『孔明のヨメ。』
周瑜を激怒させた劉備の人事。いったいなにごとだったのか。抗議のために公安へと向かう魯粛ですが、なかなかガツンと強気に出られない状況が次々と明かされて、すっかり出端をくじかれています。けれどいうべきことはいわねばならぬ。どういう了見かと劉備、孔明に問えば、すらすらと答が返ってくる。
いわく、曹操対策。さらには、周瑜の立場を守るため。すっかり魯粛の怒りはいなされて、むしろ気づかいに感謝するほど。
でも、こうしたやりとり、今回の怒りも和解も、すべて荊州に劉備陣営の拠点を確保するため。むしろこうした揺さぶりがゆえに、無下に劉備たちを追い立てることもできなくなったように見える。となれば、一度は怒らせ、その後なだめるこのすべてが、孔明の策だったのでしょうね。
そう考えると、今は同盟のかたちをとりながらも、いずれは荊州すべてを掌握しようと狙う周瑜の思惑など、決して簡単にはいかない他勢力とのバランスを際どいところで保つ。そうした労の思いやられる顛末でした。
『はなまるゲーセン飯!!』
得意のはずのリズムゲームが不調で悩む田貫くんです。簡単なところ、なんでもないところ、普通にできてたはずのところで失敗してしまう。それですっかり落ち込んでしまって、それはそれは沈んでしまっていたのですが、そんな田貫を元気づけたのが園香の父でした。
エアホッケー台の修理が完了。テストプレイに落ち込んでる田貫を誘って、そうしたら見事にボロ負け。そうか、田貫は動体視力がいいだけに、エアホッケーも得意なんですね。で、ここからが樺恋の見せ場です。自信たっぷりに登場して、田貫に挑む樺恋。けれどやっぱりボロ負けして、ああ田貫に勝てる人はいないのか! と思ったところで、大量パックモードの発生!
こんなのあるの!? と思って検索してみたら、ほんとにこういうギミック搭載してる台があるんだ! 大量のパックが投入されたカオスなフィールド。ピンボールでもマルチボールとかありますけど、高速にパックが滑るエアホッケーだとそれどころじゃない大混乱でしょうね。実際田貫もこの尋常じゃない状況には対処しきれなかったみたいで、樺恋、ついに勝利を収めました。
こうしてエアホッケーを楽しんで、ミニカツサンドで腹ごなし。これがちょうどいい気分転換、リフレッシュになったみたいですね。数日後にはすっかり調子を取り戻して、ああこの状態を維持したままサウンドビート全国大会に挑むのでしょうか、田貫くん!
ぜひとも、好成績を収めてほしいですね。そして園香もがんばってほしいですね。
そうそう、検索といいますと、イカの動画ってこれですか? これすごいですね。イカくん、このままイソギンチャクになってしまうのでしょうか!?
- 『まんがホーム』第38巻第12号(2024年12月号)
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