2024年11月8日金曜日

『まんがタイム』2024年12月号

 『まんがタイム』2024年12月号、昨日の続きです。

『スーパー恋愛タイム~現場でドSな彼女は自宅でデレる~』

大御所俳優、伊達家水鏡が演じる敵の大ボス。孫が見ている番組だからと、ただでさえやる気に満ちてるこの人が、黒いエヴォリューザーに変身するというので、さらなるやる気を見せています。孫が見るのにだらしない演技はできないと、ノールック変身にも寡黙に取り組み、それどころかスーツも自分が着るですって!?

それはさすがに無茶ですよ!

ここぞという見せ場にやる気もみなぎって、ただでさえすごい演技にさらなる磨きがかかる。その演技の重厚さ、迫力がタダシに役者としてのさらなる自覚をうながすの、いい流れだったなと思わされたのでした。

しかし水鏡さん、孫大好きのおじいちゃんというチャーミングさと、大俳優としてのシリアスな両面がこうして同時に描かれて、その相乗効果たるやなみなみならぬものありました。ほんと、おいしいポジション、役柄です。

『良倉先生の承認欲求』

後輩教師に恋されてしまったOLさんこと良倉。目の前でガチ恋発言を繰り広げられて、内心いろいろ複雑な模様です。そんな良倉と落安、親睦会を開きます。横から完全に面白がっている上枝がイニシアティブとってるのもおかしい。完全にネタ収集が目的。さらにここに明戸が参加することによって、良倉不安の真っ只中に追い込まれるというのです。もう最高だと思う。実際、親睦会の様子、めちゃくちゃ面白かったです。

なにがいいといっても、エプロン持参の明戸。それ、全部男連中のために!? フリフリのを!? で、筋肉質落安がエプロン着用したことで一気に広がる明戸の夢。最高だ……。残念なことがあるとしたら、この絵面がただ明戸の想像の中だけというところでしょうか。ええ、皆気にせずメイドになればよいのです!

良倉、落安から慕われてよかったですね。とはいえ、あまり私生活に踏み込まれると身バレの危険が出てきます。ギリギリのところで一線引きながら、それでも親しくなっていくところ、これはとてもよかったです。でも、もし落安にOLさんの正体がバレたらこの関係はどうなるのでしょう。

  • まんがタイム』第44巻第12号(2024年12月号)

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