『まんがタイムきらら』2024年12月号、一昨日の続きです。
『ばくちぬぎ!』
廃部を賭けた最終勝負。ミクルと美天が対決することになりまして、対戦するは美天の得意な花札。というので、急遽着物、袴に着替えたふたり。ああ、なんという華やかさでしょう。最終戦にふさわしい、そんな情景が素敵です。
しかし花札、かけひきなんかもあるとはいえ、運の要素も多分にある遊びですよね。初心者とはいえ持ち前の強運でミクル優位に運ぶんじゃないか? そう思ったら、美天の特性、ヤバいな。花札の得意に加えて周囲に振り撒く不運がミクルを苦しめる。ああ、ミクル、負けてしまうのか。そして裸体を皆にさらしてしまうのか!?
でもこのピンチを部のみんなが救ってくれた。幻の助言を受けて、身近な生きた化石を調達してきた氷央。その生きた化石が美天に作用し、ミラクに強運を取り戻させる! これ、遊びのかけひきやなんかを飛び越えて、まったくもっての能力者バトルになってない!? ともあれかくしてミクルの勝利。賭博部は存続できることになって、よかったよかったなんですが、ミクルの秘密が美天にバレてしまって、どうする、どうなる、もうこれは口をふさぐしか!?
でも、秘密を共有するお友達とかいいじゃありませんか。これをもって、より仲を深めることになるといいですね。
『魔女まじょS-WITCH』
学校からの帰り道、不思議な生物を見つけたまなです。もっ、もっ、と鳴くピンクの毛玉。なにものかと思ったら、小夜が妖精だと教えてくれました。妖精はどこにでもいるけれど、魔力がない人には見つけられない。だから、まなが妖精を見つけられたのは、まなの魔力が強くなったということ。魔女としての成長なのですね。
夜、川にいくともっと妖精に会えると川掃除にまなを誘った小夜。魔力を集中すると、夜の川は妖精たちでいっぱい。まったく知らなかった世界が広がっていたんですね。妖精は川を使って、山から山、町から町に移動する。こうした世界観が垣間見られた今回。こういうの、すごくいいですよね。なんだろう、不思議な町魔女のいる世界が身近になっていく、そんな風に思えてなんだか嬉しいんですね。
今夜の川掃除、これも町魔女の仕事だったのですね。そしてほしいもと名前をつけた妖精と仲よくなったまな。この出会い、なにか今後にかかわったりするのでしょうか。
『かみねぐしまい』
ツギノの秘密を知った神様。知っちゃいけない、知られちゃいけない。なのにちょろっとまえなに話しちゃったものだから、なんとしても知りたいと。その知りたいと思う気持ちもお願いになっちゃうからと、いろいろ葛藤する神様、いろいろ動き出しちゃって、けれど今回に関しては神様よりもまえなよりも、ツギノが一枚上手でしたね。
秘密を知られる。でも、もともとが秘密なんだから知られた秘密が本当の秘密かどうかなんてまえなにはわからない。というので、偽の秘密を神様経由で知らせたツギノ。やるなあ! 感心したのですが、この嘘の秘密曝露でもまえなは満ちて、それが神様に力を与えるの!? わあ、なんだかいろいろとシンプルではないのだなあ!
そしてもうひとり、願いを叶えてもらう人の話に移ります。ほこちゃん、ツギノの秘密を守るかわりにツギノとデートをするんですね。もっと仲よくなりたい。その願いについて、神様にいろいろ教えるまえなです。今も仲よしだけど、もっと仲よくなりたいと思っている。それは性的なニュアンスも含むかもしれない。
このまえなの助言、いろいろとヤバい結果を引き起こしたりしませんかね!? 神様がですよ? 生殖したいんだって理解しちゃったよ? どうする、どうなる? ほこちゃん、ツギノのデートに介入して、そしてどんな結末に向かわせる!? これ、きっと、ろくでもないことになりそうな予感です!
- 『まんがタイムきらら』第22巻第12号(2024年12月号)
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