『まんがタイムきらら』2024年12月号、昨日の続きです。
『妄想アカデミズム』
東大入試、2次試験2日目に臨む未春たち。緊張を隠せないゆうに、同じく不安ながらも持ち前の性質、過集中に賭ける未春。それぞれに秘策をひっさげ受験に向かう。その心情、さながら決戦であります。
莉子、ゆうと別れ、ひとり、文系の会場にて試験を受ける未春は、孤独な戦いのなかで、しかし自分を見失うことなく試験に向きあっているのですね。得点の目安、時間配分などなど、いろいろなことに気を配り、そして英語のリスニング、インド英語という意地悪問題にも対策済み。これは、いける! そう思わせたときに鳴り響くアラームが未春の集中力を奪った!
ああ、これでどうなる。未春は立て直すことができるのか。途端に調子を崩した未春が、しかしだんだんに自身を取り戻していく、そのときに去来するのは仲間たちと一緒に過ごしてきた日々。その未春の積み重ねてきた時間。それがここに実をなそうとする。
さあ、あとは結果だけ。未春の未来やいかなるものになるのでしょう。
My Private D☆V
『ウクレア!』のMIDORIです。
D☆Vポイントは、「ひらひらスカートと膝枕が好きです!」。かくして描かれたイラストは、満開の桜の下、友人の里桜に膝枕される楓です。
ウクレレを胸に抱いた楓の髪についた花びらをそっととりのぞく里桜の目は、横たわり見上げる友人の目をやさしく見下ろして、そしてつなぐ手と手。ふたりの静かな時間がゆったりと流れていく、そんな雰囲気が素敵に広がっているのです。
この春は、今のウクレレ部ができる前の春なのでしょうか。大切に育まれたふたりの感情、互いを思う気持ちと気持ちが今にもあふれそう。なかなか素直になれない楓も、今このときは自分の感情のままにある、そんなこと感じさせてくれて、これもまた素敵でありました。
- 『まんがタイムきらら』第22巻第12号(2024年12月号)
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