2024年10月7日月曜日

『まんがタイム』2024年11月号

 『まんがタイム』2024年11月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。テーマは芸術の秋。バイオリンを弾く部長代理をメインにしまして、フルートを吹く『跳べないウサギと神の島』リンコに、ティンパニを叩く『スーパー恋愛タイム』ワリィナ様に扮したリナが続きます。しかしワリィナ様、ティンパニとは意外。ひとり打楽器、ひとり非旋律楽器。でもすごく楽しそうに叩いているのが印象的。部長代理もリンコもまたいい表情していて、楽しそうな秋であります。

『ローカル女子の遠吠え』

有人レジとセルフレジ、さらには半セルフレジと様々なレジのあり方語られて、高齢化が進んでいる地域では有人レジが大人気。反面それはセルフレジが空くということだから、自分みたいなセルフレジ派にはむしろ好都合、なんて思った導入でした。

けれど昔ながらのレジの方が便利だったこともある。そう語るりん子の母。こういわれてみると、なるほどそうかもなあとも思えてくるから不思議です。で、ひととおりレジについて話をしたら、唐突に委員長ペイなるサービスについて語られはじめて、りん子とハッチの委員長、副委員長接待。しかしこれもマニアック。同じマニアックならハッチの方が好みかも。多分一般受けするのはハッチだろうなあ。

今回もいつもどおりといっていいのか、癖のある人たちがこれでもかと描かれまして、いつもなら共感しづらい小畑、この人の配膳ロボのくだり、なんだか親近感を持ってしまって苦笑でした。

『アイドルはお忍びchu♡』

一花と芙蓉のタイムお目見え。まきびしでユニット名を書いてみたり、また煙幕からの早着替えを披露してみたり、自己紹介動画に力を入れているふたりです。

で、これ、最後に種明かしがあったわけですが、結局どこまでが本当でどこからが夢だったのでしょう? 自分が違和感感じたのはてれびの操作をする芙蓉の姿、さらには勝手に円盤を鑑賞するくだりだったのですが、知らぬ間に芙蓉と入れ替わっていた木槿! でもすべては夢でした!

これ、冒頭からまるまる全部が夢かもですね。動画のタイトル、現役忍者がアイドルになってみたというのも、そういや芙蓉が忍者っての明かしてましたっけ? と疑問に思ったらコミックスで復習ですね!

『まほろば小町ハルヒノさん』

奈良オンリーイベント? 飛鳥・奈良時代を中心にした創作の即売会に参加したちあきとハルヒノです。まほろば部の先輩たちとも会うことができたのですが、先輩たちの興味のベクトル、今のまほろば部部員たちとちょっと違ってる!? でも熱量は相当なもの。あのハルヒノさんが押されるレベルというのですか。

イベントを巡るハルヒノたち。あちらこちらで出展者の熱を感じては、全買いしていくハルヒノにびっくりですよ。途中、かりうちという奈良時代のボードゲームを体験したりして、強そうに見せてまるで勝てないハルヒノさん! ほんとこういうところかわいい人(?)です。

そしてラスト。先輩たちの出していたアンソロにR18 BL本! いいですね! でもハルヒノさん、高校生設定だからまだ買えませんね。残念でしたね!

『跳べないウサギと神の島』

テストを前に準備をするリンコたち。教えるのはレオなんですけど、勉強のできそうなツムギ、この人も教わる側だったとは! まさに意外な事実でした。

しかし今回面白かったのは、ツムギの趣味の漫画、その真実がリンコにバレそうになるくだり。そしてないがしろにされる先生でした。ゲームしててうるさがられるのは自業自得でしかたないんですけど、ツムギのナチュラルな先生の指導力否定。その流れ弾、さらに被害大なところがおかしくて、本当先生お気の毒でした。

そして物語の核心に迫ります。レオが先生に、首藤理沙子について聞くのですね。リンコの叔母にあたる人。織子から巫女を継ぐはずだった7年前、祭の最終日に姿を消してしまった。それはつまり死んでしまったということ? 以前リンコが話しかけていた祠の背景が明確にされて、ああこの重さにレオがくじけそうになっています。

昔話と思っていた。しかしそんなになまやさしいものではなかった。さあどうするレオ。状況は厳しさを増しています。

  • まんがタイム』第44巻第11号(2024年11月号)

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