『まんがタイムきらら』2023年7月号、一昨日の続きです。
『えるくえすと! ~勇者エルヴィーラは現実世界に転移しました~』
ゲーム世界から現実世界へと侵攻してきた魔女。エルヴィーラたちが迎え撃つも、圧倒され太刀打ちできずにいる。この苦境においてなにができるのか、ましろが自分にできることをと考えて、それで打ち出した攻略法。いつもずっと見てきたからこそわかることがある。かくして、全員、総動員でことに当たるというのですね。
モンスターを攪乱、分散し道を作った上で、衣良の呼び掛けで真夜の意識に訴え魔女の意識を阻害。そこに突っ込ませるのがサキュバスというのです。なるほど、いわば精神攻撃か! 真夜の身体を乗っ取った魔女の意識に直接働きかけ、身体から追い出したところに、アレッタ、ルチア、そしてエルヴィーラの連係攻撃でとどめを刺す!
はたしてこの攻略法は通じるのか。最後のエルの一撃、その行方やいかに!? 次号はお休み、この状態で2ヶ月待ちますよ!
『それでは、ステキなセッションを。』
関係者席から鴫野あまねのステージを観る是沢。これまではファンとして見てきた。けれどこれからは同じミュージシャンとして対峙するのだと意識して臨んだライブだけど、すっかりファンに戻ってしまってる是沢が可愛い。
しかし、今回の見せ場はこれからです。観客が求めるアンコール。いつもなら必ず応えてくれるのに、今日に限ってはなかなか戻ってこない。それどころか行方がわからなくなってしまっていて……。というので総出で探すのですが、ここで是沢が見つけることとなったのは、なにかの導きか! って、いや、あの足を掴んだ腕ってなによ! 導きって比喩やなんかじゃなく、ダイレクト導きじゃん!
ええ、体調を崩し座り込んでいるあまねを是沢が見つけることとなったのです。
弱味は見せないと意地を張るあまねに、スタッフたちの思いを伝えようとする是沢。その言葉はあまねにも通じたようで、かくしてあまね、スタッフに疲労を伝え、休息をとることに。で、ライブはこれでお開きかと思いきや、アンコールはやる。それまで場をもたせろと、是沢と加島名指しで厳命が下って、そこに知花も加わっての即興ステージですよ!
はたしてどうなる。これこそが次のオーディション。突貫、突発、けれどそれだからこそ生まれるものもありそうで、このセッションがあまねにどう受け入れられるのか。いやもう、クライマックス感出てきましたね!
『キミはあくまでも。』
ヴェネルのもとにやってきた家庭教師、サラロット。なんと、マーシャはおまけだったのね!? てっきりマーシャが家庭教師で、サラロットはその御付きの人なのかと思っていました。
サラロットとマーシャの関係は予想のとおり。ただし使用人のサラロットが家庭教師で、幼なじみのマーシャはただただヴェネルに会いたい一心でくっついてきたわけです。そんなヴェネル大好きマーシャが屋敷に到着して目にしたものが、ヴェネルにべたべたくっつく美人眼鏡メイドのエクールカ。もう穏やかじゃない! サラロットもいうように短絡的なマーシャ、エクールカに食ってかかって、いうにこと欠いてサキュバス呼ばわり!
当たらずも遠からずなのかな? 少なくとも悪魔であるところまでは正解しちゃってますよね。
これまでずっとヴェネルとエクールカの甘い日々だったのが、ここにマーシャというライバルが加わってちょっとした波乱が予想されそうです。さらにはマーシャの職業、エクソシスト見習いというのも気になるところで、しかもサラロットがなにかしら勘づいているという。
ヴェネルにとってエクールカは祓われてもらいたい相手なのかどうなのか。ちょっとした葛藤が坊ちゃんに生じそうなこの状況。いずれヴェネルは自分の気持ちにこそ対峙することになりそうです。
- 『まんがタイムきらら』第21巻第7号(2022年7月号)
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