2023年2月23日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2023年4月号

 『まんがタイムきららMAX』2023年4月号、昨日の続きです。

『白魔導士はゾンビの夢を見るか?』

大きなイベントが片づき、今回はちょっとした小休止といった雰囲気がありますね。皆と別れて、リルー、アヤ、ジジにペロの基本メンバーのみでの行動に戻って、当初ののんびりとした感じを取り戻したみたいといってもいいのかな? 大学、研究所で確保した食料も充実。いい感じの木陰でちょっと贅沢な食事を楽しむ様子など、ちょっとしたピクニック気分でした。

大学に出没した強化ゾンビの話題なども出まして、レサナで倒しきれなかった理由を考察。リルーの魔力の問題か、アヤと強化ゾンビ2体同時にレサナをかけたためなのか。前者ならリルーのレベルアップで改善されるかも。しかし、たとえ強化されたレサナを強化ゾンビ一体に集中させたとしても倒しきれるかどうかは未知数。今後同様の強敵を相手にする時は、また苦戦する可能性があるってわけですね。

さて、強化ゾンビを振り回したアヤの謎にも触れられて、アヤがいうにはおしりのところがムゥーンとなってパワーアップしたというのですが、それって温泉の時の三日月のかたちをした痣が関係してる!? こうしたアヤの謎、やはりこのゾンビクライシスを解決に導く鍵だったりするのでしょうか。

『ハードコア★マジック』

後半はなお一層に面白いですね。魔法少女の秘密が友人いとめにバレていたレメ。本来なら、淫獣いやさ使い魔イーちゃんの情報操作や記憶操作で消し去られているはずの秘密が、いとめにだけは効果が及んでいなかった?

このいとめの存在も、またなにか謎があったりするのでしょうか。

身バレを心配するその理由がせちがらい。公共財に与えた損害を請求されてはたまらないとかね、なるほどこの世界は敵を倒したら自動で被害が修復されるようにはなっていないのですね。そもそもこの問題は、レメがうまく加減できなくて、あちらこちらに被害というかたちで痕跡を残してしまうのが原因。じゃあ、敵と戦う前に無駄に力を消費しておけばどうだろう。

ここからのくだりが本当に面白かったんですよ。

全力疾走すると音速を超えてしまう。じゃあ可視光にしてみたらどうか? それで室内が3万ルクスの閃光につつまれるところね、もう絵面だけでおかしかった。屋内で38,500ルーメンの照明をつけた記事を思い出したりなんかしてしまって、いやもうこの試行錯誤、めちゃくちゃ面白くって、そして辿り着いた最適解? ハートを放出するというのなんか可愛い感じに決着してよかったのかなと思ったら、これまた絵面がものすごくって、思ってたのと違うなっていういとめの感想がさらに面白さに拍車をかけて最高でした。

で、これで解決かと思ったら、まさかの日照被害とか! ほんと、これめちゃくちゃ面白い。予想外の展開に、すっかり持っていかれてしまいました。

『てくてくっ!秘密リサーチ』

航路すかいと日出ひぐれ、ふたりの街中リサーチ。今回は日常に潜む謎の痕跡遺物。超芸術トマソンがテーマ。豊洲駅にある無用ホームドアを見つけたすかいが、ひぐれに写真を送ったんですね。そうしたら返ってきたのが超芸術トマソン。それは「トマソン」に違いない!!!からその説明のくだりがすごい情熱! まるでなにかの本から引用したかのような長文が圧巻。で、その情熱がすかいに全然刺さらないのがまたおかしかったんですね。

すかいに合流したひぐれ。ここからワトソン、ならぬトマソンについて説明していくことになるんですが、実例を細かく図解してくれるのは親切! そしてホームドアの痕跡。さらには秋葉原万世橋を訪れ、謎の空間、謎の階段にも言及。いいですね、街中リサーチを満喫していますよね!

街中の痕跡器官ともいえるトマソン。これは、かつてそれが意味を成したであろう時代を語り継ぐメッセージなのかも知れませんね。それを読み解くよすがが残されていれば歴史の証言ともなり、残されていなければトマソンとしかいいようのない不思議オブジェとなる。その境目もまたあやふやであろうところに、トマソンの面白みもあるのかも知れません。

そうそう、冒頭のセルフィーを撮るすかい。めちゃくちゃ可愛いですよね。漫画のテーマ、内容ともども、想像以上に刺さっておりますよ。

『リリカお嬢様に振り回される!』

永野! 犬のシャルロッテに張りあうんじゃない!

リリカお嬢様がお困りあそばされてるその場に居合わせなかったせいで、役立たずの汚名を着せられてしまった永野です。実際シャルロッテがかしこくて、いろいろリリカの役に立ってくれてることは間違いないんですが、だからといって犬に張りあうこたあないんですよ。必死に犬より有能であること見せようと頑張るもんだから、リリカに面白がられて、犬以下だ犬以下だっていわれることになった永野。ちょっとしたシャルロッテブームがきちゃったわけなんですが、それでトイレのしつけで対抗心見せるの、永野さん、リリカお嬢様じゃないですが、何言ってんだお前? でしたよ。

永野、お嬢様のこと好きすぎなのか、あるいはお嬢様に認めてもらいたい気持ちが強すぎるのか、シャルロッテ以下だっていわれすぎて、すっかりやさぐれちゃって、それで自分がいないことで痛い目見ても知りませんからねなんていっちゃってるの。あ、これ悪いフラグでは!?

植え込みに落ちたフリスビーを取ろうとして車イスから転げ落ちそうになってるリリカお嬢様! 痛い目見たら私のありがたみもわかるんじゃないかとか永野いってましたけど、お嬢様が痛い目見たら後悔するの永野の方だよ!

ほんと、これ、ふたりして後悔するようなことになったらどうしよう! そう思ったら、ああ、よかった、永野、お嬢様を抱き留めることができましたよ。

この時のリリカの反応。助けられてバツが悪いのか、あるいはちょっとやりすぎちゃったなって反省してるのか、いずれにしてもふたりの関係はこれで元通りになって、いやほんとよかった。永野のためにもよかったし、リリカのためにもよかった。

でもね、永野はシャルロッテと協調してともにリリカお嬢様をお支えあそばしたらよろしいのですよ? お嬢様が転びそうになった時にシャルロッテの見せた焦りの表情。ふたり、いやひとりと一匹ともリリカのことが大切なんですから、ここは同僚、同志として、それぞれ違う役割を担うチームになったら素敵だなって思いました。それこそ冒頭、扉絵に描かれたように、ひとつのフレームに3者がともに収まって仲よい。それは素晴しいことだなって思ったんですね。

引用

  • さいにゃん「てくてくっ!秘密リサーチ」,『まんがタイムきららMAX』第20巻第4号(2023年4月号),157頁。

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