『まんがタイムきららフォワード』2023年4月号、昨日の続きです。
『花唄メモワール』
藤野の命を救うため、大正時代に舞い戻った梅。大正時代の風物に戸惑うのは相変わらず。それでも、アイリスの願いを叶えて問題解決、信頼を勝ち取っているからか、身をくらませてしまっていたとはいえ皆の受け入れもスムーズでありました。
さて藤野のためにと梅が奮闘しますよ。情報聞き取りながら、問題の日を絞り込もうとするんです。令和の世で見た新聞には、藤野の死は19になってからだった。誕生日はと聞いてみれば、6月14日。まだ半年は安泰! と安心しているんですが、いやいや、数え年かも知れないよ!? 数え年なら大晦日の今日18歳でも、明日元日には19歳になってしまう! もしこの推測が正しければ、梅の予測はあてにならない。いつ何時事件が起こるか、予断を許さないってことになってしまいます。
今回は藤野の件のほかにも、いろいろわかったことがありました。藤野を慕う女の子。女将さんの姪っ子、イネさんというんですが、つまりすなわち梅の曾祖母!?
いやもう大正12年の女将さんが曾祖母なのかなって思ってたのが思いっきり間違っていて、あれまあ! ほんと! まだまだ自分の予想外のこと、飛び出してきそうな予感がしてきましたよ。
『魔法使いロゼの佐渡ライフ』
ミニ茅の輪づくりを依頼された紗菜とロゼ。ところが材料の茅がなくなっていて大ピンチ! というところをロゼの魔法でなんとか解決したわけですが、この茅がなくなったの、月渚の仕業だったりするのかい!? とか思ったら違ったみたい。
心が汚れていたのは私だったようです。
さて、茅の輪祭りの功績にお礼の品が届きました。ひとつはだんご。もうひとつは佐渡金山の入場券! 金山に興味があったロゼにとってはこの上ない贈り物ですよ。実際テンションめちゃ上がりしていて、紗菜と美乃梨の3人で佐渡金山見学コースをエンジョイ。美乃梨はちょっと人形なんかが怖かったみたいですが、ロゼにいたっては感情移入のあまり泣いてしまうときましたよ。
今回は佐渡金山の見学コースと、そして金山の割れ目、道遊の割戸を望む景観がメインといったエピソード。物語としてはあんまりなんも進んでいないんですが、佐渡を知る、佐渡をアピールするという点では抜群の流れですよね。
そしてラストには、次のミッション、涼香から仕事の依頼が。はたしてそれはどんな仕事なのか。なにかしら物語を動かしうる、そんなきっかけであるかも知れませんね。
『追風のジン』
サイガ村で医者として働いている氷室イオリ。しかし研究のため血を集めていたり、また風魔結晶を探しているなど、その行動はどうにもうさんくさく、また倒れたココロを介抱したまではいいものの、ココロがグレンの娘であることを知っているときました。
これ、ピンチでは? 過去一ピンチでは?
そう思ったのだけど、なんとまあ、イオリの口から語られた自身の身の上。本当の名は影成フブキ。ココロの父グレン、ジンの母フウカとともに天叢雲を結成したひとりなのだそう。
そんなイオリいやさフブキの語る悲しい過去。それはまだ長い話の冒頭にすぎず、ではここから語られるものとはいかに。
天叢雲結成に至るいろいろ、またグレンやフウカの過去にも関わるキーパーソンが現れて、さらにはグレン存命が明言されるなど、ジンたちの今後を左右すること間違いない重大な局面。さて問題は本当にこの男を信じていいものなのかどうなのか。ここにきて、実はその裏に隠された目的が! みたいになったりもするかも知れないなんて思ったりして、いやはやなかなか安心はできない状況が続きます。
- 『まんがタイムきららフォワード』第17巻第4号(2023年4月号)
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