2023年2月2日木曜日

『まんがホーム』2023年3月号

 『まんがホーム』2023年3月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』、らいかがメキシカンロック、マラカス両手に愉快に踊っております。『先輩に推されて仕事になりません!』は瀬谷と花村ふたり一緒に、これはサンバかな? 今回のテーマは世界の踊りと衣装みたいですよ。『魔界の愛されCEOは元勇者』魔王とソヴァンは、ふたり手をとってダンス? ソヴァンがめっちゃ生き生きしてますね。『孔明のヨメ。』孔明、月英夫妻は、中国伝統の衣装? 京劇かなにかなのでしょうか。実に鮮やか、素敵です。

『孔明のヨメ。』

孔明の兄、諸葛瑾が孫権の使者としてやってきました。そこで聞かされる弟孔明の「十万本の矢」作戦の顛末。これ一発で心労がピークに達したようですね! 周瑜と魯粛の無言の背中が、またおかしみを強めていました。

諸葛瑾の用は、孫権の出陣について知らせるためだったんですね。合肥に打って出る。しかし目的は戦にあらず、曹操にプレッシャーをかけ、赤壁の兵力を削ぐための陽動だという。この策について聞かされた周瑜が感じた違和感。さすがですよね。孫権ではない誰かが考えた。しかしそれが誰かというの、いやまあ、孔明ですよね……。ええ、確かに孔明でした。

今回は派手な動きのないエピソード、これからの見せ場を前に状況を作っていく、そんな段取りの場面であったのですが、各人の意図が見えるところが面白く、そしてそこに裏で糸を引いている孔明の存在がやっぱり大きいというの、静かだけど動きやうねりがないわけでないというのが魅力となる回でした。そして最後に現れた龐統。彼の出番とはいったいなんなのか!

曹操軍攻略のための動き、あちらからこちらから一癖二癖ある人物が現れて、それがいずれひとつの方向性に向かっていく。その提示されることごとにわくわくさせられっぱなしです。

『天国のススメ!』

学校に現れる黒い影の手。あまりの怖さに太一さえビビりたおす! 未知の怪異。しかしこうして話題になるほどあちこちで目撃されて怖れられているの、なんとかせねばならんとちゃんと動くのが太一のいいところですね。で、頼るのがシャドーピープル影野くん。って、怪異じゃん! 怪異のことは怪異に聞けってことですか? というか、普通に怪異と交流してる太一がやっぱり規格外としか思えんのですよ。

新たな怪異への接触。たいていこういうのって、うかつに接触しようとしたものが祟られたり酷い目にあったりするわけですが、太一がいるから安心してられるっていうの、ちょっと特殊ですよね。で、呼び出す方法が皆で楽しくババ抜きなの!? で、それでまんまと釣られる影の人、からの太一、影の人を心底ビビらせる!

太一が驚かす側なのか、怪異の方が悲鳴あげるのか。意外な展開についつい笑ってしまいました。

その影の人、女の子だったんですね。知らぬこととはいえ、女の子に抱きついてしまった太一。ふー、十子がいなくてよかったぜ。からの、怒られると思ったその子が思わず得られた優しい言葉と思いやり。怪異出没という困りごとへの対処と思わせて、怪異の抱えていた困りごとが解決されたところも面白く、そして微笑ましくも嬉しくもある、そんなあたたかなエピソードでした。

『スナックあけみでしかられて』

今回は節分なのか。この漫画らしいなあ、と思ったら、バレンタインにシフトしましたよ! どきっ! 男たちのバレンタインフェア体験記! 一度いってみたいという相談を受けて、いつになくガチな対応してみせるあけみさんがおかしい。

どんだけなのか、バレンタインフェアとはどれほどに過酷なのか。基本単独行動で、手分け購入もあり。出会うチョコは一期一会、今年の限定品を逃がしたら二度と入手はかなわないかも知れない。

なんかちょっとコミックマーケットみたいだなって思いましたよ。あのフェアに出展するお店の配置図なんかからも、なんかそんな感じさせられました。

そして男3人でのバレンタインフェア。選んだチョコで試食大会しようなんてことになって、実に楽しそう! からの、多種多様のチョコのラインナップに魅せられて大量に買い込んでしまうっていうのが本当におかしくって、こういうところも即売会みたいだ! ええ、目移りして魅了されてテンションあがって歯止めが利かなくなるんだね!

そんな男子メインのバレンタイン情景。本当に楽しそうで面白かった。こういうの見ちゃうと、自分でも経験したくなってしまいますね。

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