2023年2月7日火曜日

『まんがタイム』2023年3月号

 『まんがタイム』2023年3月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』。バレンタインデー表紙ですね。大きなバレンタインチョコレートをメッセージカードとともに差し出すチエちゃんメインに、様々なバレンタイン情景が描かれていますよ。『冷めないふたりのひとりご飯』武蔵が手にしているチョコレートは、妻レイカが用意してくれたものでしょう。『花丸町の花むすび』彗が持ってるのは、これからオーブンで焼くチョコ菓子のようですよ。『百合のあいだは悩ましい』は、黒崎、白野のふたりがひとつのチョコをシェア!? と思ったら、チョコに藍田が描かれてますね。ここでも百合に挟まれている藍田です。

今月は新規ゲスト? が2本です。

『スーパー恋愛タイム~現場でドSな彼女は自宅でデレる~』

スーパー恋愛タイムとはいかなる恋愛であるのか? と思ったら、なるほど役者カップルがともに出演することとなった特撮ヒーローもの。スーパーヒーロータイムからの名づけであるわけですね。

男性アツシはまだまだ新人、この主演をきっかけに羽ばたきたいと願っている彼女一途の真面目もの。女性リナはというと、雑誌の表紙を飾るなど結構知名度もある先輩女優。

リナへの愛と想像力が後押しした気迫が買われて主演に抜擢されたアツシと、出演者がNGとなったため急遽、敵の女幹部役がまわってきたリナ。まさかの共演が叶ったのはいいけれど、この手の子供向けヒーロー番組では、出演者間の恋愛は禁止という噂が!

かくして、ふたり、同棲までしている関係ながら、その恋愛を隠し通さなければならない一年がはじまってしまった!? とはいえ、自宅ではこんなにも仲のいいふたり。うっかり表で、その仲のよさが露呈してしまったり!? なんてハプニングなどあるのかも知れませんね。いや、そこは演技力でカバーされるのでしょうか。

『幼なじみが会社の同僚になりました。』

銀行で働く原田祐。今年入ってきた新人が幼なじみの女の子、いや今やもうすっかり大人になった根井彩衣。彼女に対しできる男であるところを見せたいと張り切っている原田なのですが、はたしてそううまくいくものでしょうか。

根井は、新人ながらも仕事にそつがなく、優秀と評判。さらに原田に対しては、より一層にしっかりした振る舞い見せて、というのも子供の頃からしっかり者、4つ年上の原田のこと世話して面倒見て、祐は弟みたいな存在だっていってきた。それで根井のことをお姉ちゃんと呼んでた原田もなかなかなものだな!

でも、今となっては恥ずかしい過去となってしまって、なんとかして立派に成長した自分を認めさせたいという動機になっているんですね。

いろいろ雑と根井に叱られている原田ですけど、まだまだ新人の根井が仕事を教わり、またいろいろな人に接することで、原田の頑張り、出してきた結果を知ることになるんですね。それで原田を見直すことになった? いや、確かに見直したんだけど、それでも抜けないお姉ちゃん目線! 加えて、ライバル的な感情もわいてきてる!?

この関係、なかなかに前途多難、というか、より一層に根井の成長への期待が高まる導入でした。

『秘密のお姉さん養成ノート』

お疲れ気味の蛍。くたくたの帰り道、目にしたのはテキパキ働く疲れ知らずのお姉さん。スポーツ用品店の店員さんですね。聞けば、下半身に筋肉つけるといいとアドバイスくれて、しっかりヒップアップしたそのスタイルのよさにひと目で落ちる蛍ですよ!

チョロい! チョロすぎる!

で、すぐ感化されて真似しようというんですが、いやトレーニングやるのはいいことだよ。用品店のお姉さんも無理な売り込みはせず、下半身トレーニングなら道具はいらない、筋トレメニューも無料の冊子に動画配信と、ほんとに儲ける気がないのかな!? でも、こうしてお客さんとの信頼関係築いていくのは大切ですよね。損して得とるってやつなんだと思います。

蛍が振り撒く下半身トレーニングへの誘い。主任も反省? むっちり元気な紀ノ川さんにも聞き取って、一緒にウォーキングすることに? などなど、一緒にエクササイズする仲間が増えるのもまたいいことだと思いましたよ。

でもね、蛍、無理しちゃいけないよ。親子筋トレ、たかいたかいスクワットをすずらんちゃんで試してみる。っていうんですが、自重だけでも結構膝痛めるのに、いきなり子供抱いてスクワットなんかしたら一発だよ!? でもって一駅歩くチャレンジがまさかの早朝ダッシュに。

いや、ほんと、無理しちゃいけないよ。運動はできることからはじめて、だんだんその範囲を広げていくんだ!

『この契約は恋まで届きますか?』

これまで考えたこともなかったのですが、この漫画、山形舞台だったんだ! 会社主催の芋煮会! ということは東北か! からの、終盤野田がデザインしたいもーにくん。そこに書かれたしょうゆ味という設定は、つまりここが山形であることを示唆している!?

いや、別にどこが舞台でもかまわないのですが、なんかよりこの世界が具体的になった感じがして、ちょっと色めきたってしまいました。

さて、芋煮の準備に駆り出された野田。最初は文句いってたんですが、八千代も一緒と知ると俄然やる気が出てくる。秘密の関係がバレてはいけないと、普段は距離を置いてるふたりが、今回ばかりはいつも以上に接近して、といいたいけれど野田がまったくのギクシャクだーっ!

でもこのふたり、一緒に芋煮の準備をする中で、思わぬ接近イベント発生させたり、いや、それで特になにか進展した風でもなかったのですが、と思ったら、してるよ!? してるね!? クールに振る舞ってる八千代だけど、実は結構意識なさってたー!

この契約は恋まで届いてしまうかも知れない!

社内で人気の八千代。可愛いと、料理が上手と話題になるごとに警戒心強める野田がおかしくて、一方八千代はというと、もくもくと芋煮を食べている! あの無心の八千代、素晴しいよな。よっぽど芋が好きなんだ。

そんな八千代の周辺の人間関係も描かれて、と思ったら、美浜が野田の視線を自分に向けたものと勘違いしちゃったりと、いろいろ混線しそうですよ。

これまでは秘密だったふたりの関係。いわばふたりだけの閉じた関係が描かれてきたわけですが、秘密は秘密として隠したまま、社内の人間関係の広がりなど、さらなる面白さが期待されるエピソードだったと思います。八千代に言い寄りそうなものあり、野田に好意持つものありと、なかなかに複雑にもなりそうでもありますが、そんな中、秘密とともにふたりの関係が育まれるの、面白くなりそうだと思います。

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