『まんがタイム』2023年3月号、昨日の続きです。
『お天気おねえさんの晴れ舞台』
今回は浅井真由メイン回! 真由好きなので嬉しい! 内容はというと、大学生タレント森涼くんへの告白イベント! バレンタインデー、季節のイベントでありますね。
甘いものが苦手という涼に、食べてもらえるチョコを作ろう! いつにも増して前向きな琴音が眩しい! はいいんですが、真由さん、甘くないチョコ、普通にあるじゃないですか! ビターとか普通にあるじゃないですか!
留莉のアドバイスを受けて琴音と作る豆腐ベースのチョコレート。面白そうなのがあるんですね。お菓子作っている真由ですが、この人、調理関係の資格も当たり前に持ってそう。きっとばっちりおいしく作り上げてくれそうです。
でも残念なことに、出待ちの女の子たちを抑えようと奮闘してたら、せっかくのチョコレートが潰れちゃって、ああ、バレンタイン失敗か!? と思ったところが大逆転するところ、ほんとよかったなあと思います。
今回は泣いたり迷ったり不安になったり必死になったり、いろんな表情見せてくれた真由でしたが、最後の笑顔、素晴しかった。ええ、告白の瞬間こそは描かれなかったけれど、続くこの笑顔ですべてがわかる。いい見せ方、これもまたよかったです。
『午前0時のおねだりごはん』
牛喰さん、これでもかと有頂天だ! 米沢の母にあうことになった。それはさぞやプレッシャー!? と思いきや、嬉しくて、楽しみで、しかたないんだ牛喰さん。その浮かれぶりは、漫画のジャンルが変わってしまった!? と思いかねないほど描写にまで影響与えて、けどこんだけ浮かれてたら仕事でいっぱいミス出しそう! と思いきや、調子にのると一緒に仕事の調子も上がるタイプなのか!
うん、牛喰の社内での評価のために、米沢さん、ずっと彼女の有頂天を維持してさしあげて!
母と牛喰をあわせるのに、若干の不安がある米沢。対して牛喰はやる気満々で、漬物が好きなら浅漬けを手作りして持っていこう。好みこそはわからないながらも、細やかに彩り含め工夫して、こうした頑張り、評価されたらいいなあ!
しかし今回ちょっと驚いたの、お母様に見初められて米沢と結婚! というの、牛喰の妄想だけかと思ったら、松阪から後押し得られそうな雰囲気なんですか!? 松阪と米沢の会話を聞くに、彼女らの社会では同性婚も普通なんだな!
素晴しい! 進んでる! ええ、こっちじゃ全然ありよ、牛喰の願望の実現すること、願ってしまいますよ。
『瀬戸際女優!白石さん』
爽太くん、ぐいぐいきますね! 白石の出演する濡れ場多めの作品の、練習相手に自ら名乗り出た爽太です。アイドルにこんな役させられないと渋る白石ですが、爽太、引き下がらないですね! というか、25時から収録、30時には終わるから忙しくないとか、時間の感覚、めちゃくちゃになってない!? ほんと、今をときめくアイドル。多忙で当たり前って感じですね。
役の雰囲気を理解するため、まずは原作小説を読ませる白石。ところが爽太、漢字が読めなくて、問われた白石はというと次々普通に読めちゃって、さすがというか、漢字に強いな! 族あがりだから画数多い漢字は得意なのかも知れません。
ちょっと強引な大学生役。そのキャラクターを受けて演じて見せた爽太の破壊力! 白石をちょっと動揺させるほどで、その俺様キャラから本音の真摯な爽太に戻るところなんかも圧巻。ああ、爽太、本当に白石にまいっちゃってるんですね。
しかし、白石、爽太の告白にどう答えるのか。気持ちは揺らぐ、真島の気持ちはわからない、といったところで唐突な真島からの連絡。短編映画を爽太主演で撮ろうという、その真島の思惑が彼、彼女らの関係にどういった影響を及ぼすのか。緊迫の展開、まだまだ続きそうですよ。
『良倉先生の承認欲求』
卒業式。この日を過ぎるともうあえないかも知れない。生徒の中には思い切って告白したりするのが出たりするんですが、見回りをしていた良倉、上枝が遭遇したのが、なんとまあ告白される星畑ですよ。
最初はそろりと立ち去るつもりだったけど、星畑となると話は別。古岩からの恋愛相談受けてる立場もあるからと良倉はいってますけど、どこまでが教師としての義務感なのだろう。とはいえ、星畑のことを心配してることは間違いなさそうですよね。
星畑に告白している男子、誰かと思ったら当の星畑さえも知らぬ相手だっていうんですか。SNSをきっかけに星畑のこと興味を持った。SNSがアタシの全部じゃない、それでわかったと思われても困る、星畑の言葉が地味に良倉に刺さってるのがおかしい。
最初はやんわり断わろうとしていた星畑の言葉が、食い下がる相手に対しだんだんシビアになっていくところ、この子のらしさがよく現れていたと思いました。優しく気遣いのできる子。それでいて、折り目のしっかりつけられる子。そういうものごとをいいかげんにしたくない星畑のよさが出てるんだけど、相手はそれでも折れず、ここらで良倉介入? と思ったら、古岩が助けに入ったーっ!
ここで良倉、上枝が大量のいいねポイントを発行するんですが、読者である私も同じ思いでしたよ。ワッと盛り上がるふたりに同じく、共感をともにテンションあがる名場面きましたよ!
今回の、さりげない? 古岩の救援、どこまで星畑に通じるかなと思ったけれど、星畑の気持ちの古畑に傾きはじめたその瞬間がここにこうして描かれて、ええ、古岩、よく頑張りました! また、恋を自覚しはじめる星畑の美しさ。素晴しいものありました。
- 『まんがタイム』第43巻第3号(2023年3月号)
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