2020年4月20日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年6月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年6月号、昨日の続きです。

『六条さんのアトリビュート』

あまりに幽霊っぽくない六条さんを幽霊っぽくしよう。ののの発案で皆でそれっぽい衣装を持ち寄ることになったのですが、それがあんまり幽霊っぽくないのね。むしろファッショナブル? いや、ゆづのは幽霊って感じじゃないけど、ぐっとオカルトに寄ってきましたね。って、それバンドグッズなの? どういうバンドなんだろう。ともあれいずれにしても、六条さんが着せ替え人形扱いされる今回。なんだかんだ、いろいろ突飛なの着せられてこんだけ似合ってるっていうのは、そんだけ六条さんが可愛いからだよな。魅力を再確認させる、そんな回でもあったと思うんですね。

しかし、その幽霊の装束云々から、日本の幽霊のスタイルについての解説がはじまったり、さらには幽霊の足についての講義! 日本の幽霊画の様式に関する説明は実に面白くて、こういう服飾、民俗、美術についてのいろいろは、まさしく面白くってためになる。ほんと、こういうところも魅力であると思います。

『のむラリアット!』

新入部員の身体能力を知るためにゲーム形式で体力測定します。それはいいんですが、海音が一年生3人から見事に信頼失ってるのがものすごい。うん、初対面から偉そばったり、ネガティブな印象を育ててきたものなあ。自業自得の側面があるとはいえ、ちょっと悲しい状況ではあります。

今回の面白かったところ、桃の身体能力、いろいろが残念だったりするのは予想どおりだったのですが、海音、この人が思ったほど伸びなかったりするところですよ! というか、翼とみるくがすごいのか? トップロープからの飛び降り、翼の着地がかっこいいんですよ。こういうところに翼の能力の高さ、余裕なんてのもうかがえるように思います。

いろんな種目をこなしていく中で、それぞれの持ち味が可視化されていったのもよかったです。翼、みるくは身体能力全般に優れ、海音は柔軟、そして桃は耐久力に秀でている。この結果をもとに部長が向いてるルールとか考えてくれてるんですが、そうか、桃はデスマッチに放り込まれるのか……。大変そう。

この漫画、キャラクターの描かれ方、手足の末端が大きめにしっかり描かれてるのが、動きを見せたり、ポーズに迫力感じさせたりするのに、すごく役立ってますよね。またマスコットっぽい愛らしさもあって、このチャーミングさ、とてもいいと思っています。

『ホレンテ島の魔法使い』

島の魔法について知るため、都橋書店に立ち読みにいきます。かるての発案なんですが、あむ、最初は買えばいいんじゃないなんていってたのが、専門書は高いと聞いて考えを変える。うん、まあ、専門書ってのはそうだよなあ。

専門書とか資料とか、図書館には置いてないのかな。あむ、結構常識的なこというんだけど、そうか、かるて、魔法について知りたいのもそうだけど、他にも目的があるのか。都橋書店の詠。絶対に立ち読みを許さないというこの子についても知りたい。なるほど、今回の作戦は魔法と詠、両方を知る一石二鳥作戦なわけですね。

しかし店にいってからがおかしかった。囮になるというかるて。まさか自分の受け持ちポイントがエロ本コーナー! いや、待って? 店内の配置とかリサーチしていなかったの? おかげで詠に凝視されてる中、黙々とエロ本を読むことになるっていうんですね。いったいこれ、どういう状況なのか。刻々と変化するかるてと詠の攻防、それがRPG形式で展開していくのが面白く、で、この作戦、残念まるで空振りじゃん! あむが魔術書を読み解けない! ほんと、これ、作戦の根本から間違っています。

エロ本に向き合うかるての鬼気迫る様子に怖れを抱く詠とかも面白かったですよね。でもって、あむが去り際に残した言葉! かっこいいんだけど! かっこいいんだけどさ! でもそれ、詠に誤解されて、エロ本に向き合う覚悟の表明みたいになってるじゃん! ほんと、翌日の学校でのやりとり。めちゃくちゃ面白かったです。ほんと、かるて、あむもか、どんな人だと思われてるんだろう。でもこれで詠との仲も深まったといっていいんでしょうか。この誤解、いつか解ける日がくるんでしょうか。

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