2016年4月19日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2016年6月号

『まんがタイムきららMAX』2016年6月号、発売されました。表紙は『こみっくがーるず』、かおすちゃんがどーんと大きくあしらわれて、ピンク色全開な表紙。すごいな。ピンクの髪、頬もピンクに染めて、制服もピンク基調に調色されている。背景こそは白だけど、雑誌ロゴもピンク基調、こみっくがーるず、タイトルもピンクを押し出し、そして散る桜の花びらがピンク! ああ、素敵な表紙ではありませんか。きららの文字やコミックス告知の黄色、目立たせるところにピンク以外を持ってきて、けれどそれが浮いていない、調和しつつ主張している。ええ、よくよく調整ゆきとどいた表紙であります。

いちごの入ったソーダ水』、とてもいいなあ。こひめ、毛玉取りがマイブームですよ。月のカーディガン、ちょっと毛玉ができてきた、というので、委員長おすすめの毛玉取り機でずっとジョリジョリしてるんですね。その様、なんだか可愛くて、しかしこひめの要望に応えるべく毛玉だらけの部屋着持ってきて屈辱にまみれる先生が、もうほんと、気の毒なのかなんなのか。これまでいろいろあったけど、ここまで追い詰められた顔した真夜ちゃんははじめてのような気がしますよ。そして、カーディガン、穴あいちゃいました。これね、やっちゃうんじゃないかなあみたいに思ってたんですよ。やっぱりやっちゃいましたか。やっちゃいがちですよね。でもそれで風紀委員長混乱からの財力パワーでリカバーへの流れ。すごいな風紀委員長。なんだろう、この学校、極端な人ばっかりだ!

『はんどすたんど!』は部室獲得でありますよ。というかその前に、冒頭の柱ですよ。「いきなりななみのサービスシーンから」とか書いてますけど、いや、いや、そらお腹出てますけど、え? サービス? え? え? このあいだの高体連出場、ちゃんと成果として認められたんですね。ゆかちーも入賞したし。っていうので部室が授与されます。あの、わけありだうらめしやだと、他の部員にダメージ与えていくセクシーななみがおかしくって、ほんと、嗚咽するシミとかはそうそうおらんでしょうよ。掃除して、きれいになった部室をですね、タイルカーペットでもってカスタマイズしていくななみの得意げなるさま! そしてひなたはクッション作ってきてて、ほんと、みんな、部室が楽しみだったんだろうなあ。ほんと、なんとか部室の状況改善に貢献したい。そうした様子微笑ましくて、今回は体操要素はなかったけれど、それでもばっちり面白かったです。というか、ポスター! えらいのできてしまってるな!

『すくりぞ!』、最高だ! 寝子は21時就寝なのか。健康的でいいなあ。いや、お前もさっさと寝たまえ、ってな話なんですけどね。わかっちゃいるんですけどね。お風呂入ってポッカポカ、今日もグッスリープ〜…、っていってる寝子が本当にしあわせそうで、なんて素敵な絵なんだろう。って思ってたら、ツバキヤマから電話ですよ。思いっきり無視しようとしてる寝子ですが、メールから電話に、さらにはイエデンにとシフトして、さすがに無視できなくなってしまった。そうしたら翌日あの様子ですよ。アパシーな目って! なるほど、無気力なのか。スーンッ、って! ほんと、おかしい。ものすごい威圧感で教室を支配する寝子。「シェイクスピアいわく、もう眠りはないぞ。マクベスは眠りを殺した……」。いかす、なんかかっこいい。というか、怖い。って、ほんと、寝不足だって後にいってますけど、本当はツバキヤマのこと怒ってて、この顔もどちらかというと頑張って作ってる。そんな寝子が最高でした。放課後に入って、にこにこ笑顔を取り戻した寝子ですけど、やっぱりこの子らは御機嫌にしてる方が可愛くていいですよね。そして睡眠を語る! ああ、私は睡眠への意識が低い。寝子を見習わないといけない……。反省させられたエピソードでした。

『はじめパラドックス』、ゲストです。新入生たち、これから学園生活の始まろうという日に、ダイナミックな登校してきた女の子。富士岡隊長を名乗るその子、名前ははじめ。担任はいとこの倉津心。このはじめが、まるっきり話を聞かないやつで、なぜいとこのお前がここにいる。担任をどこにやった。それでそこから大騒ぎですよ。うわー、すごく困った子だー! とまあ、そんなこと思っていたら、先生も先生で結構困った人であるようで、はじめを追い掛けるのはいいんだけどさ、ビームだワープだいってるはじめに乗っかって、設計図だ反乱軍だいって、デッキブラシにホウキ手にしてチャンバラしちゃうんですね。あー、これは担任もろとも叱られる、そんな展開かな? と思ったら、すげー、全然そんなことなかったぜ。はじめの前の席の常識人、工藤来夏、この子、ちゃんと迷惑はやめてっていうんだけど、そこは人の話聞かないはじめ。自分の部隊に来夏を引き込もうとして、でもしっかりやだと答える来夏。おお、ノーといえる日本人です。

『JKすぷらっしゅ』、ゲストです。転校生、汐女かなたの通うことになった学校、鮮水高校は、貯水池そばに立地していて、そのせいなんでしょうか、水に潜る行事が多いというんですね。なので、生徒は皆水着を着用していて、瑠璃町澪花は制服の下、ビキニにパレオ。麦佐原ケイは制服の下にスクール水着。他の生徒も水着着ていて、そんな学校とは知らずにきてしまったかなた。泳げないのに、どうしよう。極端な設定、舞台を用意して、泳げないけど潜水はできる、それで他の子の水着を観察してる、極端な澪花みたいな子を配置して、そこにカナヅチの主人公。ああ、この子、はじめての飛び込みテスト、無事に乗り越えられるのでしょうか。乞うご期待でありますよね。

  • 『まんがタイムきららMAX』第13巻第6号(2016年6月号)

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