2016年4月13日水曜日

『まんがタイムジャンボ』2016年5月号

『まんがタイムジャンボ』2016年5月号、昨日の続きです。

『江戸の蔦屋さん』、面白いなあ。今回は吉原の話です。なるほど、耕書堂はかつて吉原近くにあった。その理由も推測させられるところありまして、通うのは仕事、当時のガイドですね、吉原細見作るためにいろいろ調べる。それには近所に居を構えるのがいいに決まってる。なるほど、理屈です。でもって今回おはぐろとか描かれて、へー、吉原の堀って御歯黒が捨てられるせいで、水が黒いんだ。へー、面白い。今回は花魁花扇のこと。なるほど、身請けでありますか。それを寂しがる禿のために歌麿が絵を描いてあげたりね、その禿が花扇の名前を継ぐとかね。なるほど、当時の雰囲気、感じられるように思いましたよ。

『きつねとパンケーキ』、母の日のお話です。紺乃が、ママにあげるといってカーネーションを買いました。しかし、ママって誰!? それで動揺する和巳。恵那がやってきてひっかきまわしてくれたこともあって、なんだけど、まさか和巳、ママに変身するとはまったくの予想外でした。ああ、ママ和巳、美しいなあ。いけるいける。というか、防犯ブザー鳴らしちゃうくだり、素晴しいなあ。紺乃の意図、なるほど! しかし、ここに恵那からの揺さぶりがあって、ああ、紺乃の本当のママ。きっと会いたいだろうのに、その気持ちをぐっと抑えて、ああ、この子はちゃんとわかってるんだなあ。そしてそんな紺乃に対し和巳が提示した解決策。ああ、これもとてもよかった。この人、ほんと、素敵だと思います。

『大漁ガールズ』、帰り道、家まで送ってあげるよ、そういって釣り場に連れていっちゃうハルキさん! あぶねえ! それ、今どきだと事件になるよ! 管理釣り場、って、釣り堀みたいなものかな。ちゃんと解説もありますよ。ほら、『よつばと!』に出てきたみたいな、あれだ。ちゃんと釣るための魚を放流してくれる、そんな釣り場ですね。なので、今回はハルキもちゃんと釣れます。なるほど、スプーン、疑似餌ですね。栄子もいわれるままに釣竿手にして、それでどんどん釣っちゃう。量で勝ち、サイズで勝ち! 今回は、釣りに興味を持ってなかった栄子が、大物をヒットさせて、けどバラしちゃって、というその瞬間、その情景にちょと心動かされた、そんな展開ありまして、ああ、栄子の釣りに対する一歩、これがそれかも知れませんね。

  • 『まんがタイムジャンボ』第22巻第5号(2016年5月号)

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