『まんがホーム』2016年5月号、昨日の続きです。
『ようこそ!オーロラ百貨店』、えにちゃんが風邪です。この人、風邪をひいたことがなかったのか。ゆえに加減わからず、そのまま出社してきてしまった。才子に説得されて帰宅することになるんですが、このあたりはちゃんとしてるなあ、いい会社だよ。しかも水菜に付き添えと、看病しろという。えにちゃん、風邪で心が弱ってるからと、ああ、才子さん、したたかだなあ。さて、水菜による看病。手を握っててくれ。いいですね! でもトイレはしびんにって、すぐしびんが出るのもすごいな。ともあれ、水菜よく頼られて、お母さんがわりっぽいですけど、ええ、いい仕事でした。えにちゃんを心配してやってきた父もね、娘の看病して、ええ、えにちゃん、皆から愛されています。
『うちの秘書さま』はお花見にいきますよ。仕事があるからと、参加をしぶる七瀬を桜もちで釣るメイドの有能さ。さらには、調理から七瀬を遠ざけるなど、変わらぬ見事な働きです。今回も皆の個性、よく出てました。厳しい七瀬。子供っぽい坊ちゃんに、そして働きもののメイド連。御付きのメイドがびしっと並んでる、その様子に周囲がざわめいたりね、それで一緒に食べようとはじめにいわれて、感動。お酒まで飲んで、まさか椅子になるだなんて! このくだり最高でした。しかし、七瀬もメイド連もお酒に弱いんですね。これ、坊ちゃんひとりでちゃんと収集ついたんでしょうか。
『マチ姉さんの妄想アワー』、今回もおかしかった。発想がすごいですよね。まずは桃太郎に花咲爺なんですが、久々のフルーツに盛り上がるふたりや、やたら実験精神に溢れた爺に殿。いいなあ、面白いわ。続く情報商材にツルのいろいろ、これもかなり面白く、しかし今回は秀吉だったかなあ。草履を温めておりました。これのまさかの夏バージョンを描いてみせるとか! ほんと、すごくシンプル。けれどそれがすごくインパクトもって迫ってくるというのね、よっぽどネタの精査がなされているからってことだと思うんですね。ええ、ほんと、今回も見事でした。
『歌詠みもみじ』、これもいい。課外活動で保育園にいった三人。思ったよりきつい仕事に娘たち、つかれちゃって、けどそれはそれで楽しそう。この漫画、きっちりしっかり川柳を落ちにもってくる、その凝り方も実にいいんですが、他にもいろいろ取材というか、考察、練りあげたと感じさせるところ多くて、ままごとは時代の映す鏡かな、そして、園児たちいないこの間に事務仕事、このあたりですかね、うまいと思った、なるほどでしたよ。って、もみじ! ままごとでは赤ん坊役か! 子供を威圧するまりな、素敵でした。そして子供に翻弄されるもしっかり好かれてるもみじね。でもって先生のあれ! ほんと、おかしく、楽しく、ほほえましくて、わくわくさせられる。そんな好エピソードでした。
- 『まんがホーム』第30巻第5号(2016年5月号)
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