『まんがタイムきらら』2026年1月号、昨日の続きです。
『ほうかごバスケット』
トレーニングの成果というのはなかなかすぐには感じられないものですが、長く続けているときっとはっきり見えてくる日がくるものなのです。というお話。以前なら簡単に押し負けていたろうけいが、つばさに押されても持ち堪えたんです。こうして日々のがんばりがかたちになると、よりやる気にもなろうというもの。
対し簡単に押し負けてしまう顧問の若草先生。プランクも余裕? いや、これズルしてないか? チェックしてみたつばさが宇宙を見たり、さらにはあかりがはなに宇宙を見たりと、ほんと、なにをなさっているのか。
体形体質、その他もろもろの理由によって、トレーニングにも向き不向きがある。その人にあったトレーニング方法を見つけていく必要もあるんですよといったお話。腹筋にはいろんなやりかたあるけれど、腕立て伏せだとどうなんでしょう。でもきっとつばさがいいのを見つけてきてくれるはず。
と、そんなトレーニングの様子見る他の部の視線よ。先生をシゴいてるとか、ちょっと普通じゃないみたいに見られてしまっていますよ?
『しあわせ鳥見んぐ』
ついにイヌワシをその目で捉えた岬。その姿を写真に写そうと、ずっと追っていた。努力が報われたのか。そう思ったら、ああ、岬はここであえてイヌワシを撮らなかったんだ。
祖父の後を追うのではなく、自分のありのままでいこうと思えた。あるがままにありのままで向きあえる、そんな自分を見つけようとしている岬は、確かに不器用ではあるのかもしれないけれど、それだけ自分自身に素直であろうとしている。真摯に写真に、自然に対峙しようとしているのだと思えたのですね。
自分の心が動いた。そのときをこそ写真にして残したい。そうした岬の活動。進んだ先に見える景色やいかなるものか。自然体の岬が見つめるもの。その表情にこそ、心のわきたつ様が表されて、それだけにこの先を楽しみにさせてくれるんですね。
『なーんもうまくいかん!』
菜子がうまくいかんのは、うまくいかんだけの理由がある! とはいえ、それを指摘するのは酷というもの。誰しもうまくいかんことがある。うまくいかんでも、なんでもない表情の下にやりきれなさを隠している。菜子はそういうのがうまくないだけ。どうにもいろいろにじみ出てしまう、そんな素直さがある子だと思うんですね。
寝坊しましたか? 朝食抜きでの登校。一度はポジティブになれそうだったのに、髪ボサボサといわれてくじけてしまう。で、普通に髪を整えるだけでいいのにびしょびしょに濡らしたの!? いろいろ気にしすぎて、やりすぎて、それでまたしくじるのがあなたなのよ!
菜子のこういうところ、大人になるとともにちょっとずつうまいことやりすごせるようになりますかね。難しいですかね。でも、この子はこのまんまで大人になって、くじけたり打ちのめされたりもしながら、なんやかんやそれなりに暮らしていけそうな気もするんです。きっとたいていの大人がそんな感じで暮らしてますよ。だから菜子もあんまり落ち込むことないですよ。
ところで、今回、気になるセリフがありました。
単行本はどうせモノクロ!
なんですって!? 時代は大電子時代! 冊子の単行本では難しくとも、電子ならコストを抑えつつカラーページをそのまま収録できたりするんじゃありませんか!? もうはじめている出版社もありますよ? ええ、単行本でもカラー収録して、きっとモノクロになると思ってる菜子を怖がらせましょう!
- 『まんがタイムきらら』第24巻第1号(2026年1月号)
『まんがタイムきらら』2026年1月号、
『まんがタイム』2026年1月号、
『まんがホーム』2026年1月号、
『まんがタイムきららキャラット』2026年1月号、
『まんがタイムオリジナル』2026年1月号、
『まんがタイムきららMAX』2026年1月号、
『まんがタイムきららフォワード』2026年1月号、
『まんがタイムきらら』2025年12月号、
『まんがタイム』2025年12月号、
『まんがホーム』2025年12月号、
『まんがタイムきららキャラット』2025年12月号、
『まんがタイムオリジナル』2025年12月号、
『まんがタイムきららフォワード』2025年12月号、
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