一昨日の続きです。
『まんがタイムきらら』2025年4月号、『ばくちぬぎ!』
久しぶりに、といっていいのでしょうか、脱衣ギャンブルに興じるミクルたちです。というか、ミクルと幻は巻き込まれただけともいえる。紅音の系列ブランド下着を幸運にも手にいれられた。さすがミクルの強運! といいたいけれど、そこで牧野と出会ってしまったのが運の尽き。限定品をよこせと、金目当ての富井とともに、幻に下着を渡せと迫ってくるのです。
こんな不当な要求、突っぱねちゃったらよかったんですけどね。ところが富井の含みのある、ふたりの秘密を知っているという言葉に揺らいでしまって、まったく利益のない提案を受けることになってしまった。そこからの不幸ですよ。
なにがあかんって、牧野のテリトリーで勝負するってのがあかん。これでもかと散らかった部屋に通されて、ここでサイコロしりとりなる勝負をしようという。ポイっと振ったサイコロの目でしりとりできなかったら負けというルールなんだけど、振るたびに行方不明になるのがいかん。でもって、探しに探しまくってようやく見つけたその目で勝負が決まるの、まさかこの部屋にいくつもサイコロが埋まってるとか、まったくもってイカサマじゃん!
運がよけれどイカサマには勝てぬ。結果として幻はせっかく買えた下着を牧野に奪われ壊されて、もう踏んだり蹴ったり。まったくのいいとこなしでありました。
でもね、最初からどんぶりに振るとかさ、こぼしたら負けとかさ、そういうので公平性を担保しないと。ええ、今回は完全に七星姉妹の作戦負けでした。
『ほうかごバスケット』
定期試験が終わり、部活も再開。このタイミングで生徒会長の任期も終わって、晴れて自由の身。生徒会長いやさ榛原はながバスケ部に合流してくることになったのでした。
生徒会長改めはなちゃん。すらりとした長身美人! で、バスケがやたらうまい。経験者かと思ったら、なんとまあ、授業でやる程度ですか。つばさの説明を聞いて、それでいろいろできるようになったという。さらにはアレンジまで加えて、レイアップどころかレイバックまで習得。一種の天才といっていい、そんな逸材だったのですね。
そしてもうひとり合流です。それは先生、若草つつじ。生徒たちにまざってバスケをすることになるのですが、経験者のはずの先生がまるでついてこれない! けいにまで自分より下と評価されて、ああ、上下に振り幅の大きいふたりが参加してきたわけですなあ。
と、こうしてメンバーに顧問も揃って、これから彼女たちのすることは? それはインターハイ予選! 全国高等学校総合体育大会、高校生たちのスポーツの祭典。熾烈な戦いが繰り広げられるこの大会は、つばさたちがその力を示す機会となるのでしょうか。
『魔女まじょS-WITCH』
月町一族よりも優秀であることを証明したい。その一心で、こよるに魔法勝負を持ち掛ける謎の少女、霧園ルチェッタ玲。こよるはね、まったく乗り気じゃないんです。勝負ごとに魔法を使いたくない。それがこよるの気持ち。この子にとって魔法とは、あくまでも誰かのために振るうもの。優劣を競いあうための手段ではないというのでしょうね。
勝負を避けるこよるに、月町一族はその程度なのか、あるいはこよるだけがおちこぼれなのかと煽る玲。ここでまなが我慢ならなくなったのですね。大きな声でこらーと一喝。こよるのことをかばって、代わりに怒ってくれたんですね。
その日の夜、一本杉公園に集まったまなとこよる。玲のことを話しあって、そして本格的な魔法の練習。全然うまくいかないんですけどね。それでもちょっとずつでも進んでいこうとがんばる姿がとてもいい。まだまだ不肖の弟子ですが、いずれは魔法を使いこなせるようになるときがくるかな? そのときまで、こよるとまな、ふたりの和気あいあいと楽しい魔法レッスンが続く。それもまた一興と思わされた夜のひとときでした。
- 『まんがタイムきらら』第23巻第4号(2025年4月号)
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