2025年3月9日日曜日

『まんがタイム』2025年4月号

 『まんがタイム』2025年4月号、一昨日の続きです。

『ローカル女子の遠吠え』

今回はご当地給食の話題です。水馬が聞くんです。りん子の学校ではサイダーかんは出たのかと。しかしそれがなにかわからないりん子。おなじ県内といえど、まるで文化が違っているという話。ここでもこうして語られるのですね。

サイダーかんというのは、サイダーを寒天で固めたもの。富士市のみの給食で、となりの富士宮では出てこない。市単位でもう違ってくるというのです。

これ、横に長い静岡での話ですが、縦に長く山が隔てる京都なんかでもそうなんでしょうね。京都の中部北部となればもうわからない。もしかしたら、南部でもさらに細かくわかれて違いがあるかも。調べてみれば今回のりん子や水馬のように、知らないメニューやなんかもどかどか出てきそうに思います。

さて、りん子たちの話す給食のメニュー。実はほとんどわかりません。ソフトめんがわからない。牛乳に溶かすやつ、ミルメークですよね? これもわからない。黒はんぺんフライは当然出なかった。冷凍みかんは出ましたね。これは人気でしたよ。こうして、給食のメニュー聞かされると、試しに食べてみたい! そう思うのもしかたないことでしょう。ええ、サイダーかんですよ。これ、食べてみたいですよね。

そして学校のルール、これも違うっていうの。ヤカンのHRとかってわからんですね! ゼッケンの書きかたもまるで違ってる。おもしろいなあ、とは思うけど、たとえば京都にはランリックというものがあります。これ、他府県の人はわからないだろうなあ! みたいな感じで、同県でさえ違いがあるのですから、県やエリアをまたぐと、ほんとにまるでわからない文物、文化、いくらでもありそうですね。

『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』

ひかりが連れてきた入部希望者。素直を見て入部をとりやめようとした理由は、男性が苦手だったからというものでした。花染輝夜。インテリアデザイン科の1年生。暇そうな部活ならどこでもよかったという彼女だけど、ひかりがいうには天文部を選ぶ動機はあったようなんですね。

けれど素直がいるなら入らない。かたくなに素直を避ける輝夜なのですが、男性が苦手という理由が明らかになったら、そのへんのもろもろ話してくれた。男子がというよりも、人と関わるとロクなことない。なにか人間関係に問題を抱えたことがあるのでしょうか。実際、美術部という選択肢はない模様。相当深いなにかがありそう。ですが、苦手だなんだで好きなことできないのはもったいない。ひかりの説得で、素直との接触は極力避けるという条件で入部することに決めたのですね。

かくして部員は3人に。これでめでたしめでたし、かと思ったら部にするには4人必要と判明。ああ、あとひとり探さねばなりません! と、ここで輝夜がやけにやる気見せて、自分にとっての安息の地、一旦ここと決めれば意地でも守る。そんな子というのが見えてきましたね。

『スーパー恋愛タイム~現場でドSな彼女は自宅でデレる~』

マナが倒れてしまった。寝不足と過労というのですが、その根底には失恋がある。アツシとリナが交際しているというニュースを知り、それがダメージとなってしまったのだろう。

黙っていたことに責任を感じるリナです。そしてまりんも重荷を背負っていて、リナとアツシの交際に気づきながら、マナの恋心を焚きつけた。自分のしてきたことをリナに涙ながらに告白する。そのときの姿は、あの狡知に長けたまりんとは違う、素直で思いやりの心を持ったまりんの優しいそれでした。

さて、マナですよ。自室でひとり撮影に穴をあけた責任を感じている。テレビにはエヴォリューザーの放送最新話。アツシの姿に未練を感じていたマナに、アツシ演じるタダシの言葉が届く。

傷ついてもケリつけたほうがすっきりすると思うぜ。

この言葉を受けてのマナの行動。失恋は失恋として、自分の過去の一ページにすることができたのですね。

かくして撮影はいよいよ大詰めに。残すは最終話。次回、この漫画も最終回! すべての撮影を終えた彼ら彼女らが見る景色とはいかなるものなのか。いやはやまさしく見どころであります。

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