2025年3月21日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年5月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年5月号、昨日の続きです。

『プロジェクト・ユリフォーミング!』

イオリとルナの仲を取り持つためなら、なんだってやる所存のリリーです。今回は、古くから子はかすがいと人のいう、その言葉にあやかって自ら赤子になってみせました。実際、変身の一言で小さな子供になれるというのですが、これ見た目だけじゃなく知能まで子供になるのか。でも、実際かわいい子。イオリが即座に心掴まれて、続いてルナも見事に鷲掴まれてしまって、めでたくリリーの目論見は実を結んだのでした。

でも実際、子供リリーを仲立ちとして、ふたりの仲は深まっていきますよ。でも、どちらもパパを自認しているの? いやあるいは、最初に呼ばれたのは自分でありたかったのかもですね。

このふたり、子育ての方針でぶつかったりもするけれど、リリーのためならふたり一緒に百合夫婦としての結びつきを確固たるものとして、ああリリーよ、よかったなあ、お主の犠牲でひとつのカップルが誕生したよ……、と思ったところが、リリーの変身時間が終わってしまい、なんとなく雰囲気に呑まれてしまっていたふたりも正気に。ああ、簡単にはいかないものなのですね。

とはいえ、この作戦の前よりも深まったものはあったはず。これがいずれのカップル成立、ふたりの素直になるきっかけとなってくれれば御の字ですね。

『魔法柴犬★はなまる』

はなまるが魔法アイテムを入手して、俄然必殺技トークに花が咲きますよ。とりわけプリシュガファンの愛莉がやる気を見せて、というかひとり暴走して皆を置いてきぼりにしています。ああ、この温度差よ。プリシュガ話ができる相手と思われた凪沙でしたが、妹と一緒に見てる程度。愛莉の求めるそれとは明らかに違っていたというのですね。

と、こうしたミスマッチはさて置いて、プリシュガの必殺技をはなまるに覚えさせようと試行錯誤です。はなまるは覚えがいいですね。普段の愛莉の行動を見て覚えてた。あとは実践するだけとなって、何度か試してみたらクリームフェッテが部屋中に溢れかえっちゃうという! しかもこれがペット向けのおやつ味! ああ、ニャンダーズにとっても好物なのか。これは使えないと、次なる技の開発に移ることとなりました。

凪沙が参加してくれたのは幸運でしたね。愛莉だって相当なものですが、細かなこだわりが技の実現の邪魔になる。対し凪沙はそうしたことがないでしょう? できることをできるようにやってみる。ニュートラルな視点から技の提案をしてくれて、かくしてできあがったのがリボンによる拘束技! からの爆発!? いやいや、待って、意外と凶悪だな。見た目はリボンだけど、効果としてはチェーンマインだこれ! いやもう、ポメルンがすっかり酷い目にあってしまいました。

で、愛莉の部屋がボロボロに! これ、掃除だけですむのですか!? いやもう修繕が必要になったりしませんか。ええ、次から技の開発は外でやったほうがいいですね。

『追放令嬢は技能実習生になりました。~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~』

魔力を込めた野菜が評判。もっと多くの魔力が込められた野菜、最強のラディッシュがほしいと蒼の要求はエスカレートするばかりです。

最初はアーシャも断わったんですけどね。でも、ミーラの助言、ブランド化というワードが効きすぎてしまって、アーシャが調子にのってしまった。

かくして過剰に魔力の注がれたラディッシュはおおいに育ち、その伸びた根がアーシャたちを拘束してしまうまでに! 宙吊りのアーシャがいうように、動物を拘束してそのまま養分として利用しようとする、一種の食虫植物に進化してしまったというのですか。

ラディッシュにむざむざやられるわけにはいかないと、脱出を試みるアーシャです。足に絡みつく根を風の魔術で切断しようとするも、腹筋が足りなくて根を射程に捉えられない! とはいうけど、宙吊りからの腹筋はそうそうできるもんじゃないよ。カンフー映画とかじゃないと見ないやつよ? でもアーシャは見事に抜け出してみせて、やるなあ、アーシャ様。なかなかに感心させられるがんばりでした。

そしてここからの攻防。もうちょっと待ってたらミーラが鎌を持ってきてくれて、楽に戦えたんですけどね。でも、アーシャの奮闘でラディッシュを成敗。見事収穫なったのでした。

こんなうねうね根が動いてたラディッシュが売物になるんですか? 本当に? 疑問には思うのだけど、蒼が自信満々にいうのですから大丈夫なのでしょう。ということでめでたしめでたし、と思いたいけど、最後に地面から顔をのぞかせた魔力ラディッシュの根! これはホラーでよく見る展開だ! ああ、カウンターアタック・オブ・ザ・キラー・ラディッシュ! 続編など期待できるのでしょうか。

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